遠山の地声

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セミファイナルアウェイ京都戦、そして今季の戦いを終えて

 セミファイナル京都戦、今季のレイクスの戦いは有明を前に幕を閉じました。長いシーズンを戦い終えた今の率直な気持ちはいかがですか。

――悔しいです。

 昨シーズンに有明進出を果たし、今シーズンは優勝を目指して走ってきました。

 いつも負けたくないと思って戦ってきましたが、『負けたくない』というニュアンスよりも、まずはただ『有明に帰りたい』という思いがありました。

 私は幸運にも、AC時代に有明優勝を経験させてもらっていますが、それは言葉にならない感動や達成感でした。その風景をどうにかチームやブースターの皆さんに見てもらいたいと思っていましたが、それができなかったことが悔しいです。

 しかし、全てがネガティブなシーズンだったかと言うとそうではありません。

 チームは本当によく戦いましたし、ブースターの皆さんも一緒に素晴らしいファイトをしてくれました。選手や小川・石坂・瀧川・上田チームスタッフの頑張りはブースターの皆さんは誇りに思ってもらいたいですし、そう思ってくれていると思います。

 チームはレイクス・ブースターを心から誇りに思っています。

 地域密着を掲げたプロスポーツにおいて、チームとブースターが一つになり、お互いが誇りに思い合うことほど素晴らしいことがあるでしょうか。

 我々と同じ感情を抱いているチームが他にいくつあるでしょうか。

 優勝は来シーズン、その次のシーズンと永遠に狙えます。

 プロスポーツにおいて優勝が最大の価値であることは言うまでもありません。

 しかし、今シーズン我々は有形の最大の価値である優勝は逃してしまいましたが、無形の最大の価値の一つを手に入れたと思います。

 また、レイクスチアのパフォーマンスは群を抜いてスペシャルでした。チアの皆さんと、そのレイクスチアを創り上げた川中ディレクター、
勝川アシスタントディレクターに心から感謝申し上げます。



 京都戦では初戦があと一歩でした。前半の12点ビハインドから追いつき、延長戦に持ち込み、2週連続のオーバータイムでいけるかと思わせる粘りでした。

――前半は浮き足立った内容でしたので、気持ちが落ち着けば追い上げることができると信じていました。

 しかし結果的に、このゲームがこのシリーズのモメンタムや優劣を付けてしまったと思います。

 4Qにもチャンスはありましたし、オーバータイムももっとスマートにプレーできた要素はありますが、そこで刺しきれなかったことが大きかったです。

 しかし、開始6分で加納を欠きプラン変更を余儀なくされたゲームの中で、小林とジェフの働きは見事でした。

 第2戦は初戦で胸を痛めた加納が欠場。なかなか京都の攻撃を抑えられませんでした。そんな中、最後までファイトし、4Qで驚異の追い上げを見せた選手たちのプレーには胸が熱くなりました。

――加納の存在の大きさを痛感したゲームでした。

 これまでどんな劣勢でも、加納の献身性とディフェンス、リバウンド、ハッスルでチームは持ちこたえることができましたが、『チームの心臓』を失った我々は京都の猛攻に耐えることができませんでした。

 加納は改めて凄い男だと思いました。

 しかし、4Q中盤に横江がジャンプショットを決めたプレーや、ジュリアンからのアシストでジェフがダンクにいったプレーなど、あの時間帯のいくつかのプレーは、あの劣勢の状況でそれでもなお素晴らしいチームプレーをする選手達に感動しました。

 今季を振り返りますと、レイクス史上最多の35勝を上げ、選手の入れ替わりもあった中で終盤に状態が上向いてきました。ただ、京都戦後の会見でHCが振り返ったように、京都、沖縄といった上位チームにはここぞで勝ちきれない、来季への課題もみえたシーズンだったかと思います。

――今シーズンのウエスタン・カンファレンスは上位6チームがほとんど力の差が無いように思っていましたし、終盤まで僅差の勝敗の争いがありましたが、終盤からはレイクスとそれらのチームとの勝敗が最も分かりやすい強さを示す基準のようなところがあったと思います。

 レイクスは京都と0勝4敗、沖縄と1勝3敗、島根と2勝2敗、浜松と2勝2敗、大阪と4勝0敗とレイクスとの勝敗が順位と強さに直結している印象です。

 どのチームも、当たったら凄まじい勢いのあるレイクスとの対戦は気持ちの良いものではなかったはずです。

 良い意味でも悪い意味でもレイクスは予測不可能な要素を持っていたチームだった思います。

 そのレイクスとのゲームを獲ることが重要であり、獲ったチームが順位も上がりますし本当に強いチームでした。

 では京都・沖縄と我々との最も大きな差は何だったか。

 それは、『徹底力』と『実行力』そして『執念』の3つだったと思います。

 スタイルは全く違えど、京都と沖縄は『チーム』のスタイルに『徹底』して『実行』する強さがあったと思います。この2チームは他チームよりもアンセルフィッシュネスの精神が浸透していました。

 私は京都戦のプランが間違っていたとは思っていません(当然もっと良い方法がなかったかを今も考えていますが)。

 それを『徹底』して『実行』させてやれなかったことにとても悔やんでいます。

 ゲームが終わってから今日までジュリアンやジェフと何時間も話してきましたが、彼らもプランをプッシュできなかったことを悔やんでいました。

 しかし、それは一朝一夕で身につくものではなく、シーズンを通じて『徹底』と『実行』しなければならなく、京都と沖縄には更に数年単位のもっと長い期間の積み重ねもあります。

 『良い意味でも悪い意味でもレイクスは予測不可能な要素を持っていたチーム』、これが我々の弱さの1つだったでしょう。

 また、昨シーズン最も強かった京都・沖縄の両チームが有明に進出していなかったことに、『執念の差』があったと理解しなければなりません。

 例えば、昨シーズン有明前に敗退してしまった沖縄の選手は、ゲームの2日後にはすでに練習を開始したと聞きました。

 そういうチームが、今年有明に残っているのです。

 セミファイナルでは敵地京都にも多くのブースターが足を運び、声を枯らして、最後まで共に戦ってくれました。シーズン終了にあたり、HCからのメッセージをお願いします。

――皆さんが正しく戦ってくれたことに感動しています。

 皆さんは『試合に負けて勝負に勝った』と胸を張って言える唯一の方々です。

 私はチームに「今日の我々は優勝に相応しいチームだったか」と問いますが、ブースターの皆さんはどうでしょうか。

 私の答えは「イエス」です。

 レイクスブースターの声援は優勝チームに相応しいです。私は皆さんが正しく戦ったことを日本中に自慢できます(自慢しています)。

 来シーズンから新リーグが始まりますが、今までほぼ対戦したことのないNBLのチームと対戦していくことになります。

 当時のJBL出身の私から見ると、レイクスブースターの声援と熱量の方が勝っています。

 私は早くレイクスブースターをBリーグに自慢したいです。

 我々の誇りであり自慢であるレイクスブースターを愛しています。今シーズン本当にありがとうございました。

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 昨季の歓喜の舞台で、今年は悔し涙を流したレイクス。しかし、その視線の先には、すでにBリーグがあります。
 未知の、新たな戦いへの挑戦。来季も、支えていただいている皆様と共に戦います。今季もレイクスへのご支援、ご声援、ありがとうございました。

Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2016年05月12日21:12



ファーストラウンドアウェイ浜松戦レビュー&セミファイナルアウェイ京都戦プレビュー

 いよいよ始まったプレイオフ、ファーストラウンドは敵地で昨季覇者の浜松との対戦でしたが、見事連勝で突破しました。2戦とも決して快勝とは言えない、薄氷の勝利でしたが、接戦をものにした勝負強さは一戦必勝のプレイオフでは自信につながるのではないでしょうか。

 昨シーズンのチャンピオンチームにチャレンジし、勝利できたことは少なからず自信に繋がったと思います。

 ただ、自信に繋がったのは選手だけではなく、ブースターの皆さんも同じなのではないでしょうか。

 我々はブースターと一体感を感じてゲームをしていましたし、間違いなくブースターの皆さんもチームとの一体感を感じていたはずです。1人1人の強い想いがチームとブースターが1つになる美しい現象を発生させ、チームに力を与えてくれました。

『薄氷の勝利』、その通りだと思います。チームの力は互角、その薄い氷を渡りきれたのはブースターの力です。この勝利の自信は、チームの自信というより、チームとブースターが1つになった”チーム力”の自信と言えるでしょう。

 また、ここではチームもブースターの皆さんも同じく感じたであろう浜松の素晴らしさについても触れなければなりません。

 オフェンス・ディフェンス共に洗練されたシステム、選手のハードワーク、チームの献身性、不死鳥の名に相応しいブースターの熱量、会場を包み込むフェア精神、きめ細かく丁寧な会場スタッフとボランティア、どれをとっても凄いと思いました。

 彼らは3回の優勝を誇るチャンピオンチームであり、そのカルチャーはフェニックスを取り巻く隅々にまで浸透しており、心からリスペクトに価するチームでした。その『有明の主役』の想いも背負わせて頂き、優勝を目指したいと強く誓いました。



 初戦は延長にもつれる熱戦でした。ともすると、4Q終了間際のリードを守りきれず、嫌なムードも漂いかねない展開でしたが、崩れずに勝ち切りま した。

 やはりプレーオフは何が起こるか分からない、簡単にはいかないと改めて思い知らされました。

 1Qは最高のスタートをきることができましたが、2Qは徐々にプレー以外にフォーカスしてしまい、集中力が散漫になってしまいました。

 3Qからは岡田が浜松のディフェンス・プランを逆手に取れるよう自ら身を挺してスクリーナーと他の選手のチャンスメイクにまわり、ゲームに快適性を入れ込んでくれました。ジュリアンの40得点は間違いなく裏での岡田の働きのお陰です。

 そして4Q終盤、『勝った』と思っていましたが、それはレギュラーシーズンの感覚でした。

 レギュラーシーズンでは簡単なことを多くミスしてしまい、ケジュアン・ジョンソン選手にビッグショットを決められ延長に突入してしまいました。

 しかし、選手達は非常に落ち着いていましたし、ジュリアンがその能力を発揮し、加納・小林を中心にリバウンド・ルーズボールにファイトできたことなどが勝利に繋がったと思います。


 2戦目は、4Qにアリウープや連続の3Pを決めたジャメルの活躍が勝利を手繰り寄せました。試合後、HCがジャメルの起用は選手たちの意見が決断を後押ししたと明かし、選手たちの和を強調していたのが印象的でしたが、ジュリアンもジャメルの活躍をとても喜んでいましたし、ここにきてチームの結束がさらに強まっていますね。

 ジャメルは1戦目から2戦目の4Qまであまり良いパフォーマンスだとは言えませんでしたので難しい判断でした。

 しかし、選手達から「ジャメルにチャンスを与えて欲しい」「オレがジャメルを助けるから」などの声があり、ジャメルでプッシュする決断をしました。

 この4Qは、私の仕事は選手達を信じ判断とタイミングを見誤らないこと、選手達はお互いを助けベストを尽くすこと、とチームとして良い形をとることができました。

 結果的に、ラストピースとしてチームに加わったジャメルがプレーオフで重要な働きをし、ゲームをスペクタクルにしてチームに勝利をもたらしてくれました。

 彼らがお互いを信じ、助け合い、勝利を手に出来たことは大きな収穫であり、価値のあることだと思います。

 また、与えられた仕事に素晴らしい結果で応えたジャメルと同様に、そのアリウープにパスし、ジャメルの3Pを演出した小林の働きと賢さが光った局面でもあったと思います。昨シーズンのルーキーは、その瞬間、まぎれもなくゲームをコントロールしていたポイントカードでした。

 今週末はセミファイナル、昨季と同じくハンナリーズアリーナでの京都ハンナリーズ戦です。熱く燃え上がる滋京ダービー、現在対戦成績がレイクス の23勝24敗と負けが先行しており、五分、あるいは勝ち越してbjラストシーズンのライバル対決を終えたいところ。4月の前回対戦で圧倒された リバウンドも、浜松戦で相手に引けを取らない強さを見せており、期待できそうです。

 大切なことは『彼らが何をするか』ではなく『我々が何をするか』です。我々(チーム+ブースター)は京都をリスペクトしてゲームに臨みます。

 もう一度、先週のブログの一文を載せます。

『皆さんの声でチームに勢いを注入してください。皆さんの声でチームにプラスのエネルギーを注入してください。

 我々は正しく戦います。ブースターの皆さんも一緒に正しく戦うでしょう。

 我々は1つです。皆さんが着ているブルーのシャツと、選手が来ているブルーのユニフォームは同じです。

 我々は有明を知ったこの1年、レイクス・ブルーの波の中で紙吹雪が舞う同じ夢を見てきたはずです。

 皆さんと一緒にそこに辿り着ことを楽しみにしています。』

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 プレイオフ初戦を突破し、迎えるセミファイナルは因縁の対決、昨季の再来。京都とのダービーマッチ、bj最終決戦は負けられない大一番。全精力を注ぎ込んで勝利を、そして有明の切符を!週末は敵地ハンナリーズアリーナでレイクスブルーが躍動する!

☆プレイオフ カンファレンスセミファイナル アウェイ京都ハンナリーズ戦
5/7(土)18:00 TIPOFF、5/8(日)14:00 TIPOFF
ハンナリーズアリーナ
(レイクスでのチケット取扱は終了しました。お求めの方はハンナリーズチケットなどをご利用ください)
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☆目指せ有明!プレイオフブログ2016更新中!
http://playoffs2016.shiga-saku.net/

Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2016年05月05日21:49



ホーム高松戦レビュー&プレイオフファーストラウンドアウェイ浜松戦プレビュー

 レギュラーシーズン最後の高松戦、連勝で締めくくり、クラブ最多のシーズン35勝に到達しました。有明に進出した昨季の34勝を上回る勝ち星ですが、HCの目からみて昨季と今季のチームを比較するとどうでしょうか。

――昨シーズンを上回る勝ち星を残せた理由は選手の頑張りです。

 今シーズンの新加入選手に合わせてシステムは変えましたが、大きくは変わっていませんし、ベースとなる考え方も変わっていません。昨シーズンのメンバーが多く残った中で昨シーズンよりもタフなウエスタン・カンファレンスで勝利数が多いのは選手の頑張りと成長以外の理由は見当たりません。

 また、波多野の加入で限られたチームにしかできないラインナップを引くことができバスケットに幅ができたことや、ジュリアンの強烈な能力によるものもあるでしょう。

 昨季と今季の比較は、外国籍選手の人数とオンザコート制限が変わったので簡単に比較はできませんが、昨シーズンは岡田・ウッド・レイ・ジェフとどこからでもスコアできるラインナップで我々は広いスペースでプレーすることができ、リバウンドのスペシャリストのクリスがいましたので、システムやプレーに関してはそこまで難しくはなく、それよりもチームに厳しさやウィナーズ・メンタリティのカルチャーを構築することが大変なチームでした。

 今シーズンはディフェンスは昨シーズンよりも向上しましたが、ナチュラル・シューターのウッドやレイが抜けたことによるオフェンスのスペースの確保や、『ポイント・フォワード』と呼ぶに相応しい全ポジションをプレーするジュリアンのスケールの大きさをチームのシステムに入れ込むことなど、我々にとっての快適なオフェンスのシステムの構築に苦労しました。

 昨季も今季も、独特の素敵な色があって面白いチームではないでしょうか。




 高松戦は初戦、前半45-43と我慢の展開が続きました。ディフェンスからリズムをつくって後半にリードを広げましたが、一戦必勝のプレイオフに臨むうえでは、 こうした辛抱が必要な展開をきちっとものにできたのは一つの収穫といえますね。

――高松は本当にエナジーレベルが高く、もし私が対戦相手のHCでなければ心から拍手を送りたいシーンも沢山ありました。

 どうしても止まらないジャービス・ウィリアムズ選手がいたり、ハートでプレーする試合ができ、とても良い試合でした。

 高松はこれで今シーズンが終了することになりますが、高松チームの姿勢をみて「彼らの思いを背負ってプレーオフを戦おう」と強く思いましたし、高松のファイトのお陰で我々は良い状態でプレーオフに入ることができます。レギュラーシーズンの最後にファイトする高松と試合ができ我々は幸運でした。特に、キャプテンの米澤選手には心から感謝しています。

 この高松戦の結果、 レイクスは5位でシーズンを終えました。今週末のファーストラウンドはアウェイで4位浜松・東三河フェニックスとの対戦です。今季の直近の対戦はアウェイでレイクスが連勝しましたが、昨季は有明ファイナルズで敗れています。プレイオフの浜松はレギュラーシーズンとは違った強さがあ るでしょうか。

――浜松は順位も我々より上ですし、レギュラーシーズンから強いチームですが、優勝を知っているメンバーが多いというのはプレーオフでまた違った強さに繋がると思います。

 先月に試合をしたばかりですし、お互いがお互いをどういうチームかよく理解していると思います。戦術的には準備していきますが、それは浜松も同じでしょう。

 ポイントはそういった理屈以外の部分が勝敗を決するゲームになると思います。

 私は浜松の選手の数人をよく知っています。

 普通の172cmの選手が『神様、仏様、大口様』と呼ばれる訳が無く、岡田選手・太田選手・大石選手がどれほどの苦労の上で今があるかをよく知っています。

 彼らはチャンピオンチームであり、前回の対戦は関係ありません。

 我々は彼らをリスペクトしチャレンジャーとして必ず勝利したいと思っています。

 それでは、ここから はプレイオフ、負けられない戦いになります。共に戦ってくれるブースターの皆さんにメッセージをお願いします。

――皆さんの声でチームに勢いを注入してください。

 皆さんの声でチームにプラスのエネルギーを注入してください。

 我々は正しく戦います。

 ブースターの皆さんも一緒に正しく戦うでしょう。

 我々は1つです。

 皆さんが着ているブルーのシャツと選手が来ているブルーのユニフォームは同じです。

 我々は有明を知ったこの1年、レイクス・ブルーの波の中で紙吹雪が舞う同じ夢を見てきたはずです。

 皆さんと一緒にそこに辿り着くことを楽しみにしています。

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 いよいよ始まるプレイオフ。初戦の相手は、昨季の因縁の相手、昨季を乗り越えていけという運命か。赤と青、1年前に有明でぶつかった両者が再び相まみえる浜松決戦。レイクスブルーのブーストで今季も有明へ行こう!

☆アウェイ浜松・東三河フェニックス戦
4/30(土)18:00 TIPOFF、5/1(日)13:30 TIPOFF
浜松アリーナ
☆チケット申込は4/29(金)13:00まで!
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2332
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☆申込延長!プレイオフ2016記念Tシャツ、web予約4/29(金)まで!
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2322

☆会場を青く染めろ!プレイオフ特製応援プレート完成!
http://playoffs2016.shiga-saku.net/e1257885.html

☆申込受付中!5/5(木・祝)アリーナ感謝祭!
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2310




Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2016年04月28日12:41



アウェイ島根戦レビュー&ホーム高松戦プレビュー

 3位島根とのアウェイゲーム、1勝1敗でした。2連勝すれば4位にグッと近づくところでしたが、今季好調の島根はやはり一筋縄ではいかなかったでしょうか。

――まず、先週九州方面を襲った地震で被害を受けた方々に、心からお見舞い申し上げます。

 今シーズンのウエスタン・カンファレンスは例年以上にタフであり、京都・沖縄・島根・浜松・大阪・石川に対しては1勝1敗が最低ラインであり、島根に対しても1勝1敗はレギュラーシーズンの中の1節と考えれば最低ラインはクリアしたと思いたいところですが、現在の順位争いの状況ではとても大きい1敗となってしまいました。

 島根はとても良いチームですが、我々はもっと良いゲームができたはずだと思いますし、しなければなりませんでした。

 今回のゲームは、レギュラーシーズンの中でも状況的に「ここ一番」というゲームでしたが、これから先はポストシーズンが終わるまで全てのゲームが「ここ一番」というゲームになります。

 我々は今回の日曜日の敗戦に学び、この悔しさを忘れずに、プレーオフでは力強くスペクタクルなゲームをすることが重要です。

 初戦は島根のストロングポイントであるリバウンドで奮闘し、78-76で制しました。終盤はどちらに転ぶかわからない展開でしたが、なんとか勝ちきりました。



――前節大阪戦と島根戦ではリバウンドに対してファイトすることができています。これはチームにとってプレーオフ前にとてもポジティブな要素で、是非ともこのリバウンドへのファイトを大切にしてプレーオフを戦っていきたいと思っています。

 初戦は横江・溝口・ジャメル・波多野・ジェフのラインナップが良い仕事をし、このラインナップの時に逆転し、点差をつけることに成功しました。セカンド・ユニットが活躍することほどチームにとって大きく助かることはないでしょう。

 プレーオフでも彼らの躍動が鍵となってくると思いますので、ハッスルしてもらいたいですし、とても期待しています。

 2戦目は序盤からターンオーバーが多く、なかなかリズムに乗れない展開でした。ジェフの奮闘でリードは奪いましたが、なかなか修正できないまま、逆転されてしまいましたね。

――島根のタフさ、フィジカルさ、ディフェンスにリズムを掴むことができませんでした。

 ロースコアのゲーム展開の中、我々のディフェンスも成功しているケースが多かったですが、20ターンオーバーが示す通り快適にオフェンスをすることができず、そのストレスがチームに充満してしまいました。

 それでも勝利を手にするチャンスが何度か訪れただけに悔しい敗戦でしたが、違う視点から考えれば、今の我々であればどれだけタフなゲームでも諦めなければ勝利を手にするチャンスは必ず訪れるということです。

 今後は全てがタフなゲームになる中、丁寧にゲームを進め注意深くそのチャンスに反応し勝利をもぎ取りにいくことができると信じています。

 いよいよ今週末はレギュラーシーズンラストゲーム、高松との対戦です。浜松、大阪の結果次第ではありますが、連勝で逆転での4位浮上を目指したいところです。ただ、一方の高松も先週、京都と紙一重の接戦を演じ、ウィリアムズ、米澤、菊池など能力の高い選手が名を連ねます。

――他チームの結果次第ではありますが、プレーオフホームコートアドバンテージを獲得する為に、ベストを尽くさなければなりません。

 高松は京都、浜松、沖縄と熱戦を繰り広げていますし、我々も前回の対戦で延長でギリギリの勝利で、勝敗以上に手強い相手です。

 高松にとっては今シーズン最後の試合となり、ファイトしてくることが予想されるので、我々は後手に回ることなくよりアグレッシブにプレーしなければなりません。そして、レギュラーシーズンホーム最終戦をブースターの皆さんの為に大切に戦いたいと思っています。

 そして、11年にわたるbjリーグの歴史も、今週末でレギュラーシーズン終了という一つの区切りを迎えます。何年もこのリーグで戦ってきた遠山ヘッドコーチとしても感慨深い試合となるのではないでしょうか。

 ――我々にはプレーオフとその先の目標がありますので、区切りとは全く考えていませんでしたし、このレギュラーシーズンの終わりはプレーオフの始まりを意味しているということだけです。

 しかし、そう言われると沢山の思い出とかけがえのない経験がありました。

 優勝は目的ではなく目標。

 目的はバスケットボールを通じて人の心が動くスポーツの美しさを伝えること。

 どのスポーツでも怠けている者やファイトしない者に感動するでしょうか?

 そういう人間やチームが優勝を勝ち取れるでしょうか?

 だから私は日々のプロセスやファイトすることにこだわります。

 改めてこれまで出会った方々、レイクスを応援しくれる皆様の為に、その気持ちをモチベーションにし頑張りたいと思いました。

 また、今週末は熊本地震への募金活動も行います。熊本には来季から同じBリーグの仲間となるNBLの熊本ヴォルターズもあり、ぜひ多くの方にご協力いただきたいですね。

 ――震災ではありませんが、私自身も宮崎のHC時代に口蹄疫問題や新燃岳噴火などの災害で、本当に多くの方々に助けて頂き、実際にとても助かり、今でも感謝しています。

 今、我々にできることをやりたいです。

 その為にも会場に足を運んで頂く皆さんにはご協力頂きたいですし、レイクスのバスケットを観て感動したり力をもらったと1人でも思ってもらえるようなゲームをしたいと思っています。
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 今季最後のアウェイゲームを1勝1敗で終えたレイクス。いよいよ今季のレギュラーシーズン52試合を終えるときがやってきた。連勝でプレイオフホーム開催をつかみ取り、有明への上昇気流をつかめるか。レイクスの底力を見せる2試合、もちろん会場の熱いブーストも欠かせない!ONE FOR LAKES, ALL FOR SHIGAの心で、共に戦おう!

☆ホーム高松ファイブアローズ戦
4/23(土)18:00 TIPOFF、24(日)14:00 TIPOFF
滋賀県立体育館
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2315
☆膳所駅からの無料シャトルバス運行!会場近くの西武大津店駐車場は観戦チケット半券で最大5時間無料!
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2328

☆4/24(日)今季最終戦試合前に、小川コーチの親子バスケ教室開催!
http://basketballschool.shiga-saku.net/e1254766.html

☆試合前に熊本地震への義援金募金活動を行います。
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2321
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☆最終戦を共に戦おう!プレイオフ2016記念Tシャツ、web予約4/22(金)まで!
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2322

☆申込受付中!4/28(木)ミシガン感謝祭&5/5(木・祝)アリーナ感謝祭!
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2310

☆Bリーグ開幕を共に!2016-2017シーズンレイクスチアリーダーズオーディション、 6/19(日)開催!
http://lakescheerleaders.com/news/topics/5412/




Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2016年04月21日21:39



ホーム大阪戦レビュー&アウェイ島根戦プレビュー

 2ゲーム差で迎えた先週の大阪戦、苦しい展開の2試合をものにして、上位争いに踏みとどまりました。沖縄、京都戦での連敗のトンネルを抜け出 し、上位争いに向けて復調してきましたね。

――4連敗という危機的状況で、沖縄・京都という強豪相手で心身共に疲労していましたが、チームは本当によく頑張ってくれました。

 また、両日とも非常にエキサイトしたゲーム展開で、実際はもっと荒れてもおかしくはなかったゲームだったと思います。しかし、大阪・桶谷HCとレフリー3人のお陰で必要以上に荒れるのを食い止めて頂き、ゲームは拮抗し白熱した良いゲームになりました。

 今回のようなエキサイトしたゲームは、コーチとして私も難しいゲームでしたし、レフリーの立場や気持ちを考えると、レフリーはもっと大変だったでしょう。

 改めて、対戦相手とレフリーにリスペクトの気持ちを持ってゲームを行うべきだと再認識できたゲームでした。

 初戦、2戦目ともに60点前後と得点が伸び悩みながらも競り勝ちました。リバウンド争いや、相馬選手をはじめとする相手のシューター対策など、 大阪の強みをうまく抑えたことで勝利に繋がりましたね。

――両日とも多くの時間でディフェンスの実行力が高いゲームをすることができました。

 大阪はディフェンスがとても良いチームですので、我々のオフェンスが大変になることは予想できましたが、ディフェンスで我慢し大崩れすることなくゲームを行えました。

 ディフェンスのプレッシャーが厳しい大阪に対しターンオーバーも少なかったですし、リバウンドに関しても前節京都戦とは別のチームのようにファイトすることができ、準備したことの多くをコート上に落とし込めました。

 また、ロースコアの展開の中でもボールを動かしバランス良くスコアできたことも、勝因の1つだと思います。

 相馬選手に対してはこれまでは基本的には加納がマッチアップしていましたが、今回のゲームでは横江・小林にマッチアップさせてみました。大阪の日本人選手の得点源である相馬選手に対して、横江・小林は非常に良く守ったと思います。

 レイクスでは日曜日のロッカールームで前日の試合のビデオ・セッションを行いますが、今回選手に見せた映像はいつもよりも実行力の高かった良いプレーのシーンが多かったです。


 2戦目の試合後、HCは勝因を「勝利を勝ち取ろうという気持ちがあった。勝ち取ることはできなかったけど、転がり込んできた」と表現しました。 選手に勝利への強い気持ちが出てきた半面、それを着実につかみとる戦術的な成熟はまだまだ図れるというところでしょうか。

――日曜日のゲームはどちらが勝ってもおかしくはない展開だったと思います。あと1分ゲームが長かったらもしかしたら負けていたのは我々だったかもしれません。

 特に、4Q終盤は勝利を自らの手で掴み取るチャンスはいくつかありましたが、うまくいきませんでした。それは大阪にも言えることで、両チーム思い通りにいかない中で、我々に勝利が転がってきた感じでした。

 それに対し、次節で対戦する島根と1月にホームで戦った時は、土曜日のゲーム終盤にビッグショットを決め「勝ったかな」と勝利を掴み取りにいけたと思いましたが、そのゲームは負けました。

 どちらもバスケットボールで、その瞬間を切り抜いて考えることも重要ですし、40分のゲームをトータルコーディネートすることも重要です。

 私はゲーム終盤に選手が選択した戦術的な方法は悪かったとは思っていません(もちろん「たら・れば」を考え、もっと良い方法を考えるのは私の仕事ですが)。うまくいかなかった時でも勝ちきれたことに価値があると思います。

 日曜日のゲームは、トータルで見れば溝口・鈴木が前半にチームを助けてくれたこと、瞬間を切り抜けば4Q6:53秒からのオフェンスで横江がジャンプショットを決めたオフェンスが勝利の要因だったと思います。

 いよいよレギュラーシーズンも残り4試合。今週はアウェイでの島根戦です。リーグリバウンド王のジョシュ・デービス選手を擁して大阪同様にリバ ウンドに強みを持つ島根ですが、浜松、大阪と計3チームによる4位争いを制してプレイオフホーム開催を勝ち取るには、落とせません。

――島根はbjリーグで最もリバウンドの強いデービス選手と、ランダル選手、マーシャル選手、山本選手、澤岻選手、横尾選手、阿部選手やルーキーの岡本選手などタレントが揃っており、とてもバランスの良いチームです。

 タフなゲームが予想されますが、沖縄・京都に連敗したのにも関わらず、大阪戦での選手のファイトのお陰で、今なおサバイバルに生き残っているこのチャンスを掴み取りにいきたいと思っています。

 そして、来週は今季最終戦。bjリーグとしてのレギュラーシーズン最終戦で、ホーム県立体育館に高松を迎え撃ちます。振り返ると、2008年に レイクス参入初年度のファーストゲームも、県立体育館でのゲームでした。レイクスは今季32勝を上げており、昨季記録した34勝というシーズン最多勝利数も迫っています。レイクスの歴史に新たな一ページを刻んで、プレイオフに突入したいですね。

――レイクスの歴史の中での最多勝利数は大きなことだと思いますし、今シーズンの異常にレベルの高いウエスタン・カンファレンスでは尚更でしょう。

 しかし、チームはその記録で満足することはありませんし、その記録は我々の目標でもありません。

 優勝という目標を達成する為に、まずレギュラーシーズン残り4試合を、一戦一戦丁寧に戦いファイトしたいと思っています。
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 大阪との関西ダービーを連勝し、4位を狙える位置に踏みとどまったレイクス。2日間にわたる激戦を制し、レギュラーシーズンも残すところ4試合となった。タレントぞろいの3位島根とは、1月のホームでの対戦では、勝てるゲームを落としての一勝一敗。今度は連勝で、プレイオフホーム開催へ大きく前進したいところ。青と青のプライドが、アウェイ島根でぶつかり合う!

☆アウェイ島根スサノオマジック戦
4/16(土)19:00 TIPOFF、17(日)13:00 TIPOFF
島根県立体育館
http://www.susanoo-m.com/7218/
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☆TKbjリーグ、クライマックス!来週は今季最終戦4/23(土)、24(日)新型BOON誕生の滋賀ダイハツpresents 高松ファイブアローズ戦@県立!
①1階席オンライン前売券はメモリアルクリアファイル付き!4/15(金)まで!
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2281
②好評第2弾!バスケ観戦お見合いパーティー、今回は4/23(土)、24(日)の両日開催!
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2267

☆申込受付中!4/28(木)ミシガン感謝祭&5/5(木・祝)アリーナ感謝祭!
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2310

☆プレイオフホームゲームチケット予約開始!
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2311

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Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2016年04月14日11:12



ホーム京都戦レビュー&ホーム大阪戦プレビュー

 先週末はホームでの滋京ダービーでしたが、悔しい連敗となり、ダービーの通算対戦成績も23勝24敗と逆転を許しました。

――ホームゲームでブースターの皆さんにレイクスの良いゲームを見せることができず、とても悔しい敗戦でした。通算対戦成績も逆転を許してしまいましたが、チームはまだプレーオフで戦い再逆転できるチャンスがあると思っています。

 我々はプレーオフで京都を倒し目的地に到達したいと思っており、プレーオフで再び京都と戦いたいと願っています。重要なことは、タフな状況下でネガティブな考えとフラストレーションに支配されないことであり、こういう時こそ丁寧に一つ一つベストを尽くさなければなりませんし、どんなことがあっても、私が下を向くことはありません。

 2戦目の後半、一時は21点差まで開いたゲームを同点まで持ち込んだあのアグレッシブなバスケが40分間見たい、というブースターも多いのではないでしょうか。

――2戦目の後半のようなアグレッシブさを常に出すことができれば我々はほとんどのゲームに勝つことができるでしょう。

 しかし、それは口で言うほど簡単ではなく、そうする為に選手達は日々苦労しています。チームはこの現状のあと一歩を乗り越えて、プレイオフに入って行きたいと思っています。

 2戦目の後半はジェフとジュリアンのファイトが際立って素晴らしかったと思います。特に、ジュリアンは前節沖縄戦での怪我と、その怪我をかばっていた為に水曜日にぎっくり腰になってしまい、一週間練習できずに京都戦はぶっつけ本番でした。

 その中で痛みに耐えながら必死にプレーし、「ベンチに下がって体が固まってしまったらもうプレーできなくなってしまうので、コート上に立たせ続けさせてくれ」と言い、後半の20分間は今シーズンのベストと思えるぐらいの破壊力を見せ、彼のパフォーマンス、姿勢、表情には私はゲーム中に感動させられました。


 初戦は前半を3点差で終え、十分勝機のある試合でしたが、リバウンドが勝敗を大きく左右しました。総リバウンド数で32-54、特にオフェンスリバウンド数は 5-23と大きく差が付き、これが2Pシュート数の差(39-58)にもつながってしまいました。シュート成功率はレイクスの方が高かっただけに、ポゼッションで差がついてしまいましたね。

 ――京都のオフェンスリバウンドと我々のターンオーバーで23のポゼッションの差が出てしまい、これは単純に京都の方が23回多くシュートを打っているということですので、非常に難しいゲームとなってしまいました。

 スタッツシートでは、我々の方が3Pも2Pも確率が良く、23回もシュートの機会が無くなってしまったにも関わらず、アシスト数は同じ20という結果であり、これは勝敗はシュートが上手いヘタだけではなく、試合を決する重要な要素は他の部分にもあると改めて考えなければならないテキストブックのようなゲームだったのではないかと思います。

 これだけポゼッションで差が出てしまっても勝つ方法はありますが、例えば、相手のシュート確率を下げることと、より効率の良いシュート(=3Pシュート、又はボーナスでのフリースロー)をより高確率でより多く決めることがありますが、チームにステファン・カリーとクレイ・トンプソンがいなければ、モメンタムも考えてディフェンスリバウンドを獲得することよりも難しいでしょう。

 2戦目も前日の悪い流れを引きずって、前半だけで10のターンオーバーを記録してしまいました。ただ、後半はリバウンド数も互角に持ち込むなど、京都に決して劣 らないバスケを展開できました。

――後半は岡田・小林・加納の日本人が積極的にディフェンスリバウンドに参加し、ファイトしたことが大きかったです。

 このゲームで、我々はディフェンスの強い京都相手に、2Pを59%の高い確率で決めることができました。これはリバウンドにファイトし、ポゼッションを確保できれば、我々は対戦相手にとって非常に危険なチームだということを示していると思います。

 ゲームには負けてしまいましたし、負ければ全ては意味が無いという考えもあるかもしれません。

 しかし、シーズンはまだ続き、我々はこのゲームを意味のあるゲームにできるチャンスを持っています。私は我々の可能性を否定することはできません。

 いよいよレギュラー シーズンは残り6試合、今週末は4位大阪との関西ダービーです。プレイオフホーム開催権のある4位以上を目指し、2ゲーム差を追いかける6位レイクスとしては、ぜひ連勝してゲーム差なしに詰め寄りたいですね。

――水曜日の練習前に、ジェフが全員の前で「1戦1戦全力で戦い、1つ1つ取っていこう」という話をし、連敗で慌てそうな状況でチームに対し1つ1つ丁寧に取り組むことを話してくれました。

 これは、決して自分達の状況を理解せずにのらりくらりしているわけではなく、ジュリアンは「大阪戦と島根戦を最低でも3勝1敗で乗り切る」と危機感と強い決意を持っていました。

 どちらも今必要な考え方だと思いました。

 「となりの庭は良く見える」とか言いますが、ジェフやジュリアンがいる我々は幸運だと思います。

 大阪との前回対戦は 10月の今季開幕戦でした。互いに外国籍選手の入れ替えもあり、また長いシーズンを戦って来たこともあり、当時とは状況は大きく異なると思いますが、大阪の要警戒ポイントはどこだとみていますか。

――並里選手、今野選手、綿貫選手、相馬選手、ブラックレッジ選手、アシャオル選手、ハミルトン選手などタレントが揃っているチームであり、桶谷HCという素晴らしいコーチがいるチームです。

 直近の沖縄戦や京都戦もそうだったように、大阪も警戒のポイントはいくつもあります。我々はそのいくつかの警戒ポイントをしっかりと潰し、プランを実行することが重要です。

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 滋京ダービーの連敗で、4位と2ゲーム差に追い込まれたレイクス。しかし、ケガをおしてコートに立ち続けたジュリアンの姿に、一丸となってリバウンドを取りに行った岡田・小林・加納らの姿に、チームの持つ可能性が表れている。今週末の大阪戦は大一番。連勝で2ゲーム差を縮め、プレイオフホーム開催に近づきたいところ。年に一度の東近江ゲームは、今、熱く燃え上がる!

☆ホーム大阪エヴェッサ戦
4/9(土)18:00 TIPOFF、10(日)14:00 TIPOFF
東近江市・布引運動公園体育館
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☆TKbjリーグ、クライマックス!今季最終戦4/23(土)、24(日)滋賀ダイハツpresents 高松ファイブアローズ戦@県立!
①1階席オンライン前売券はメモリアルクリアファイル付き!4/15(金)まで!
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②4/23(土)試合前はレイクスダンスバトル開催!出場チーム申込は4/11(月)まで!
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Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2016年04月07日21:38



アウェイ沖縄戦レビュー&ホーム京都戦プレビュー

 先週末から上位との連戦が始まりました。まずはアウェイ沖縄戦に臨みましたが、残念ながら連敗となりました。二戦とも、沖縄に30点以上のビッ グクォーターをつくられてしまいましたが、相手の勢いを止められなかった原因はどこにあったのでしょうか。

――連敗してしまいましたので、今回の質問のいくつかは敗因を探す厳しいものになっていますが、まず、我々は両日とも素晴らしくファイトし多くの時間で良いプレーをすることができました。

 この週末は両日ともハイスコアゲームでしたが、これは我々がディフェンスが悪かったわけではなく、当然沖縄のディフェンスが悪かったわけでもなく、両チーム引き締まった良いディフェンスの中でハイレベルにスコアを取り合い、最近は毎週色々なゲームで揉めたり後味の悪いゲームが目立ちますが、今回の沖縄とのゲームはアップテンポで激しくエキサイティングで、何よりも爽やかなゲームでした。

 当然、考えられる敗因はいくつも考えましたし、結果論で言えば「たら・れば」はあります。

 しかし、我々は良いプレーをし、土曜日はバーンス選手、日曜日は岸本選手が更に素晴らしいプレーをしました。

 もし、プレーオフの一発勝負で何も知らないでこのモードの岸本選手と当たってしまえば、多分どのチームも沖縄には勝てないでしょう。我々はプレーオフ前にこのモードの岸本選手と接することができたのは幸運と捉えるべきであり、次回は必ず止めると強い闘志を持っています。


 初戦は8点リードして迎えた2Q、バーンズにこのクォーターだけで16点を許してしまい、2Qは16-33と大きくリードをされてしまいました。沖縄の攻撃を止められずに連続して得点を許す一方、ミスからボールを失う場面も見られました。

――バーンス選手に対しての対策は用意していたつもりでしたが、土曜日はプランがフィットしませんでした。

 バーンス選手はチャンピオンリングを2つ持っている極めて勝負強い特別な選手で、土曜日の2Qはこれまでバーンズ選手にマッチアップしたことのない選手達がマッチアップしていましたので、彼らは決してダラしなくディフェンスしていたわけではありませんが、大変だったと思います。

 ミスも普段のゲームではあまり見られない少し可哀想な結果的なミスが多く、バーンズ選手の活躍と合わせリズムを掴むのが難しいクォーターになってしまいました。

 その中で1Qが良かっただけに、早く改善したい気持ちが強く、パスが1つ2つ少ない難しいシュートが多くなってしまいました。

 続く二戦目は3Qも 終わって69-62とリードしていましたが、ここで岸本に4Qだけで14点、この試合全体でも41点を上げられ、逆転を許しました。4Qのリードが縮まってきた時間帯でオフェンスが単発に終わり、突き放せなかったのも響きました。

――沖縄相手に簡単にはいかなく、クロスゲームになることは覚悟していましたが、終盤は沖縄の方がアグレッシブだったと思います。

 我々は問題解決に労力を使っていたのに対し、沖縄は攻める姿勢に労力を使っていました。強気でプレーすることよりも、問題解決に対しストレスが生じ、プレーにフォーカスしきれていない状況が少しありました。

 ゲーム中に問題解決をすることも重要ですが、沖縄の攻める姿勢の方がベストの選択であり、やはり4Qはどのようなゲームでももっと強気にならなければなりません。

 このゲームでは我々の方が30分間は良いバスケットをしたと思います。

 しかし、その他の10分間で沖縄は岸本選手を中心によりハイレベルにプレーをしました。

 岸本選手には数人マッチアップしましたが、皆よくファイトし、彼らに落ち度はなかったと思います。NBAではステファン・カリーと対戦するチームはこういう気持ちになるのかと思いました。

 次回は違う方法とチーム力で岸本選手を止めることができるでしょう。

 ただ、二戦を通じて ハイスコアのゲームとなり、86点、84点を挙げ、スコアは十分に挙げました。横江も2戦計26点と奮闘しましたね。

――バスケットのペースが数字上でウエスタン・カンファレンスで最も速いチームとその次に速いチームとの対戦でしたので、両チームともポゼッションが多く、ハイスコアなゲームとなりました。

 両チームともディフェンスも悪くありませんでしたの、面白い試合だったと思います。

 その中でも横江・小林の積極性が良く、特に横江のリングへ向かう姿勢は素晴らしく、チームを助けてくれました。横江・小林が積極的な時のほとんどは我々は良いゲームができ、横江が今回のようにスコアを狙うゲームではいつもハイスコアが期待できます。

 今後のゲームとプレーオフでも横江の積極性が大きな鍵となるでしょう。

 今週はホーム野洲で 京都戦です。前回2月のアウェイでの対戦では連敗でした。その時はジャメル・ホーンが加入初戦ということもあり、まだまだ連携に課題を残した 印象ですが、あれから1か月、沖縄戦で両日とも二桁得点を挙げたジャメルの働きが一つのポイントではないでしょうか。

――ジャメルはゲームを追うごとにチームにフィットし良くなってきていると思います。

 スコアだけではなく、リバウンドやショットブロックやディフェンス、ダイナミックなプレーからチームにエナジーを与え違いを作り出せる選手です。前回の対戦よりも良いパフォーマンスが期待でき、それは我々にとって追い風になるはずです。

 京都とは2009-2010シーズン以来、滋京ダービーとして激しい戦いを繰り広げてきました。これまでの対戦成績は23勝22敗(プレイオフ 含む)と拮抗していますが、bjラストシーズンの今季、勝ち越して締めくくりたいですね。

――ここ最近は負け越していることが多いだけではなく、この数年の勝率でも京都は偉大なチームです。そういうチームに勝利したり勝ち越すことができればチームだけではなくブースターの皆さんの自信にも繋がるでしょう。ゲームをするにあたり、皆さんのモチベーションにも繋がる場合もあると思います。そういう意味でも白熱したゲームが期待できると思います。

 それと同時にチームはプレーオフに向けた重要な1つの試合としてベストを尽くさなければなりません。ブースターの皆さんと一緒にネガティブな思考を排除し、フラストレーションに支配されず、熱く爽やかなゲームを作っていきたいと思っていますし、是非チームにプラスのエネルギーを送って欲しいと思います。

 前節の沖縄と同様に京都もプレーオフで対戦する可能性がありますので、プレーオフに繋がるゲームをし、勝利を目指したいと思っています。
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 連敗という結果を受け止めつつ、今後へのステップも感じ取った指揮官。シーズン終盤戦、並み居る強豪とのタフな連戦を勝ち抜くには、この前向きな姿勢が何よりも大事かもしれない。
 今週末はダービー戦となる京都戦。会場全体で熱く戦おう!

☆ホーム京都ハンナリーズ戦
4/2(土)18:00 TIPOFF、3(日)14:00 TIPOFF
野洲市総合体育館
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☆来場者全員にオリジナルミニフラッグをプレゼント!野洲、近江八幡市民デーで地元の方はオトク!
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☆伊藤佑ガソリンスタンドでの給油&洗車で、京都戦当日券がオトク!
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Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2016年04月01日03:18



ホーム奈良戦レビュー&アウェイ沖縄戦プレビュー

 先週末はホームでの奈良戦で連勝をおさめ、これでクラブ記録にあと1と迫る8連勝となりました。奈良はゾーンでのディフェンスを多用してきましたが、外からの攻撃などで攻略に成功しました。これまではゾーンディフェンスに手を焼く試合もありましたが、これはチームが進化してきた証といえるでしょうか。

――チームは連勝記録などは気にしていないと思います。ただ単に1試合1試合の積み重ねが連勝になっただけで、京都戦の連敗後のタフな状況で、その後全ての試合がプレーオフ圏内のチームとの対戦で実際は大きなストレスがかかっていた中、チームは本当によく戦ったと思います。もちろん内容の良し悪しはありますが、それでも素晴らしかったです。

 奈良はゾーンディフェンスが多かったですが、以前ブログでも書いた通り我々は相手がゾーンの方が多くスコアできているゲームが多いです。苦手意識が無ければ、チームプレーにこだわっている今はよくボールが回り多くのオープンシュートを打つ事に成功しました。

 小林・横江・加納がゾーンを崩し、岡田が連続してアウトサイドから射貫き、ゾーンが広がった所でジェフ・ジュリアンがインサイドでスコアし、非常にバランスよく攻めることができました。

 我々のモーションオフェンスはゾーンディフェンスでも快適にプレーできますので、実際は今は相手がマンツーマンでもゾーンでも本当にどちらでも良いです。

 今週は溝口が右足首 の負傷で欠場となりましたが、初戦は代わって出場した鈴木が3Pを決めるなど、出場した全員が得点を上げ、それぞれが役割を果たしました。

――鈴木は先週、とても気合いが入っていました。

 練習中はもちろん、練習前後の自主練、土曜日の朝練、試合前のシューティングなど姿勢がとにかく素晴らしかったです。私は優れた正しいプロセスを評価しますので、今週は鈴木を使おうと思いましたし、そういう姿勢を見たら『もし友貴がシュートを外しても構わない』とすら思っていました。

 やるべきことをやらない人間が試合でいきなり上手いことをしようと思ってもそんな虫のいい話はありませんし難しいことでしょう。しかし、やるべきことをやっている選手に対しては結果はあまり気にしませんし、もし失敗しても次のステップアップに繋がります。

 ただ、どうやらやるべきことをやっている選手は上手くいくことの方が多いようですが。


 2戦目は、奈良の エースガード鈴木が負傷をおして出場してきました。ヒンクルに前半だけで19点を許すなど、苦しい時間帯もありましたが、24アシストという 数字が示すように、チームでボールをシェアすることが勝利につながったといえるでしょうか。

――鈴木選手は違いを作れる選手ですので大変でした。鈴木選手の存在でヒンクル選手への対応が甘くなってしまいましたが、後半は選手がプライドを持って2得点に抑えてくれました。

 ディフェンスに関してはジャメルがよく働いてくれたと思います。ジャメルはフルコートでガードにプレッシャーをかけることができ、インサイドのビッグマンにもファイトできる希有な選手で、彼がファイトしてくれたのが大きかったです。

 両日とも24アシストで、チームはよくボールを動かしてくれました。

 私は奈良のコーチや選手をリスペクトしており、大変なゲームで苦しい時間が多かったですが、チームが正しいことを継続しようとしてくれたことが勝利に繋がったと思っています。

 さて、いよいよ今週 末からは沖縄、京都、大阪、島根と続く対上位8連戦です。4位のレイクスにとっては、1~3位の上位チームとの直接対決がすべて残っており、 手ごわいと共に、逆転での西地区1位に向けて願ってもないカーディングですね。

――上位チームは混戦しており、タフでなければ生き残れないサバイバルです。

 チャンスは我々の手の中にあります。

 それを掴むのも落としてしまうのも自分達次第ですが、それはどのチームも同じだと思います。

 我々は1戦1戦思い切り良くチャレンジし、踊るような面白い試合ができることを願っています。


 今週対戦する沖縄とはホーム開幕戦で1勝1敗と星を分け合いました。ラベネル、喜多川、バーンズ、岸本、マクヘンリーと1試合平均得点10点以上の選手が5人並び、ここにきて9連勝と波に乗っています。

――具体的な数字上で沖縄はウエスタン・カンファレンスで最も速いチームです。そして数字上ではその次に速いのがレイクスです。

 私は選手達はきっとファイトすると思っています。エキサイティングな面白い試合が期待でき、その上で勝利して帰ってきたいです。
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 手中にあるチャンスを、つかめるかどうか。レイクスはいよいよ今シーズン最大のヤマ場を迎えた。ここからの連戦、いずれも相手にとって不足なし。まずは明日あさって、アウェイの地でキングスと激突する。2ゲーム差のレイクスがここで首位グループをとらえることができるか。要注目です!

☆アウェイ琉球ゴールデンキングス戦
3/26(土)19:30 TIPOFF、27(日)18:00 TIPOFF
豊見城市民体育館

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Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2016年03月25日18:46



ホーム福岡戦レビュー&ホーム奈良戦プレビュー

 ホーム福岡戦、苦しみながらも2戦ともものにし、連勝を6に伸ばしました。シーズン前、HCはこの3月を「プレーの精度、練習の量や時間、チー ムの雰囲気など、プレイオフに最も良い状態で入れる環境を整え始める」時期と語っていましたが、まさに状態が上がってきたといえるのではないで しょうか。

――石川戦で丁寧にチームプレーにこだわり、浜松戦で非常に良いバスケットができ、これまでは自分達でゲームを壊してしまっていたチームが、最後の最後まで集中して力強くゲームを終える我慢強さを見た時は『これは伸びるかな』という期待と手応えはありました。

 前節福岡戦では、当然ですが、良い面と悪い面の両方があり、前者は福岡が新HC体制となって全てが分からず、実際に心身共に相当タフなゲームでも大崩れせずに勝ちきれた事、後者はせっかく丁寧に進めてきたチームプレーが少し影を潜めてしまい、我慢が足りなかった事です。

 チーム力としての状態は上がっているか下がっているかと言えば上がっています。しかし、目的地に到達する為にはまだ足りません。

 同じメンバーでシーズンを戦い抜いた昨シーズンとは違い、今シーズンは最後のピースのジャメルが加入してまだ8試合ということも、少なからず影響しているかもしれませんが、我々はまだ貪欲にステップアップを目指さなければなりません。

 2戦とも試合展開は一筋縄ではいかないものでした。初戦、ホセ新HCに率いられた福岡の厳しいマークに、一時は13点差を付けられる出だしでした。小林、 横江のガード陣が流れを引き寄せ、ひっくり返すことができました。

――オフェンス・ディフェンス共に、福岡が何をするのか全く分からないゲームで、予想した中でも福岡は最も強烈なゲームを仕掛けてきました。

 初戦は1Q中盤で8-20のビハインドからスタートしましたが、これは我々が油断したわけでもソフトにゲームに入ってしまったわけではなく、福岡が素晴らしかったです。

 もし、我々が悪くて大きなビハインドを背負ってしまったのなら危険だと思いましたが、福岡が凄かっただけで我々はそこまで悪くなく、平常心でしっかりとハードにプレーしていましたので、『3Qぐらいには追いつく』と思っていました。

 実際は、選手がよく頑張ってくれて、もっと早く2Qで逆転し、リードして前半を終えてくれました。

 福岡とは前回の対戦で1勝1敗でしたし、彼らは我々とのゲームの前に、島根や沖縄とも接戦を繰り広げてきており、さらに新HCの強烈なバスケットで相当強く大変でした。シーズンも終盤に入り、楽なゲームなどもう存在せず、順位以上に各チームの力の差は無いのだと、改めて危機感を感じたゲームでした。


 2戦目も前半は福岡ペースで進みました。思ったようなジャッジでなかった際に選手が平常心を保てない場面も見られ、シーズン佳境に向けて改善したい部分ですね。

――絶対に改善しなければなりません。

 そもそも、なぜそこまでフラストレーションで充満した試合になったのかが問題で、その理由が分からなければ解決もできません。選手達だってそんな試合をしたいわけではなく、我慢しなければならないことぐらい分かっているのですから。

 対戦相手が悪いのか、違います。

 レフリーが悪いのか、違います。

 現に我々は今シーズン最も多い37本のフリースローを打っています。レフリーは敵でも味方でもなく、良いゲームを作る同志です。

 根本的な原因は、大抵我々自身にあり、それは『性格的に我慢強くない』等だけではなく、方法の問題です。我々は『なぜフラストレーションで充満したゲームになったか』のテクニカルな原因を理解し、『今後どうしなければならないのか』を学べたと信じています。

 そのシーズン佳境、 来週からは沖縄、京都、大阪、島根と上位チームとの8連戦が待ち受け、シーズン最大の山場です。厳しい戦いの連続と予想されますが、勝敗を分ける部分はどこにあると考えていますか。

――とても難しい質問です。もしその正解が分かれば我々はそれらのゲームに全て勝利することができるでしょう。しかし、楽な方法を選択しようとすればそれらのゲームで勝つ事は難しい思います。

 我々は正しいことを継続し、ディテールにこだわることが重要だと考えています。結果をコントロールすることは極めて困難ですし、不確定要素に頼ることも出来る限り少ない方が良いです。

 ただ、プロセスはコントロールできます。

 日々正しいプロセスを丁寧に継続すること、胸に手を当て『今日の我々はチャンピオンシップに相応しいチームだったか?』と問いかけ『イエス』と言えることが大切だと思います。

 その為には沖縄、京都、大阪、島根の前に、奈良と全力で戦い良いゲームをすることが最も大切です。

 その前に、今週末は ホーム守山で奈良を迎え撃ちます。1月のアウェイでの対戦では77-64、88-75で連勝しました。アシストランキングリーグトップの鈴 木、3Pシューターのヒンクル、そして本多、寺下の元レイクス勢と手ごわい顔ぶれですが、連勝をキープして来週以降に臨みたいですね。

――奈良との試合はいつだってタフです。今回もタフなゲームが予想されます。今後に繋がる良いゲームをしたいとは思いますが、連勝や来週以降のことよりも、目の前のゲームにファイトし丁寧に戦いたいと思っています。
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 連勝という結果ではなく、プロセスを重視する指揮官。その先に、昨季を超える場所が見えてくるはずだ。いよいよbjラストシーズンも残り1か月。選手たちと共に、全力で戦おう!

☆ホームバンビシャス奈良戦
滋賀ダイハツpresents
3/19(土)18:00 TIPOFF、20(日)14:00 TIPOFF
守山市民体育館
☆RuSC presents スイーツサミット開催☆
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☆レイクスチア体験レッスン、3/27(日)開催!
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Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2016年03月17日23:41



アウェイ浜松戦レビュー&ホーム福岡戦プレビュー

 アウェイでの浜松・東三河フェニックス戦、見事な連勝で11月のホーム連敗の借りを返しました。両日とも苦しい試合でしたが、「流れが悪くても、声を掛け合って崩れずにいけた」(小林)、「我慢比べの時間帯を踏ん張って、勝ちをつかめた」(加納)と、選手たちの粘りが見られた2戦だったのではないでしょうか。

――チームは非常に粘り強く戦ってくれました。彼らはお互いに信頼してパスを出し、チームプレーに徹し、アンセルフィッシュであり、コミュニケーションを取っていたことが粘り強く我慢できた理由です。

 これらは全てが繋がっており、セルフィッシュなプレーが少ないのでフラストレーションが溜まらず、信頼してパスを出すので結果(スコア)が伴わなくても納得でき、難しいショットが少ないことで失敗感が少なく、全員がプレーに参加するのでコミュニケーションが生まれ、コミュニケーションは共通認識を強くし、全員が同じ方向を向く事ができるので我慢強く戦えるというポジティブな連鎖、プラスの循環が生まれました。

 また、そうできたのも、前節石川戦でたどたどしくもチームプレーにこだわり、ブサイクでも我慢強く勝利をもぎ取った成功例が活きたのだと思います。

 この2連戦のハイライトは2戦目のラストでした。91-91、同点の4Q残り16秒、浜松ボールでのスローインからジェフがしつこいチェックでボールを奪い、最後は加納がブザービーターを落ち着いて決めました。サヨナラ勝ちともいうような劇的な勝ち方でしたね。

――まず、岡田が残り23秒3点ビハインドの状況で3Pを決めきり、16秒浜松のスローインでジュリアンと小林がディナイしボールを入れさせず、遠くへパスしたボールをジェフが諦めずに奪い、約2秒でジュリアンがオープンの加納のパスし、加納がラストショットを決めた、全員がよく頑張ってくれた状況でした。

 加納は試合であまりシュートを打ちませんが、毎日毎日ずっとシューティングしています。最後のシュートは加納の献身さや真面目さがゲームの全てを超越した、とても美しい瞬間でした。その場に立ち会えて幸せです。

 そして、TKbj リーグ通算5999点で2戦目を迎えた岡田が、3P4本を含む30点を上げ、通算6000点を達成しました。リーグ史上6人目、日本人選手では2人目の素晴らしい記録ですね。

――現在リーグには200人以上の日本人選手がおり、多くの優れた選手がいますが、その中で6000点に到達した選手は2人しかいない、偉大な記録であり、チームの誇りです。この記録という意味でも、私やチームは素晴らしいゲームに立ち会うことができました。

 また、岡田は週間MVPも受賞しましたが、浜松戦とその前の石川戦でチームで最も我慢したのは岡田であり、岡田の我慢強さとチームとしてのステップアップを目指す姿勢が、連勝の最も大きな要因だった思います。6000点に到達した岡田は今なお大きなステップアップの最中におり、今シーズンの成長に期待しています。

 また、初戦は浜松の 武器の一つである外からの3Pを14.8%に封じました。HCがよく指摘している「ゲームプランのエクスキューションレベル(遂行、実行の水 準)」が高く保たれた証ではないかと思いますが、いかがですか。

――初戦のエクスキューションレベルは高かったと思います。浜松に快適にプレーさせないディフェンスを続けることができました。

 しかし、2日目は91点獲られ、ハイパーセンテージでスコアされてしまいました。選手がチームプレーにこだわり、難しいプレーを少なくし、シンプルにオープンの選手にパスをしてくれたお陰で、ターンオーバーが少なくなりポゼッションを確保でき、我々もスコアすることができましたが、非常に危険なゲームでした。

 プレーオフに入れば2日間エクスキューションすることが絶対条件になり、それができない時はシーズンが終わります。我々はまだまだ足りません。


 前節より、コート内でのハドル回数やコミュニケーションが活発になり、ボールの動き、シェアも向上したような印象です。特に外国人側から日本人選手へ、ゲーム中も積極的にコミュニケーションをもちかけているように見えます。昨シーズンも同じ時期から、グッとチームが締まってきたと記憶していますが、bjラストシーズンの残り14試合、そしてプレイオフに期待してよいでしょうか?

――3節前に京都に連敗したことで、チームに『今のままでは本当にどうにもならない』という危機感が心底生まれたのだと思います。

 今までは自分達自身でゲームを壊してしまうシチュエーションが多かったですが、大きな痛みと引き換えに、チームが正しい方向へ動き出しました。それが上記最初の質問のプラスの循環に動き出したのだと思います。

 しかし、我々はまだその痛みに耐えている段階で、正しい方向へ『動き出した』段階です。それを4連勝で勘違いして丁寧さを失ってしまえばまた元通りに戻ってしまいます。もし、我々が今のバスケットを続けステップアップを目指し、丁寧さを欠かなければエキサイティングなプレーオフが待っていると思います。

 今週来週は守山で2 週連続のホームゲームです。まず今週末はライジング福岡戦、チーム得点王ペッパーズ(元滋賀)のケガやHCの交代などで8連敗中と調子を落と している福岡に対し、連勝したいところ。また、3月下旬からの沖縄、京都、大阪、島根の上位8連戦に向けて、勝利という結果はもちろんのこ と、そこに至る過程、プロセスが大事ですね。

――福岡は連敗中かもしれませんが、前節島根とその前の沖縄と最後まで分からない激しいクロスゲームを展開しています。また、今週末は新たなチームとして来ることになるでしょう。

 もし、チームがプロセスの重要性を理解し始めていれば、我々は今こそより丁寧に正しい事を継続し、チャレンジャーとしてゲームに臨まなければなりません。
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 プラス方向の連鎖が見えてきたという指揮官。シーズン佳境のこの時期に、とても頼もしい言葉だ。それをより確かなものにするべく、一戦一戦をチャレンジャーとして戦うレイクス。2週連続の守山ゲーム、熱いブーストで共に戦おう!

☆ホームライジング福岡戦
3/12(土)18:00 TIPOFF、13(日)14:00 TIPOFF
守山市民体育館
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2264

☆守山2週連続開催!来週はバンビシャス奈良戦!
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2265

☆来週はRuSC presents スイーツサミット開催!スイーツ付きのオトクなスイーツシートをご用意しました!
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2238

☆3/17(木)はクラブレイクスイベントデー@守山!公開練習、サイン会、コート開放と盛りだくさん!守山市民体育館でレイクスホームゲームコートを満喫しよう!
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2274

☆3/18(金)小川コーチのバスケクリニック、守山にて開催!
http://basketballschool.shiga-saku.net/e1238403.html

☆レイクスチア体験レッスン、3/27(日)開催!
http://lakescheerleaders.com/news/topics/4460/

☆限定メールマガジンで、試合後の選手や遠山HCのコメントが読める!クラブレイクスの詳細はこちら!
http://www.lakestars.net/clublakes




Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2016年03月10日23:28