レイクス初の有明ファイナルズを振り返って
ファイナルズの二日間、おつかれさまでした。3位を手にしたレイクス初の有明での戦いを振り返るといかがですか。
――カンファレンス・ファイナルも3位決定戦も、ゲーム前に私がコートに入って観客席を見渡すと、レイクスのブースターの皆様が我々のベンチ周りをブルーに染め、有明に来たことを本当に喜んでくれている景色が目に入りました。私はとにかくそれが嬉しかったです。
ゲームに関してましては、チームはよく戦いました。胸を張るべきです。「たら・れば」はもちろんあります。今回の有明での「たら・れば」は、今後消えることはないでしょう。それは私が来シーズン以降に活かすべきことですが、しかし今シーズン有明までの56試合を通じての、現状でのベストの采配をしたとも思っています。チームはファイナルズに相応しい素晴らしいゲームを展開し、本当によく頑張りました。

やはり初戦の浜松戦の悔しさが、選手にもヘッドコーチにもあるかと思います。この日は序盤からチームの動きに固さが見られましたが、試合前も含め、選手の様子はどうでしたか。
――固かったですが、緊張で固かったというより、勝ちたい気持ちが強過ぎて普段の(ここ1~2ヶ月の)バスケットを見失っていたという感じです。私自身も、アグレッシブに行ききれなかった悔しい思いもあります。ゲーム前から浮き足立った感じはそこまでありませんでしたが、それぞれの『思いの強さ』は感じました。
それでも、ゲームを決したのは小さいことと、ちょっとしたタイミングでした。小さいことですが、それは勝敗を決する(特に有明では)最も重要なことだと、改めて思い知らされました。イースタン・カンファレンス・ファイナルの秋田vs岩手のゲームも似た様な理由が勝敗を決したと思います。
しかし、我々がそういった小さいことを丁寧に気を付けられるようになったのは3、4月頃からです。本当に成長したと感じられる今シーズンでしたが、このゲームの経験は来シーズンに向け、とても価値のあるゲームになり、レイクスを更に高いレベルへ成長させてくれる予感が十分にありました。
この試合に関しては、有明入りの前から「浜松の外角からのシュート」をポイントに挙げていましたが、3P成功率40%、13本を決められてしまいました。2度の優勝経験を持つ浜松は、レギュラーシーズンとは異なる強さがあったのでしょうか。
――浜松は、我々よりもレギュラーシーズン通りの彼らのバスケットを展開していました。そして、レギュラーシーズンとは異なる力も兼ね備えていました。
まずは、浜松はレギュラーシーズン通りの思い切りの良い3Pを確率良く決め、我々は準備していたディフェンスを上手く表現できなかったことと、オフェンスでもレギュラーシーズン通り動けないケースが、浜松よりも多かったと思います。
次に、レギュラーシーズンと異なる強さとはナイル・マーリー選手です。彼は非常に優れた選手ですが、どちらかというと浜松のGo to guy(頼りになる選手)はチャーロ選手とアシャオル選手でした。そこにマーリー選手がプレイオフから加わり、彼のプレイオフの働きが、我々やプレーオフで浜松と対戦してきたチームにとって予想外の展開を生み、言うなれば「エックス・ファクター」(予想外の要因)として、浜松に相乗効果を生んだと思います。そして、彼はその勢いのままプレイオフ・MVPを獲得しました。
試合後、ベンチやロッカーまでの廊下に座り込んでしまう選手もいるなど、選手たちは非常に気落ちした様子でした。翌日に向かうにあたり、選手にはどのような話をしましたか
――チームはよく戦い胸を張るべきだということ。優勝の可能性が無くなった今は辛いが、このゲームが必ず我々を成長させてくれるということ。そして幸いにも、我々には今シーズンの集大成のベストゲームをするチャンスがまだ1試合残っており、我々とブースターにはまだ笑顔で帰れるチャンスが残っているということ。明日のゲームは、改めてブースターの皆様と小川の為に戦うべきだということなどを話しました。ロッカールームでは、小川や岡田も辛い中チームに話をしてくれましたし、我々はホテルに戻り、夕食時に秋田vs岩手のゲームを全員で観て、岩手戦の対策も話し合いました。
そして迎えた翌日の岩手戦、出だしから見違えるような動きで何度も観客席を沸かせました。レイクスの本来のバスケを有明でみせることができたのではないでしょうか。
――最初からアグレッシブに素晴らしいバスケットが展開できました。特に、1Qはオフェンスもディフェンスもコンセプト通りで最高でした。1Qは点差をつけることができましたが、岩手もレイクスが6年間到達できなかった有明に到達し、今シーズン19連勝とリーグレコードを作った偉大なチーム、どこかである程度追いつかれるだろうと思っていましたが、我々は冷静に正しく対処できたと思います。有明で良いバスケットが表現できて本当に良かったです。
また、この試合は小川の現役最後の試合でした。第2クォーターにはフル出場するなど、輝きを放ちました。最初で最後の有明に立つキャプテンの姿は、ヘッドコーチから見ていかがでしたか。
――まず、このゲームの前にクリスが「シンヤをスタメンにしたらどうか?」と。また、岡田が「僕のプレータイムなんてどうでもいいです。シンヤを沢山出してください」と。どいつもこいつも、いいヤツですね(笑)。岡田やクリスとは、「勝つことが小川に対しての最大の贈り物になること、小川が長い時間コートに立てる状況をチームで作ること」を確認しゲームに入りました。
そんな小川は1Q 3:17に交代する時に「いつもより交代早くないっすか?」と、その後2Qをフル出場するとは知らず油断した感じでした(笑)
小川は、膝が痛くて100%の力で練習が出来ず、長い時間ゲームに出場する体力と脚力が備わっていない為シュートに対しての踏ん張りがきかず、さらに右手の中指と小指を突き指していた為、シュートが本人のイメージ通りに全く打てない中、積極的にゴールを目指し、素晴らしいジャンパーを決め、美しいディフェンスのファイトを見せてくれました。毎日、小川の苦悩を見続けていた我々にとって、どれほどの感動だったでしょうか。
そして、最後のゲームで「人の為に戦う強さ」を身をていしてチームに学ばせてくれました。
こうした有明での貴重な二試合を終えて、3位という結果を手にしました。ここから2015-2016シーズンのレイクスが始まりますね。
――私は来シーズンに向けてすでに活動しています。チームは今シーズンの序盤はなぜ弱かったのか、そして成長、自信、有明での悔しさ、などを忘れずに、ウィナーに相応しい選手やチームになれる良いオフシーズンを過ごして欲しいと思っています。今のままのメンタリティやスキルでは優勝できなかったことを理解し、ステップアップに励まなければなりません。必ず有明に戻り、今シーズン達成できなかった目標を必ず達成する強い意志をもって、来シーズンに臨みたいと思います。
では、今シーズンの終わりにあたり、ブースターの皆さんにメッセージをお願いします。
――ブースターの皆様、今シーズン大きなご声援ありがとうございました。山あり谷ありの激動のシーズンでしたが、どんな時でも応援して頂きました皆様には心から感謝しています。チームとブースターの皆様が一つになり勝ち取ったレイクス初の有明は、きっと我々の一生の宝になると思っています。今シーズンの素晴らしい”瞬間”を皆様と共有でき、幸せです。
来シーズンも、良い時もあれば大変な時もあるかもしれません。しかし、レイクスと皆様なら必ずまた乗り越えられると信じています。レイクスの可能性も、チームと皆様が一つとなった時の強さも、その尊さも、今我々は同じメンタリティにあると思います。
来シーズンも皆様と共に戦えることを楽しみにしております。そして必ず有明の忘れ物を取りに行きましょう。
繰り返しになりますが、ブースターの皆様、スポンサーの皆様、そしてレイクスを応援して頂きレイクスのゲームを観て頂きました皆様に心から御礼申し上げます。
========================================
ついにたどり着いた有明の舞台で、勝利の喜びと敗北の落胆の両方を味わった選手たち。それは来季へのかけがえのない財産となるはずです。来季はTKbjリーグとしてのラストシーズン、そしてレイクス頂点への挑戦の年。来季も共に戦いましょう!
当ヘッドコーチブログを最後までお読みいただき、ありがとうございました。今季のHCブログはこれにて一区切りとし、現在更新中のプレイオフブログ最終回にて、遠山ヘッドコーチによる来季への展望や意気込みをご紹介します。どうぞご期待ください。
――カンファレンス・ファイナルも3位決定戦も、ゲーム前に私がコートに入って観客席を見渡すと、レイクスのブースターの皆様が我々のベンチ周りをブルーに染め、有明に来たことを本当に喜んでくれている景色が目に入りました。私はとにかくそれが嬉しかったです。
ゲームに関してましては、チームはよく戦いました。胸を張るべきです。「たら・れば」はもちろんあります。今回の有明での「たら・れば」は、今後消えることはないでしょう。それは私が来シーズン以降に活かすべきことですが、しかし今シーズン有明までの56試合を通じての、現状でのベストの采配をしたとも思っています。チームはファイナルズに相応しい素晴らしいゲームを展開し、本当によく頑張りました。

やはり初戦の浜松戦の悔しさが、選手にもヘッドコーチにもあるかと思います。この日は序盤からチームの動きに固さが見られましたが、試合前も含め、選手の様子はどうでしたか。
――固かったですが、緊張で固かったというより、勝ちたい気持ちが強過ぎて普段の(ここ1~2ヶ月の)バスケットを見失っていたという感じです。私自身も、アグレッシブに行ききれなかった悔しい思いもあります。ゲーム前から浮き足立った感じはそこまでありませんでしたが、それぞれの『思いの強さ』は感じました。
それでも、ゲームを決したのは小さいことと、ちょっとしたタイミングでした。小さいことですが、それは勝敗を決する(特に有明では)最も重要なことだと、改めて思い知らされました。イースタン・カンファレンス・ファイナルの秋田vs岩手のゲームも似た様な理由が勝敗を決したと思います。
しかし、我々がそういった小さいことを丁寧に気を付けられるようになったのは3、4月頃からです。本当に成長したと感じられる今シーズンでしたが、このゲームの経験は来シーズンに向け、とても価値のあるゲームになり、レイクスを更に高いレベルへ成長させてくれる予感が十分にありました。
この試合に関しては、有明入りの前から「浜松の外角からのシュート」をポイントに挙げていましたが、3P成功率40%、13本を決められてしまいました。2度の優勝経験を持つ浜松は、レギュラーシーズンとは異なる強さがあったのでしょうか。
――浜松は、我々よりもレギュラーシーズン通りの彼らのバスケットを展開していました。そして、レギュラーシーズンとは異なる力も兼ね備えていました。
まずは、浜松はレギュラーシーズン通りの思い切りの良い3Pを確率良く決め、我々は準備していたディフェンスを上手く表現できなかったことと、オフェンスでもレギュラーシーズン通り動けないケースが、浜松よりも多かったと思います。
次に、レギュラーシーズンと異なる強さとはナイル・マーリー選手です。彼は非常に優れた選手ですが、どちらかというと浜松のGo to guy(頼りになる選手)はチャーロ選手とアシャオル選手でした。そこにマーリー選手がプレイオフから加わり、彼のプレイオフの働きが、我々やプレーオフで浜松と対戦してきたチームにとって予想外の展開を生み、言うなれば「エックス・ファクター」(予想外の要因)として、浜松に相乗効果を生んだと思います。そして、彼はその勢いのままプレイオフ・MVPを獲得しました。
試合後、ベンチやロッカーまでの廊下に座り込んでしまう選手もいるなど、選手たちは非常に気落ちした様子でした。翌日に向かうにあたり、選手にはどのような話をしましたか
――チームはよく戦い胸を張るべきだということ。優勝の可能性が無くなった今は辛いが、このゲームが必ず我々を成長させてくれるということ。そして幸いにも、我々には今シーズンの集大成のベストゲームをするチャンスがまだ1試合残っており、我々とブースターにはまだ笑顔で帰れるチャンスが残っているということ。明日のゲームは、改めてブースターの皆様と小川の為に戦うべきだということなどを話しました。ロッカールームでは、小川や岡田も辛い中チームに話をしてくれましたし、我々はホテルに戻り、夕食時に秋田vs岩手のゲームを全員で観て、岩手戦の対策も話し合いました。
そして迎えた翌日の岩手戦、出だしから見違えるような動きで何度も観客席を沸かせました。レイクスの本来のバスケを有明でみせることができたのではないでしょうか。
――最初からアグレッシブに素晴らしいバスケットが展開できました。特に、1Qはオフェンスもディフェンスもコンセプト通りで最高でした。1Qは点差をつけることができましたが、岩手もレイクスが6年間到達できなかった有明に到達し、今シーズン19連勝とリーグレコードを作った偉大なチーム、どこかである程度追いつかれるだろうと思っていましたが、我々は冷静に正しく対処できたと思います。有明で良いバスケットが表現できて本当に良かったです。
また、この試合は小川の現役最後の試合でした。第2クォーターにはフル出場するなど、輝きを放ちました。最初で最後の有明に立つキャプテンの姿は、ヘッドコーチから見ていかがでしたか。
――まず、このゲームの前にクリスが「シンヤをスタメンにしたらどうか?」と。また、岡田が「僕のプレータイムなんてどうでもいいです。シンヤを沢山出してください」と。どいつもこいつも、いいヤツですね(笑)。岡田やクリスとは、「勝つことが小川に対しての最大の贈り物になること、小川が長い時間コートに立てる状況をチームで作ること」を確認しゲームに入りました。
そんな小川は1Q 3:17に交代する時に「いつもより交代早くないっすか?」と、その後2Qをフル出場するとは知らず油断した感じでした(笑)
小川は、膝が痛くて100%の力で練習が出来ず、長い時間ゲームに出場する体力と脚力が備わっていない為シュートに対しての踏ん張りがきかず、さらに右手の中指と小指を突き指していた為、シュートが本人のイメージ通りに全く打てない中、積極的にゴールを目指し、素晴らしいジャンパーを決め、美しいディフェンスのファイトを見せてくれました。毎日、小川の苦悩を見続けていた我々にとって、どれほどの感動だったでしょうか。
そして、最後のゲームで「人の為に戦う強さ」を身をていしてチームに学ばせてくれました。
こうした有明での貴重な二試合を終えて、3位という結果を手にしました。ここから2015-2016シーズンのレイクスが始まりますね。
――私は来シーズンに向けてすでに活動しています。チームは今シーズンの序盤はなぜ弱かったのか、そして成長、自信、有明での悔しさ、などを忘れずに、ウィナーに相応しい選手やチームになれる良いオフシーズンを過ごして欲しいと思っています。今のままのメンタリティやスキルでは優勝できなかったことを理解し、ステップアップに励まなければなりません。必ず有明に戻り、今シーズン達成できなかった目標を必ず達成する強い意志をもって、来シーズンに臨みたいと思います。
では、今シーズンの終わりにあたり、ブースターの皆さんにメッセージをお願いします。
――ブースターの皆様、今シーズン大きなご声援ありがとうございました。山あり谷ありの激動のシーズンでしたが、どんな時でも応援して頂きました皆様には心から感謝しています。チームとブースターの皆様が一つになり勝ち取ったレイクス初の有明は、きっと我々の一生の宝になると思っています。今シーズンの素晴らしい”瞬間”を皆様と共有でき、幸せです。
来シーズンも、良い時もあれば大変な時もあるかもしれません。しかし、レイクスと皆様なら必ずまた乗り越えられると信じています。レイクスの可能性も、チームと皆様が一つとなった時の強さも、その尊さも、今我々は同じメンタリティにあると思います。
来シーズンも皆様と共に戦えることを楽しみにしております。そして必ず有明の忘れ物を取りに行きましょう。
繰り返しになりますが、ブースターの皆様、スポンサーの皆様、そしてレイクスを応援して頂きレイクスのゲームを観て頂きました皆様に心から御礼申し上げます。
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ついにたどり着いた有明の舞台で、勝利の喜びと敗北の落胆の両方を味わった選手たち。それは来季へのかけがえのない財産となるはずです。来季はTKbjリーグとしてのラストシーズン、そしてレイクス頂点への挑戦の年。来季も共に戦いましょう!
当ヘッドコーチブログを最後までお読みいただき、ありがとうございました。今季のHCブログはこれにて一区切りとし、現在更新中のプレイオフブログ最終回にて、遠山ヘッドコーチによる来季への展望や意気込みをご紹介します。どうぞご期待ください。
目指せ頂点!有明ファイナルズに向けて
いよいよ有明ファイナルズが今週末に迫ってきました。セミファイナル京都戦の激闘からバイウィークを挟んで、選手たちのコンディションはいかがですか。
――現状ではゲームに大きく影響する怪我等はありませんので、コンディションは良いと思います。先週は、休養も少し多く取りましたし、京都戦後から有明まで2週間で息切れしないようにやれています。後は浜松戦まで2~3日間で、メンタル・コンディションを最も良い所へ上げていくことだと思っています。
大きな目標を達成した後、往々にして気持ちが緩んでしまうことがあると思いますが、セミファイナルの壁、京都の壁を乗り越えた選手たちの様子はいかがですか。
――京都に勝ち、レイクス初の有明進出を果たしたことで、達成感が無かったかと言えば嘘になると思いますが、チームに気の緩みはありません。
レイクスとしては初の有明ですが、個人個人では約半分の選手が何度か有明を経験しています。その全員が有明での”負け”を経験しています。彼らはもう有明で負けるのはまっぴらなのです。
また、幸い1週間空きましたので心を整える時間も十分にありました。チームは浜松戦にしっかりとフォーカスし良い状態にあると思います。

そして、先日はキャプテン小川の今季限りでの引退が発表されました。彼の決断に際し、ヘッドコーチとはどのようなやり取りがあったのでしょうか。>
――小川の決断に関しては、彼は何の考えも無しに物事を決める人間ではありませんので、自分にとってベストの選択をするように伝えていました。
小川と私が大きく接近したのは、2年前のオールスターゲームが有明で開催された時です。私はウエストのHCとして、小川はウエストのオールスター選手として同じチームになりました。
オールスターゲームですが、我々は真剣にプレーし勝利を求め、ウエストは勝利することができました。私と小川はその時のゲームがとにかく楽しく、素晴らしい時間を共有し、いつか同じチームでここ(有明)へ戻ってきたいと夢を語り合いました。そして今、我々は小川の魂のチームで有明に辿り着きました。
小川とはいくつかの約束をし、いくつかの約束を現実に達成してきましたが、1番最初にした約束が最後の2試合にあります。つまり、このファイナルズです。私はその約束の答えがとても楽しみですし、チームは小川の為にもファイトするでしょう。
きっと、いつも以上にチームが一丸となるでしょうね。さて、来たる23日のウェスタン・カンファレンス ファイナル、浜松との対戦です。レギュラーシーズンは2勝2敗の五分ですが、4月のホームでの対戦ではオーバータイムでの惜敗と、10点差での快勝と、互角以上の展開を見せました。
――プレーオフでは、特に一戦必勝の有明ではレギュラーシーズンの成績はあまり関係ないと思っています。最後にゲームをしたのもつい1ヶ月前ですし、我々も浜松もお互いをよく知っています。きっと素晴らしいゲームになるはずです。
カギとなるのはモー・チャーロ、オルー・アシャオルといった外国人選手の爆発力をいかに抑えるかだと思います。シーズン終盤に備わってきたレイクスの守備力が試される一戦ですね。
――チャーロ選手やアシャオル選手は非常に能力が高い危険な選手ですが、浜松は全員が積極的にプレーするので強いチームです。考えれる可能性は沢山ありますが、我々はチーム全員が同じ方向を向いて40分間集中し、ディフェンスをエクスキューションしなければなりません。それは、時には1人の力だけでは難しい時もあるかもしれません。大切なことはチーム全員がお互いを思いやり補い合って、40分間集中しファイトし実行する環境を全員で作らなければなりません。
そこにはブースターの皆様の力も必ず必要です。試されるのは、『ブースターの皆様を含めた全員のチーム力』だと思います。
二戦先勝だったプレイオフから、有明では一戦のみの一発勝負となります。イースタンカンファレンスの秋田、岩手も含め、ミスの許されない相手ばかりかと思いますが、ヘッドコーチから見て、一発勝負を制するのに必要なものは何でしょうか。
――いくつかあると思いますが、”勢い”も重要な要素の1つだと思います。その勢いをつける為、または流れを掴む為には不必要なことに影響されたりフラストレーションを溜めてはいけません。もしゲームに勝つ為には必要無いことに気を取られたり、フラストレーションを溜めて40分しかない大切な時間を浪費してしまえば、一戦必勝のゲームに対し大きく劣勢になってしまいます。
バスケットボールのゲームは、自分達の思い通りにいかないことだらけです。したがって、我々は前節京都戦と同様に正しくプレーしなければなりません。
最後に、初の有明ファイナルズを共に戦うブースターの皆さんへ、メッセージをお願いします。
――プレーオフの大阪戦、そして特に京都戦ではチームとブースターの皆様が一丸となって戦い1つになった素晴らしい時間と試合だったと思います。有明では今シーズンの集大成、出来る限りの最高の力で1つになり戦いましょう。チームは有明でも正しく戦い、ファイトし、ハッスルします。
我々がここまで辿り着けたのは、チームが苦しい時、ブースターの皆様がため息ではなくプラスのエネルギーを送ってくれたからです。是非、レイクスの選手達に大きなご声援をよろしくお願い致します。
========================================
いよいよ、レイクス初の有明での戦いの幕が上がります。一丸となってここまでたどり着いた選手たちに、今週、戦う理由がもう一つ加わりました。あと二つ。頂点に立って、キャプテンのラストゲームに花を添えましょう!
TKbjリーグ ファイナルズ2015 カンファレンスファイナル浜松戦は23日13:10TIPOFF、そしてファイナルは24日17:10TIPOFF!目指せ優勝!ゴーレイクス!

――現状ではゲームに大きく影響する怪我等はありませんので、コンディションは良いと思います。先週は、休養も少し多く取りましたし、京都戦後から有明まで2週間で息切れしないようにやれています。後は浜松戦まで2~3日間で、メンタル・コンディションを最も良い所へ上げていくことだと思っています。
大きな目標を達成した後、往々にして気持ちが緩んでしまうことがあると思いますが、セミファイナルの壁、京都の壁を乗り越えた選手たちの様子はいかがですか。
――京都に勝ち、レイクス初の有明進出を果たしたことで、達成感が無かったかと言えば嘘になると思いますが、チームに気の緩みはありません。
レイクスとしては初の有明ですが、個人個人では約半分の選手が何度か有明を経験しています。その全員が有明での”負け”を経験しています。彼らはもう有明で負けるのはまっぴらなのです。
また、幸い1週間空きましたので心を整える時間も十分にありました。チームは浜松戦にしっかりとフォーカスし良い状態にあると思います。

そして、先日はキャプテン小川の今季限りでの引退が発表されました。彼の決断に際し、ヘッドコーチとはどのようなやり取りがあったのでしょうか。>
――小川の決断に関しては、彼は何の考えも無しに物事を決める人間ではありませんので、自分にとってベストの選択をするように伝えていました。
小川と私が大きく接近したのは、2年前のオールスターゲームが有明で開催された時です。私はウエストのHCとして、小川はウエストのオールスター選手として同じチームになりました。
オールスターゲームですが、我々は真剣にプレーし勝利を求め、ウエストは勝利することができました。私と小川はその時のゲームがとにかく楽しく、素晴らしい時間を共有し、いつか同じチームでここ(有明)へ戻ってきたいと夢を語り合いました。そして今、我々は小川の魂のチームで有明に辿り着きました。
小川とはいくつかの約束をし、いくつかの約束を現実に達成してきましたが、1番最初にした約束が最後の2試合にあります。つまり、このファイナルズです。私はその約束の答えがとても楽しみですし、チームは小川の為にもファイトするでしょう。
きっと、いつも以上にチームが一丸となるでしょうね。さて、来たる23日のウェスタン・カンファレンス ファイナル、浜松との対戦です。レギュラーシーズンは2勝2敗の五分ですが、4月のホームでの対戦ではオーバータイムでの惜敗と、10点差での快勝と、互角以上の展開を見せました。
――プレーオフでは、特に一戦必勝の有明ではレギュラーシーズンの成績はあまり関係ないと思っています。最後にゲームをしたのもつい1ヶ月前ですし、我々も浜松もお互いをよく知っています。きっと素晴らしいゲームになるはずです。
カギとなるのはモー・チャーロ、オルー・アシャオルといった外国人選手の爆発力をいかに抑えるかだと思います。シーズン終盤に備わってきたレイクスの守備力が試される一戦ですね。
――チャーロ選手やアシャオル選手は非常に能力が高い危険な選手ですが、浜松は全員が積極的にプレーするので強いチームです。考えれる可能性は沢山ありますが、我々はチーム全員が同じ方向を向いて40分間集中し、ディフェンスをエクスキューションしなければなりません。それは、時には1人の力だけでは難しい時もあるかもしれません。大切なことはチーム全員がお互いを思いやり補い合って、40分間集中しファイトし実行する環境を全員で作らなければなりません。
そこにはブースターの皆様の力も必ず必要です。試されるのは、『ブースターの皆様を含めた全員のチーム力』だと思います。
二戦先勝だったプレイオフから、有明では一戦のみの一発勝負となります。イースタンカンファレンスの秋田、岩手も含め、ミスの許されない相手ばかりかと思いますが、ヘッドコーチから見て、一発勝負を制するのに必要なものは何でしょうか。
――いくつかあると思いますが、”勢い”も重要な要素の1つだと思います。その勢いをつける為、または流れを掴む為には不必要なことに影響されたりフラストレーションを溜めてはいけません。もしゲームに勝つ為には必要無いことに気を取られたり、フラストレーションを溜めて40分しかない大切な時間を浪費してしまえば、一戦必勝のゲームに対し大きく劣勢になってしまいます。
バスケットボールのゲームは、自分達の思い通りにいかないことだらけです。したがって、我々は前節京都戦と同様に正しくプレーしなければなりません。
最後に、初の有明ファイナルズを共に戦うブースターの皆さんへ、メッセージをお願いします。
――プレーオフの大阪戦、そして特に京都戦ではチームとブースターの皆様が一丸となって戦い1つになった素晴らしい時間と試合だったと思います。有明では今シーズンの集大成、出来る限りの最高の力で1つになり戦いましょう。チームは有明でも正しく戦い、ファイトし、ハッスルします。
我々がここまで辿り着けたのは、チームが苦しい時、ブースターの皆様がため息ではなくプラスのエネルギーを送ってくれたからです。是非、レイクスの選手達に大きなご声援をよろしくお願い致します。
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いよいよ、レイクス初の有明での戦いの幕が上がります。一丸となってここまでたどり着いた選手たちに、今週、戦う理由がもう一つ加わりました。あと二つ。頂点に立って、キャプテンのラストゲームに花を添えましょう!
TKbjリーグ ファイナルズ2015 カンファレンスファイナル浜松戦は23日13:10TIPOFF、そしてファイナルは24日17:10TIPOFF!目指せ優勝!ゴーレイクス!

セミファイナル京都戦振り返り&有明ファイナルズに向けて
セミファイナル京都戦、死闘を制してレイクス初の有明行きを果たしました。おめでとうございます。
――ありがとうございます。
チームのこの京都戦のテーマは『我々は正しくプレーする / We are going to play the RIGHT WAY』でした。京都に勝つにはそれしかないと思い、そして選手達は多くの時間で素晴らしく正しく戦ってくれました。正しくプレーする為に、チームには『京都をリスペクトしよう』と伝えました。
レイクスにとって2年連続で有明の道を閉ざされ、今シーズンも1勝3敗と負け越し、個人でもそれぞれ事情があるであろう京都に対しリスペクトすることは簡単なことではなかったかもしれませんが、我々はネガティブな感情を抱えたままこのシリーズを迎える訳にはいかないと思いました。選手達はこの難しい要求に応えてくれ、このゲームをリスペクトしてくれました。
また、我々にとって最もラッキーだったことは、試合会場の京都と滋賀が隣の府県だったということです。両日とも滋賀から大応援団が駆け付けてくださり、我々に力と勢いを与えてくれました。このシリーズの勝利はブースターの皆様のご声援なしにはありえませんでした。
試合が終わった後、HCが数秒間顔を伏せる姿がありました。有明への切符を手にして、どんな思いがこみあげてきましたか。

――難しいです。色々な感情があったと思います。嬉しさや喜びもありましたし、ホッとした思いもありました。また私自身も、レイクスターズの頑張りに感動したのかもしれません。とにかく、恥ずかしながらおおよそ感情をコントロールできる状態ではありませんでした。
試合後の会見では「ヘッドコーチ人生で一番苦しいシーズンでした」と振り返りましたが、レイクスを率いて1年目の今季を振り返るといかがでしたか。
――レイクスのHCに就任させて頂き、初期の印象は『これは当分有明は難しい』でした。
過去に優勝チームのACや優勝経験チームのHCをさせて頂いた経験、または以前にNBAのチームや、昨年の夏にはNCAAで何度も優勝したことのあるアメリカの大学で勉強させて頂いた経験から、あまりにもカルチャーが違い過ぎると思いました。
しかし、有明はレイクス7年目の悲願であり、我々には各部門で優れた才能を持ったプレーヤー達がいました。その為、今シーズン中にどうにかしなければならないと思い、チームには相当厳しく接し、1度全て壊さなければと、私は嫌われ者を買って出なければなりませんでした。批判も多く、もし球団に理解が無ければ仕事を失うと毎日思っていましたので、まさに命懸けの思いでした。私にとっての幸運は、球団代表の坂井からの理解とアドバイスがあったことでした。
チームにはシーズン中によく何度も問いかけたことがあります。『強い組織は正しい者が間違っている者を上に引き上げてくれる。弱い組織は間違っている者が正しい者の足を引きずり下ろす。僕達は今どっちだ?』『今日の僕達は優勝に相応しいチームだったか?』
いま同じ問いをしたらどうでしょうか?きっとポジティブな答えが返ってくるはずです。
このセミファイナルも一筋縄ではいかない激戦でした。厳しい守備でものにした第1戦から、逆に京都自慢の堅守を破りきれなかった第2戦と、互いに一歩も譲らない二戦でした。
――第1戦は、多くの時間で予定通りの展開で実行力も高く、オフェンス・ディフェンス共に素晴らしかったと思います。第2戦は、選手達の勝ちたい気持ちが強過ぎたことから、ディフェンスは大雑把にボールを取りに行き過ぎましたし、オフェンスはボールと人が動かず難しいショットが多かったです。後日、第2戦のビデオを観ましたが、改めて観ると良い内容だったとは到底言えない内容でしたが、それでも最後まで接戦に持ち込めたのは違う側面でチームの成長と粘り強さやハートの強さを感じられた試合でした。
二戦目では、レイなどがフラストレーションをためてしまった場面もありましたが、HCが懸命に声をかけていました。大一番にあたって選手のメンタル面はやはりいつもとは異なりましたか。
――やはりいつも通りとはいかない場面もありました。レイに関しては前日もファールトラブルで良いパフォーマンスができていませんでしたので、フラストレーションが溜まっていたのだと思います。
フラストレーションを出してしまえば京都のゲームになってしまいます。重要なことは京都やレフリーではなく”我々がどうするか”でした(=我々は正しくプレーする)。しかし、レイは気持ちを切り替え、第2戦後半からは常にチームにポジティブな言葉をかけ、皆を大声で励まし続けてくれ、最終決定戦では最後の5分間だけで、チーム最多の8得点と勝負を決定付けるディフェンスでチームを有明へ導いてくれました。
そして、1勝1敗のタイで迎えた最終決定戦までの30分のインターバル。ロッカールームでどんな言葉をかけて選手たちを送り出しましたか。
――第2戦が終盤、ラスト数十秒まで分からない状況でしたので、敗戦がほぼ決定的になった時の終わり方について私には2つの選択肢がありました。
『その時プレーしている選手をそのまま出してゲームを終えるか』
『全選手を交代させてゲームを終えるか』
もっと早い段階で敗戦が濃厚になっていれば、決定戦への休養を考え全選手を交代させるべきだと思っていましたが、ラスト20秒でしたので休養はもう関係なく、決定戦へのメンタルの問題でした。その時、コートには決定戦も多くの時間をプレーするであろう選手が出ていましたので、彼らの意識を第2戦から切り離す為には、負けの瞬間にコートに立っているよりも、交代させた方が切り替えやすいのではと思い、ラスト20秒で全選手を交代させました。最も辛い役割を引き受けてくれた小川・武田・溝口・鈴木・井上には頭が上がらない思いであり、尊敬に価すると思っています。
そのようなこともあり、決定戦へ向けては『次のゲームは別のゲームであること、10分で終わってしまうので勢いと流れを掴みにいくこと』などを話し、30分のうち15分間を自由時間にしました。
この時、岡田も「みんな顔が暗い。このままじゃさっきの40分の続きになってしまう。切り替えて、この大事な10分間に集中しよう」と声をかけたそうですね。レギュラーシーズンの対京都最終戦で今季初白星を上げた試合(3/15)でも、「この場所で、この相手とプレイオフを戦うかもしれない。このままでは終われない」と檄を飛ばすなど、シーズン終盤では岡田のリーダーシップが光りました。
――選手から良い発言が出ることはとても良いことです。場合によっては、私が同じことを10回言うよりも選手が1回言ってくれた方がよっぽど効果がある場合もあります。岡田に関してはシーズン中にリーダーシップの面でも成長しました。決定戦の終盤でのタイムアウト時も「京都相手に3点差で十分だと思うか?集中力を切らしたら負けるぞ」とチームを鼓舞してくれましたし、その言動は彼はチームの方針通り京都を最後までリスペクトしていた象徴だと思いました。
さあ、いよいよ初の有明の舞台です。小川も「この7年の思いは、有明で勝ってこそ報われる」と選手たちは頂点しか見えていませんね。
――チームとしては、京都戦はもう過ぎたことであり、小川の言う通り次は有明と浜松戦にフォーカスするべきです。誰もが何が起こるか分からないと言う一発勝負の有明で、まずは昨シーズンの優勝チームを破って有明進出を果たした伝統のある強敵浜松との対戦です。「この7年間の思い」と言うこの7年間を唯一知っている小川の為にもファイトしたい思いです。
HC自身も、ヘッドコーチとして臨む初めての有明です。期するものはあるのではないでしょうか。
――どのような職種もそうかもしれませんが、我々プロアスリートも応援してくださる皆様あって成り立つ仕事です。
我々の存在意義は、人の為に戦うこと。
我々の目的は、感動など人の心が大きく動くスポーツの持つ美しさを伝えること。
我々の目標の優勝は、その最たるところだと思います。
有明も良いプロセスの上に結果は付いてくると信じていますし、皆さんが喜んでくれるゲームを目指したいと思っています。
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何度も苦境に追い込まれながら、それでも自分たちを信じて戦った選手たち。2008年のbjリーグ参戦以来、待ち望んできた歓喜の瞬間が初めて訪れました。レイクス初の有明ファイナルズ。そして、選手たちの視線はその頂点に向いています。あと2戦、一丸で戦い抜く選手たちに熱いブーストをお願いします!
TKbjリーグ ファイナルズ2015 カンファレンスファイナル浜松戦は23日13:10TIPOFF、そしてファイナルは24日17:10TIPOFF!目指せ優勝!ゴーレイクス!

――ありがとうございます。
チームのこの京都戦のテーマは『我々は正しくプレーする / We are going to play the RIGHT WAY』でした。京都に勝つにはそれしかないと思い、そして選手達は多くの時間で素晴らしく正しく戦ってくれました。正しくプレーする為に、チームには『京都をリスペクトしよう』と伝えました。
レイクスにとって2年連続で有明の道を閉ざされ、今シーズンも1勝3敗と負け越し、個人でもそれぞれ事情があるであろう京都に対しリスペクトすることは簡単なことではなかったかもしれませんが、我々はネガティブな感情を抱えたままこのシリーズを迎える訳にはいかないと思いました。選手達はこの難しい要求に応えてくれ、このゲームをリスペクトしてくれました。
また、我々にとって最もラッキーだったことは、試合会場の京都と滋賀が隣の府県だったということです。両日とも滋賀から大応援団が駆け付けてくださり、我々に力と勢いを与えてくれました。このシリーズの勝利はブースターの皆様のご声援なしにはありえませんでした。
試合が終わった後、HCが数秒間顔を伏せる姿がありました。有明への切符を手にして、どんな思いがこみあげてきましたか。

――難しいです。色々な感情があったと思います。嬉しさや喜びもありましたし、ホッとした思いもありました。また私自身も、レイクスターズの頑張りに感動したのかもしれません。とにかく、恥ずかしながらおおよそ感情をコントロールできる状態ではありませんでした。
試合後の会見では「ヘッドコーチ人生で一番苦しいシーズンでした」と振り返りましたが、レイクスを率いて1年目の今季を振り返るといかがでしたか。
――レイクスのHCに就任させて頂き、初期の印象は『これは当分有明は難しい』でした。
過去に優勝チームのACや優勝経験チームのHCをさせて頂いた経験、または以前にNBAのチームや、昨年の夏にはNCAAで何度も優勝したことのあるアメリカの大学で勉強させて頂いた経験から、あまりにもカルチャーが違い過ぎると思いました。
しかし、有明はレイクス7年目の悲願であり、我々には各部門で優れた才能を持ったプレーヤー達がいました。その為、今シーズン中にどうにかしなければならないと思い、チームには相当厳しく接し、1度全て壊さなければと、私は嫌われ者を買って出なければなりませんでした。批判も多く、もし球団に理解が無ければ仕事を失うと毎日思っていましたので、まさに命懸けの思いでした。私にとっての幸運は、球団代表の坂井からの理解とアドバイスがあったことでした。
チームにはシーズン中によく何度も問いかけたことがあります。『強い組織は正しい者が間違っている者を上に引き上げてくれる。弱い組織は間違っている者が正しい者の足を引きずり下ろす。僕達は今どっちだ?』『今日の僕達は優勝に相応しいチームだったか?』
いま同じ問いをしたらどうでしょうか?きっとポジティブな答えが返ってくるはずです。
このセミファイナルも一筋縄ではいかない激戦でした。厳しい守備でものにした第1戦から、逆に京都自慢の堅守を破りきれなかった第2戦と、互いに一歩も譲らない二戦でした。
――第1戦は、多くの時間で予定通りの展開で実行力も高く、オフェンス・ディフェンス共に素晴らしかったと思います。第2戦は、選手達の勝ちたい気持ちが強過ぎたことから、ディフェンスは大雑把にボールを取りに行き過ぎましたし、オフェンスはボールと人が動かず難しいショットが多かったです。後日、第2戦のビデオを観ましたが、改めて観ると良い内容だったとは到底言えない内容でしたが、それでも最後まで接戦に持ち込めたのは違う側面でチームの成長と粘り強さやハートの強さを感じられた試合でした。
二戦目では、レイなどがフラストレーションをためてしまった場面もありましたが、HCが懸命に声をかけていました。大一番にあたって選手のメンタル面はやはりいつもとは異なりましたか。
――やはりいつも通りとはいかない場面もありました。レイに関しては前日もファールトラブルで良いパフォーマンスができていませんでしたので、フラストレーションが溜まっていたのだと思います。
フラストレーションを出してしまえば京都のゲームになってしまいます。重要なことは京都やレフリーではなく”我々がどうするか”でした(=我々は正しくプレーする)。しかし、レイは気持ちを切り替え、第2戦後半からは常にチームにポジティブな言葉をかけ、皆を大声で励まし続けてくれ、最終決定戦では最後の5分間だけで、チーム最多の8得点と勝負を決定付けるディフェンスでチームを有明へ導いてくれました。
そして、1勝1敗のタイで迎えた最終決定戦までの30分のインターバル。ロッカールームでどんな言葉をかけて選手たちを送り出しましたか。
――第2戦が終盤、ラスト数十秒まで分からない状況でしたので、敗戦がほぼ決定的になった時の終わり方について私には2つの選択肢がありました。
『その時プレーしている選手をそのまま出してゲームを終えるか』
『全選手を交代させてゲームを終えるか』
もっと早い段階で敗戦が濃厚になっていれば、決定戦への休養を考え全選手を交代させるべきだと思っていましたが、ラスト20秒でしたので休養はもう関係なく、決定戦へのメンタルの問題でした。その時、コートには決定戦も多くの時間をプレーするであろう選手が出ていましたので、彼らの意識を第2戦から切り離す為には、負けの瞬間にコートに立っているよりも、交代させた方が切り替えやすいのではと思い、ラスト20秒で全選手を交代させました。最も辛い役割を引き受けてくれた小川・武田・溝口・鈴木・井上には頭が上がらない思いであり、尊敬に価すると思っています。
そのようなこともあり、決定戦へ向けては『次のゲームは別のゲームであること、10分で終わってしまうので勢いと流れを掴みにいくこと』などを話し、30分のうち15分間を自由時間にしました。
この時、岡田も「みんな顔が暗い。このままじゃさっきの40分の続きになってしまう。切り替えて、この大事な10分間に集中しよう」と声をかけたそうですね。レギュラーシーズンの対京都最終戦で今季初白星を上げた試合(3/15)でも、「この場所で、この相手とプレイオフを戦うかもしれない。このままでは終われない」と檄を飛ばすなど、シーズン終盤では岡田のリーダーシップが光りました。
――選手から良い発言が出ることはとても良いことです。場合によっては、私が同じことを10回言うよりも選手が1回言ってくれた方がよっぽど効果がある場合もあります。岡田に関してはシーズン中にリーダーシップの面でも成長しました。決定戦の終盤でのタイムアウト時も「京都相手に3点差で十分だと思うか?集中力を切らしたら負けるぞ」とチームを鼓舞してくれましたし、その言動は彼はチームの方針通り京都を最後までリスペクトしていた象徴だと思いました。
さあ、いよいよ初の有明の舞台です。小川も「この7年の思いは、有明で勝ってこそ報われる」と選手たちは頂点しか見えていませんね。
――チームとしては、京都戦はもう過ぎたことであり、小川の言う通り次は有明と浜松戦にフォーカスするべきです。誰もが何が起こるか分からないと言う一発勝負の有明で、まずは昨シーズンの優勝チームを破って有明進出を果たした伝統のある強敵浜松との対戦です。「この7年間の思い」と言うこの7年間を唯一知っている小川の為にもファイトしたい思いです。
HC自身も、ヘッドコーチとして臨む初めての有明です。期するものはあるのではないでしょうか。
――どのような職種もそうかもしれませんが、我々プロアスリートも応援してくださる皆様あって成り立つ仕事です。
我々の存在意義は、人の為に戦うこと。
我々の目的は、感動など人の心が大きく動くスポーツの持つ美しさを伝えること。
我々の目標の優勝は、その最たるところだと思います。
有明も良いプロセスの上に結果は付いてくると信じていますし、皆さんが喜んでくれるゲームを目指したいと思っています。
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何度も苦境に追い込まれながら、それでも自分たちを信じて戦った選手たち。2008年のbjリーグ参戦以来、待ち望んできた歓喜の瞬間が初めて訪れました。レイクス初の有明ファイナルズ。そして、選手たちの視線はその頂点に向いています。あと2戦、一丸で戦い抜く選手たちに熱いブーストをお願いします!
TKbjリーグ ファイナルズ2015 カンファレンスファイナル浜松戦は23日13:10TIPOFF、そしてファイナルは24日17:10TIPOFF!目指せ優勝!ゴーレイクス!

大阪戦振り返り&プレイオフセミファイナル京都戦に向けて
いよいよ開幕したプレイオフ、ファーストラウンドは見事2連勝で大阪を破りました。おめでとうございます。
――ありがとうございます。最終的に点差こそ開きましたが、大阪のファイトが凄まじくとてもタフな2日間でした。何度も危ない場面や不安な展開がありましたが、ブースターの皆様のご声援と後押しがもの凄く、危険な場面をブースターの皆様がかき消してくれた印象のゲームでした。大きなご声援本当にありがとうございます。
二戦を通じて目立ったのが加納の活躍でした。試合前日の練習で足首を捻挫してしまい、一時は出場が危ぶまれたほどと聞きましたが、ふたを開けてみるとHCが「二日間ともマサに助けられました」と脱帽するパフォーマンスでしたね。
――当初は出場させないつもりでしたが、ウォーミングアップで思ったよりも動けたことと、土曜のゲームで大阪の相馬選手に前半だけで21得点されたことで加納の力が必要になりました。加納は相馬選手を後半0点に抑えてくれましたし、両日ともディフェンスはもちろんランやリバウンドで信じられないほど貢献してくれました。
1月のブログで『いつか加納の真面目さが必ずチームを救う』と書きましたが(実際はいつもですが)今回もプレーオフという重要なゲームで彼はチームを救ってくれました。加納は『頑張ることの美しさ』を表現できる希有な選手であり、想像以上のプレーを見せてくれました。
初戦は前半、なかなかペースをつかみきれない展開でした。初戦後の記者会見でヨコも「固くなってしまってぜんぜんでした」と話していましたが、HCから見て初戦の選手たちの入りはいかがでしたか。
――非常に固かったですし、私も緊張し固くなってしまっていたかもしれません。しかし、結果論ですがフワッとしてプレーオフに入るよりは思いっきり固くなってプレーオフに入れたことは今シーズン浮き沈みが激しく特にシーズン前半には集中力が散漫なことが多く見受けられた我々にとっては良かったかもしれないと思っています。その後の内容も良かったですし、このプレーオフではこのように固くなることはもう無いでしょう。

その苦しい時間帯に落ち着いて対処し、後半に一気に流れをつかみました。二戦目も序盤の互角の展開の中で、シンヤが「大阪は後がないのでアグレッシブにくるけれど、けが人が多いので後半にバテるはず」と冷静にチャンスをうかがい、それをものにしました。公式戦終盤で浜松、沖縄と互角以上に渡り合った自信が選手たちにあるのかとも思いましたが、HCから見ていかがですか。
――緊張と固さが抜けた後半は素晴らしい大爆発を見せてくれましたし、横江も17分の出場で10得点4リバウンド5アシストという素晴らしいパフォーマンスをしてくれました。また、ボールを動かしながら手薄になったインサイドをアタックし続けたことも良かったです。選手が辛抱強くアタックしファールを積み重ねさせたことが2日間ゲームを通じて最終的に我々が有利になれた要因の一つだったと思います。
レギュラーシーズン終盤の浜松・沖縄戦を仮想プレーオフとして良いバスケットができたことは我々の大きな自信になっていますし、浜松・沖縄戦どちらでも10点以上のビハインドからカムバックできていましたので、その経験から10点程度のビハインドにも集中力を切らさずに丁寧にチャンスを探し続け、良いパフォーマンスができました。
初戦の終盤、点差を広げた後にはレイが豪快なアリウープダンクを見せました。HCからの指示もあったと聞きましたが、会場の熱気も味方にするという意図でしょうか。
――このゲームを我々のものにする決定打とこのシリーズを優位にさせる為に流れが最も良くなった時に会場に一気に火を付けようと指示しました。ちなみに、気を良くしたレイは2日目の試合中も「アリウープをやらせろ」と何度か言ってきましたが、「今日はもう大丈夫だから3Pを決めてくてくれ」なんてやり取りをしていました(笑)
さて、カンファレンス・セミファイナルの対戦相手は、西地区1位の京都が実力を発揮してファーストラウンドを突破してきました。昨年のセミファイナルと同じ顔合わせとなる滋京ダービー、否が応でも白熱するかと思います。京都のファーストラウンドの戦いぶりはいかがでしたか。
――今シーズンの京都を象徴するような力強い試合でした。タフなシリーズになると思いますが、我々もまた力強くファイトするでしょう。
組織的な守りが特徴の京都に対し、レイクスも守備が安定してきました。レギュラーシーズン最後の沖縄戦のようなロースコアの展開も予想されるかと思いますが、勝敗のカギはどこにあるでしょうか。
――ゲーム前ですので具体的には言えませんが、我々はプレー面でもメンタル面でもいくつかのポイントとテームを持ってゲームに臨みます。それが遂行できれば納得のいくゲームができると信じていますし、良いプロセスの上に結果もついてくると信じています。
では最後に、ブースターの皆さんに向けて、セミファイナル突破、そして初の有明進出への意気込みをお願いします。
――京都はレギュラーシーズン44勝を上げた偉大なチームであり、我々は今週末のゲームをリスペクトして臨みます。そして我々は正しくプレーします。大切なことは我々がどのような姿勢でゲームに臨むかです。ブースターの皆様には、我々がポジティブなエナジーを出し続けられるよう、選手達にプラスのエネルギーを送って欲しいと思っています。是非熱い声援でレイクスの後押しをよろしくお願い致します。
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苦しい時間帯をしのぎ、自分たちの流れをつかんで一気に大阪を押し切ったファーストラウンド。手ごたえ十分でセミファイナルの壁、西地区1位の京都の壁に挑む。有明への扉をこじ開ける時は今。ハンナリーズアリーナに熱い熱いブーストを響かせ、一丸となって戦いましょう!
プレイオフカンファレンスセミファイナル、アウェイ京都戦はハンナリーズアリーナで5/9(土)17:00、10(日)14:00 TIP OFF!!
☆プレイオフ特設ブログはこちら☆
http://playoffs2015.shiga-saku.net/

――ありがとうございます。最終的に点差こそ開きましたが、大阪のファイトが凄まじくとてもタフな2日間でした。何度も危ない場面や不安な展開がありましたが、ブースターの皆様のご声援と後押しがもの凄く、危険な場面をブースターの皆様がかき消してくれた印象のゲームでした。大きなご声援本当にありがとうございます。
二戦を通じて目立ったのが加納の活躍でした。試合前日の練習で足首を捻挫してしまい、一時は出場が危ぶまれたほどと聞きましたが、ふたを開けてみるとHCが「二日間ともマサに助けられました」と脱帽するパフォーマンスでしたね。
――当初は出場させないつもりでしたが、ウォーミングアップで思ったよりも動けたことと、土曜のゲームで大阪の相馬選手に前半だけで21得点されたことで加納の力が必要になりました。加納は相馬選手を後半0点に抑えてくれましたし、両日ともディフェンスはもちろんランやリバウンドで信じられないほど貢献してくれました。
1月のブログで『いつか加納の真面目さが必ずチームを救う』と書きましたが(実際はいつもですが)今回もプレーオフという重要なゲームで彼はチームを救ってくれました。加納は『頑張ることの美しさ』を表現できる希有な選手であり、想像以上のプレーを見せてくれました。
初戦は前半、なかなかペースをつかみきれない展開でした。初戦後の記者会見でヨコも「固くなってしまってぜんぜんでした」と話していましたが、HCから見て初戦の選手たちの入りはいかがでしたか。
――非常に固かったですし、私も緊張し固くなってしまっていたかもしれません。しかし、結果論ですがフワッとしてプレーオフに入るよりは思いっきり固くなってプレーオフに入れたことは今シーズン浮き沈みが激しく特にシーズン前半には集中力が散漫なことが多く見受けられた我々にとっては良かったかもしれないと思っています。その後の内容も良かったですし、このプレーオフではこのように固くなることはもう無いでしょう。

その苦しい時間帯に落ち着いて対処し、後半に一気に流れをつかみました。二戦目も序盤の互角の展開の中で、シンヤが「大阪は後がないのでアグレッシブにくるけれど、けが人が多いので後半にバテるはず」と冷静にチャンスをうかがい、それをものにしました。公式戦終盤で浜松、沖縄と互角以上に渡り合った自信が選手たちにあるのかとも思いましたが、HCから見ていかがですか。
――緊張と固さが抜けた後半は素晴らしい大爆発を見せてくれましたし、横江も17分の出場で10得点4リバウンド5アシストという素晴らしいパフォーマンスをしてくれました。また、ボールを動かしながら手薄になったインサイドをアタックし続けたことも良かったです。選手が辛抱強くアタックしファールを積み重ねさせたことが2日間ゲームを通じて最終的に我々が有利になれた要因の一つだったと思います。
レギュラーシーズン終盤の浜松・沖縄戦を仮想プレーオフとして良いバスケットができたことは我々の大きな自信になっていますし、浜松・沖縄戦どちらでも10点以上のビハインドからカムバックできていましたので、その経験から10点程度のビハインドにも集中力を切らさずに丁寧にチャンスを探し続け、良いパフォーマンスができました。
初戦の終盤、点差を広げた後にはレイが豪快なアリウープダンクを見せました。HCからの指示もあったと聞きましたが、会場の熱気も味方にするという意図でしょうか。
――このゲームを我々のものにする決定打とこのシリーズを優位にさせる為に流れが最も良くなった時に会場に一気に火を付けようと指示しました。ちなみに、気を良くしたレイは2日目の試合中も「アリウープをやらせろ」と何度か言ってきましたが、「今日はもう大丈夫だから3Pを決めてくてくれ」なんてやり取りをしていました(笑)
さて、カンファレンス・セミファイナルの対戦相手は、西地区1位の京都が実力を発揮してファーストラウンドを突破してきました。昨年のセミファイナルと同じ顔合わせとなる滋京ダービー、否が応でも白熱するかと思います。京都のファーストラウンドの戦いぶりはいかがでしたか。
――今シーズンの京都を象徴するような力強い試合でした。タフなシリーズになると思いますが、我々もまた力強くファイトするでしょう。
組織的な守りが特徴の京都に対し、レイクスも守備が安定してきました。レギュラーシーズン最後の沖縄戦のようなロースコアの展開も予想されるかと思いますが、勝敗のカギはどこにあるでしょうか。
――ゲーム前ですので具体的には言えませんが、我々はプレー面でもメンタル面でもいくつかのポイントとテームを持ってゲームに臨みます。それが遂行できれば納得のいくゲームができると信じていますし、良いプロセスの上に結果もついてくると信じています。
では最後に、ブースターの皆さんに向けて、セミファイナル突破、そして初の有明進出への意気込みをお願いします。
――京都はレギュラーシーズン44勝を上げた偉大なチームであり、我々は今週末のゲームをリスペクトして臨みます。そして我々は正しくプレーします。大切なことは我々がどのような姿勢でゲームに臨むかです。ブースターの皆様には、我々がポジティブなエナジーを出し続けられるよう、選手達にプラスのエネルギーを送って欲しいと思っています。是非熱い声援でレイクスの後押しをよろしくお願い致します。
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苦しい時間帯をしのぎ、自分たちの流れをつかんで一気に大阪を押し切ったファーストラウンド。手ごたえ十分でセミファイナルの壁、西地区1位の京都の壁に挑む。有明への扉をこじ開ける時は今。ハンナリーズアリーナに熱い熱いブーストを響かせ、一丸となって戦いましょう!
プレイオフカンファレンスセミファイナル、アウェイ京都戦はハンナリーズアリーナで5/9(土)17:00、10(日)14:00 TIP OFF!!
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