遠山の地声

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Posted by 滋賀咲くブログ.at



B.LEAGUE初戦、ホーム三河戦レビュー&アウェイ琉球戦プレビュー

 いよいよB.LEAGUEのファーストシーズンが始まりました。これまで以上の熱気にあふれたホーム「ウカルちゃんアリーナ」でしたが、実際にコートで指揮を執って、昨季までとの違いを感じましたか。

――まず、日本のバスケットボールが大きく変わり、B.LEAGUEという新しいリーグで今シーズンも滋賀レイクスターズで指揮を執れることを幸運に、光栄に思っています。

 野球やサッカーに続くバスケットボールの『第三のメジャースポーツ化』へ向け、微力ながら尽力に努めたいと思っており、レイクスのバスケットがスポーツの美しさとバスケットボールの面白さを表現し、滋賀県民の皆さんをもっと熱狂的に、そして日本中にバスケットの魅力を伝えていきたいと強い使命感と覚悟を持って取り組んでいきたいと思っています。

 また、日本のバスケットボールの発展と強化、更にはオリンピック出場とメダル獲得に向け、レイクスのバスケットと選手達が少しでも貢献できるよう力強く励んでいきたいと思っています。

 さて、開幕戦では沢山のブースターの皆さんにウカルちゃんアリーナに足を運んで頂き、改めて幸せを噛み締めた開幕戦でした。

 アリーナ内の側壁には液晶パネルが張られ、今まではコートの四つ角に置かれていたスピーカーも、天井からの吊り下げ式で倍の数となりボリュームも増し、よりエンターテイメント性が増したと思います。

 また、細かい所を言えば、コート外の床に敷いてあるシートが昨シーズンまでは緑色の養生シートだったのが黒いシートに変わり、よりコートが映えるようになっていました。

 また、アリーナ内にLakes store & cafeがオープンし、レイクスをもっと楽しめるようになったと思います。

 何よりも一番の違いは、ブースターの皆さんのB.LEAGUEと新生レイクスへの注目度だったと思います。『どんなゲームになるのだろう』『このゲームの先に何が待っているのだろう』という雰囲気がアリーナ内に入った瞬間に感じた第一印象でした。

 初戦の相手は昨季NBL準優勝、今季も優勝候補に挙げられるシーホース三河でした。今季のBリーグのレベルを計るには絶好の相手だったかと思いますが、この二戦のチームの戦いぶりをどう評価していますか。

――結果としては悔しい連敗となってしまいましたが、優勝候補の名門クラブを相手にチームはよく頑張ったと思います。

 9月に入り12日間で8試合というタフなスケジュールでプレシーズン期のゲームをこなし、その中で自分達がコンセプトに沿ってプレーしている時は良いバスケットができることは理解していました。

 この開幕戦両日も随所に、そして多くの時間で選手達は良いバスケットをし、彼らの可能性を示してくれました。

 今年のチームは全員がアンセルフィッシュネスのメンタリティーを持っており、ディフェンスに対する意識も高いです。何よりも、ファイトする姿勢、声を出してチームメイトを鼓舞し合い、どんな状況でも戦い抜き、チームと選手達の素晴らしい魅力が敗戦の中でも見ることができました。これらの意識と姿勢は彼らの宝物です。

 お互いに協力し合うことでこれらを継続していければ、我々は必ずステップアップできると信じています。



 両日共に目立ったのはジュリアン・マブンガの活躍でした。激しいマークにあいながらも、両日ともに20点以上をあげ、時にはポイントガードも務めるなど、彼の働きがチームを構成する大きな要素である左右することが再確認されました。

――ジュリアンは様々な状況でアドバンテージを作り出せる特殊な能力を持ったユニークなプレーヤーです。また、自分によって生まれたアドバンテージをチームに活かそうとするメンタリティーも持っています。

 今シーズンは昨シーズンよりも彼の仕事は多く、全てのポジションでプレーしていますのでまだ不慣れな部分もありますが、それも彼の成長要素、そしてチームの成長要素だと思っています。

 一方、インサイドの強さや外からの正確なシュート力など、三河の強みをチームとして十分に抑えきれない場面も目立ちました。今後の課題も見えたのではないでしょうか。

――今後の課題は山ほどあり、頭が痛いです。それも、明確に分かっている課題もあれば、まだボヤけていてハッキリとは見えていない課題も潜んでいるでしょう。

 しかし、7月に集まったばかりの新しいレイクスにおいては成長課題だとポジティブに考えるべきだと思っています。

 例えば、今日の練習でも田中が「三河戦でディフェンスの◯◯◯が困ったから◯◯◯の練習がしたい。その為には今やっているドリルを△△△したらできると思う」と重要な意見を言ってきてくれました。

 私は今のドリルでまかなえると思っていましたが、田中の意見がドリルをより質の高い練習に変化させてくれました。

 日本を代表する選手達とそれぞれ優れた外国籍選手をズラリ揃えている三河が強いことは最初分かっていることであり、彼らは我々が持っていない能力を持っていることも分かっています。課題はすぐに解決できないことの方が多いでしょう。

 しかし今日の田中のように課題の解決に意欲的で、ステップアップを求め、困難に立ち向かっていけるのがこのチームの素晴らしさの1つだと思います。

 今週末はアウェイで琉球ゴールデンキングスとの対戦です。東京で行われたアルバルク東京(トヨタ自動車)とのB.LEAGUE開幕戦では熱戦を繰り広げ、昨季所属した波多野が活躍するなど、今季も手ごわいチームですね。

――沖縄は昨シーズンのbjリーグのチャンピオンチームであり、そのほとんどの選手が残り、更に新戦力も補強しより優れたチームとなっています。

 B.LEAGUE開幕戦ではアルバルク東京と熱戦を広げ、波多野選手は幾度となく目を奪われるようなハッスルをし、沖縄のラインナップとバスケットにフィットし沖縄はより手強い相手となっているでしょう。

 我々は当然、沖縄の対策をしてゲームに望みますが、まずは我々の良さを表現することが最も大切だと思っています。

 それでは、B.LEAGUE初年度を共に戦ってくれるブースターの皆さんに、メッセージをお願い致します。

――日本のバスケットが大きく変わる歴史的な瞬間を、レイクスブースターの皆さんと共にできることを心から嬉しく思っています。

 今シーズンのレイクスには素晴らしいハートを持った選手が揃っています。彼らはきっと皆さんの心に響くバスケットをし、レイクスに新しく素晴らしいカルチャーを作っていくでしょう。

 我々は一つです。

 ブースターの皆さんには選手の”熱いハート”があり、選手には”日本一のブースト”がついています。一緒にB.LEAGUEを戦い抜きましょう!

 今シーズンも熱いご声援をよろしくお願い致します。

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 いよいよ始まったレイクスのB.LEAGUEファーストシーズン。初戦、強豪三河を相手に敗れたものの、闘志みなぎるプレーを見せた選手たちの姿に、期待も膨らみました。
 今週末はアウェイ琉球戦。待望のB.LEAGUE初白星、そして連勝を手に帰ってきてれくれるはず。来週の滋京ダービー、ホーム京都戦につながる内容を期待しましょう!

☆来週はB.LEAGUE初の滋京ダービー!ホーム京都ハンナリーズ戦
10/8(土)18:00 TIPOFF、9(日)14:00 TIPOFF
ウカルちゃんアリーナ
https://www.lakestars.net/news/13038.html

Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2016年09月29日13:45