ホーム大阪戦レビュー&ホーム琉球戦プレビュー
先週末はホームでの関西ダービー、大阪エヴェッサ戦でしたが、連敗を喫してしまいました。西地区の上位浮上を狙うライバルとの対決、痛い連敗となってしまいましたね。
――確かに痛い連敗であり、我々の現在の勝率も非常に良くなく、厳しい状況です。全員今の結果を重く受け止めています。
我々はこの大阪戦においてこれまでで最も悪いゲームをしてしまいました。それは、負けが続いているとによっての不安や焦り、混乱や成功例を中々作れないことからの自信喪失など精神的ストレスが大きく関わっていると思います。
しかし、私は日曜日の試合後、チームに「ファイトしたのであれば胸を張るべきだ」と伝えました。
我々のチームには負けてヘラヘラしたり敗戦を軽んじる人間は1人もいません。シュートが入るとか、うまくディフェンスするとか、試合巧者、勝ち方を知っている、などは才能だけではなくスキルや経験として身に付けることが可能な部分は多いですが、レイクスの選手達の素晴らしいハートは彼らの才能です。この困難な状況の中でファイトした彼らは胸を張るべきであり、顔を上げ、彼らのハートがあれば必ず負の連鎖・負のスパイラルを食い止め乗り越えられるはずです。
そして、チームは今日も楽観的ではなく危機感を持って明るく丁寧に取り組んでくれました。
彼らは先週の土日の時点での彼らのベストを尽くし、沢山のポジティブなプレーを見せてくれました。
その為、私は全く悲観的ではありません。

初戦は1Qは先行しましたが、その後は大阪の強みであるリバウンド、そして新外国籍選手ハレルソンらの3Pシュートに手を焼き、4割以上の高確率で決められ、60-76で落としました。相手のストロングポイントを抑えられない一方、オン1の時間帯にサンバを抑えられたように、こちらのアドバンテージが十分に生かしきれない場面もありました。
――このゲームは、『アドバンテージの争奪戦』でした。どちらのチームにもアドバンテージとディスアドバンテージがあり、我々にはサンバのサイズ、大阪にはハレルソン選手と根来選手のペリメーターというアドバンテージがありました。
大阪はサンバにハレルソン選手を、ジュリアンに根来選手をマッチアップさせ、ジュリアンと根来選手のミスマッチにはダブルチームで対応し我々のアドバンテージを消しました。
対して我々はハレルソン選手と根来選手のペリメーターでのアドバンテージを消すことができず、結果的には大阪にアドバンテージを奪取されてしまいました。
私は最初のプランを22分間引っぱり、次の方法を選択してからの5分間で3つのターンオーバーをさせることに成功しましたが、大阪のガード陣やハレルソン選手にオフェンスリバウンドにハッスルされ、大きな流れを掴むには至りませんでした。
翌日の二戦目は、狩野が序盤から飛ばして、1Qだけで11点を挙げました。ここ4試合連続で二桁得点と、調子を上げてきたのは頼もしいですね。
――狩野はシュートの打つタイミングや打ち方、またアタックからのスコアやパスなど常に考えながら練習に取組み、本当にステップアップを目指しています。
また、徹底マークされるので常に掴まれ押されで大変だと思いますが、フィジカル面も向上しており、プレーの強度も上がってきています。
そして、キツければキツイほど頑張る異常な選手で、自分自身の努力に関して絶対的な自信を持っています。
これらが意味することは、彼はもっと成長するということです。
当時私がマネージャーだったチームに狩野の高校が年に2回ほど毎年合宿に来ていましたので、私は狩野が高校1年生の頃から知っていますが、高校1年生当時の狩野にも、大学4年生の狩野にも、今の狩野にも、いつも感動しています。狩野はそういう選手です。
ただ、この日も1Qのリードを前半で追いつかれ、後半に突き放されてしまいました。今季は後半に得点が伸び悩んでおり、ここ4試合は後半の得点がいずれも30点以下です。二日目の試合後会見で、HCはスタミナを課題のひとつに挙げていましたが、この勝負どころをどう乗り切るかは大きな課題です。
――スタミナも、身体的なスタミナとメンタル・スタミナやメンタル・タフネスの問題もあります。もちろん戦術的な問題も技術的な問題もあります。即効性のある解決策を見出せているかは別として、その多くの理由は分かっています。
重要なのは、我々は構造上でのオープンの作り方を理解してきていることです。
実際にこの日のゲームでも、もし我々が対戦相手だったら守ることが非常に困難なオープンを数多く作っています。それも対戦相手にワザと空けられたオープンではなく、意図したオープンです。
明日、誰かがいきなり40得点するチームではありませんが、全員が2点か4点向上させてプラス20〜30点を目指しているチームです。安易な方法を解決と捉えるのは危険な思想ですが、何かのキッカケで状況が変わる可能性はありますので、コンセプトの中で現在よりスコアを取る為のキッカケをいくつか試みています。
選手達は誰一人投げやりにならず全員必死にどうにかしようと努力し、意図したオープンという信じられるものがあるのであれば、我々は丁寧にチャレンジし続け、その”課題”は我々にとってポジティブなものになるでしょう。
今週からは西地区との二巡目の対戦となります。10/1,2のアウェーでの対戦で連敗した琉球ゴールデンキングスを迎え撃ちますが、琉球も今季加入したモー・チャーロとの契約解除に踏み切り、チームのてこ入れを図りました。二巡目を迎え、どのチームもチームの修正、相手への対応を図り、よりハードな試合となりそうですね。
――最初に書いたように危機感はありますが私は悲観的ではありません。今週の週初めの練習もワクワクして体育館に行きました。
この状況において悲観的にならずワクワクしてるなんて、頭が狂っているように思われるかもしれませんが、選手達やスタッフが私をそういう気にさせてくれるのでしょう。
スタッフは毎日とてもハードワークをしてくれ、選手達はこの状況に打ち勝とうととても真剣です。
私は「こうプレーをすれば絶対にもっと上手くいく」と思って体育館に行き、我々は全員でファイトしています。
琉球はチャーロ選手が解約解除になりましたが、チームに完璧にフィットしてはいなかったと思います。そういう意味では、より良いチームとなって今週のゲームを迎えることになります。
しかし、私は今週も勝利することを信じ、チーム・スタッフ・ブースターの皆さんと全員でファイトできることを楽しみにしています。
========================================
大阪に連敗し、西地区5チームとの10戦でわずか1勝にとどまったレイクス。しかし、この苦境がステップアップへの生みの苦しみと信じて、チームは前を向いていきます。今こそ、レイクスファミリー一体となって、この状況を打開していく時です。
今週末から西地区との二巡目の対戦。前回連敗した琉球へのリベンジを果たしましょう!
☆2週連続ホームゲーム第2弾!昨季bj王者を迎え撃つ!ホーム琉球ゴールデンキングス戦☆
10/30(日)14:00 TIPOFF、31(月)19:10 TIPOFF
ウカルちゃんアリーナ
☆今週はハロウィンウィーク!31日は来場者全員に飲食300円クーポンorビール1杯無料券プレゼント!ゲーム情報はこちら
https://www.lakestars.net/news/14009.html
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https://www.lakestars.net/news/14276.html
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しかし、私は日曜日の試合後、チームに「ファイトしたのであれば胸を張るべきだ」と伝えました。
我々のチームには負けてヘラヘラしたり敗戦を軽んじる人間は1人もいません。シュートが入るとか、うまくディフェンスするとか、試合巧者、勝ち方を知っている、などは才能だけではなくスキルや経験として身に付けることが可能な部分は多いですが、レイクスの選手達の素晴らしいハートは彼らの才能です。この困難な状況の中でファイトした彼らは胸を張るべきであり、顔を上げ、彼らのハートがあれば必ず負の連鎖・負のスパイラルを食い止め乗り越えられるはずです。
そして、チームは今日も楽観的ではなく危機感を持って明るく丁寧に取り組んでくれました。
彼らは先週の土日の時点での彼らのベストを尽くし、沢山のポジティブなプレーを見せてくれました。
その為、私は全く悲観的ではありません。

初戦は1Qは先行しましたが、その後は大阪の強みであるリバウンド、そして新外国籍選手ハレルソンらの3Pシュートに手を焼き、4割以上の高確率で決められ、60-76で落としました。相手のストロングポイントを抑えられない一方、オン1の時間帯にサンバを抑えられたように、こちらのアドバンテージが十分に生かしきれない場面もありました。
――このゲームは、『アドバンテージの争奪戦』でした。どちらのチームにもアドバンテージとディスアドバンテージがあり、我々にはサンバのサイズ、大阪にはハレルソン選手と根来選手のペリメーターというアドバンテージがありました。
大阪はサンバにハレルソン選手を、ジュリアンに根来選手をマッチアップさせ、ジュリアンと根来選手のミスマッチにはダブルチームで対応し我々のアドバンテージを消しました。
対して我々はハレルソン選手と根来選手のペリメーターでのアドバンテージを消すことができず、結果的には大阪にアドバンテージを奪取されてしまいました。
私は最初のプランを22分間引っぱり、次の方法を選択してからの5分間で3つのターンオーバーをさせることに成功しましたが、大阪のガード陣やハレルソン選手にオフェンスリバウンドにハッスルされ、大きな流れを掴むには至りませんでした。
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――狩野はシュートの打つタイミングや打ち方、またアタックからのスコアやパスなど常に考えながら練習に取組み、本当にステップアップを目指しています。
また、徹底マークされるので常に掴まれ押されで大変だと思いますが、フィジカル面も向上しており、プレーの強度も上がってきています。
そして、キツければキツイほど頑張る異常な選手で、自分自身の努力に関して絶対的な自信を持っています。
これらが意味することは、彼はもっと成長するということです。
当時私がマネージャーだったチームに狩野の高校が年に2回ほど毎年合宿に来ていましたので、私は狩野が高校1年生の頃から知っていますが、高校1年生当時の狩野にも、大学4年生の狩野にも、今の狩野にも、いつも感動しています。狩野はそういう選手です。
ただ、この日も1Qのリードを前半で追いつかれ、後半に突き放されてしまいました。今季は後半に得点が伸び悩んでおり、ここ4試合は後半の得点がいずれも30点以下です。二日目の試合後会見で、HCはスタミナを課題のひとつに挙げていましたが、この勝負どころをどう乗り切るかは大きな課題です。
――スタミナも、身体的なスタミナとメンタル・スタミナやメンタル・タフネスの問題もあります。もちろん戦術的な問題も技術的な問題もあります。即効性のある解決策を見出せているかは別として、その多くの理由は分かっています。
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実際にこの日のゲームでも、もし我々が対戦相手だったら守ることが非常に困難なオープンを数多く作っています。それも対戦相手にワザと空けられたオープンではなく、意図したオープンです。
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しかし、私は今週も勝利することを信じ、チーム・スタッフ・ブースターの皆さんと全員でファイトできることを楽しみにしています。
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大阪に連敗し、西地区5チームとの10戦でわずか1勝にとどまったレイクス。しかし、この苦境がステップアップへの生みの苦しみと信じて、チームは前を向いていきます。今こそ、レイクスファミリー一体となって、この状況を打開していく時です。
今週末から西地区との二巡目の対戦。前回連敗した琉球へのリベンジを果たしましょう!
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ウカルちゃんアリーナ
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アウェイ名古屋D戦レビュー&ホーム大阪戦プレビュー
先週末は西地区首位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦でした。初戦の試合後にHCが「日々取り組んできたことが大外れではなかった」と述べたように、好調の首位チームを相手に両日とも互角の展開でした。それだけに、後半に流れを失っての連敗は悔しいですね。
――日々の取組み、そして名古屋戦への準備には良い面と良くない面がありました。
京都戦後の週明けの練習前に、数人の選手に「ノブが怪我で抜けたことで『いつもと同じ週』ではなくなった。それぞれがノブを補わなければならない。ノブの良さをよく考え、皆んなでノブの穴を埋めて欲しい」と伝えました。
その中で、特に菅原が私の話をよく『聞き』、『考え』、そしてコート上で『実行』してくれた週で、菅原は練習中からディフェンスでハッスルし、いつもの練習よりも積極的にスコア(特にペリメーターシュート)に絡み、目に見えてステップアップしてノブの穴を埋めようとしてくれていました。
単に『考え』てノブの分まで頑張ろうと『思う』だけでなく、それをコート上の練習で『行動』に移す菅原の姿勢が、我々により良いものをもたらしてくれました。
それとは裏腹に、土曜日に試合会場に到着した時のチームの雰囲気がとても緩く、私から見ればまるで6連勝でもしているような感じでした。(当然、6連勝しているチームはそんな緩い雰囲気にはなりませんが)
ゲームに向け良い意味でリラックスしているのではなく、ゲームと勝利への準備に対して緩い雰囲気です。幸いレイクスの選手達は話せばすぐに分かってくれる集団ですので、すぐに理解してくれたと思いますが、そう簡単で甘いものではありません。
サッカープレミアリーグ、マンチェスター・シティ監督のペップ・グアルディオラが、チーム全員にクラブハウスで朝食と昼食を共にすることを義務づけ、更にクラブハウス内ではインターネット回線を遮断し携帯が使用できない外部と隔離された厳しい環境を作っていると、報道されていますが、なぜペップ・グアルディオラはそのようなことをしたのでしょうか?
それは、徹底的に管理された環境をつくり、強制的に選手にサッカーに集中させる為、だと私は思います。
違う視点で考えれば、世界最高水準の選手でさえ『それぐらいしなければ集団として集中することは難しい』ということだと思います。
ペップ・グアルディオラの方法が正しいかどうかは私には分かりません。しかし、現在世界最高の監督の1人と言われている監督がそうすると言うことは、規則はそれほど重要でチームの集中はそれほど大変だということは間違いないでしょう。
我々は、菅原の姿勢から、ステップアップの為には『聞いて』『みて』『考える』にプラス『行動』する重要性を学び、また、チーム全員で集中した環境を作り出す重要性を学びました。

初戦は名古屋のターンオーバーを着実に得点につなげ、リードして折り返しましたが、前半でマブンガ、ウィーバーがともに3ファールとファールトラブルに見舞われ、徐々に流れを奪われてしまいました。計20本のターンオーバーももったいない展開でした。
――ゲームは予想通りの部分が多く、我々のプランや準備したディフェンスの方法を実行すれば名古屋を止めることができるということが分かり、選手達も手応えを感じることができた側面と、それ以外の部分、特に名古屋の個人個人のサイズとフィジカルが、レイクスの選手達の予想以上だったという側面があったゲームでした。
また、ジュリアンとデイビッドのファールトラブルという今シーズン初めての予想外の出来事によって、ゲームのリズムが乱れた側面もありました。
我々は、名古屋のゾーンプレスとゾーンディフェンスを警戒してゲームに望みましたが、想像よりも大きくフィジカルな選手に囲まれるプレスへの対応に時間がかかり、多くのターンオーバーを犯してしまいました。
特に、3Qではリバウンドとターンオーバーで10回のポゼッションの差が出てポゼッション・ゲームで劣勢となり、シュート本数も名古屋の半分になってしまいました。
私としては、ゾーンプレスとゾーンに対しての対策について、選手達は私からの指示通りに準備してくれていただけに、予想以上の状況で彼らを助けてあげることが出来ずとても悔しい思いです。
続く2戦目も開始1分でサンバが立て続けにファールを重ねてしまい、3-12と大きく先行されてしまいましたが、代わって出場した樋口が5リバウンドと奮闘し、前半をリードして折り返しました。代わったメンバーが結果を出したのは頼もしいですね。
――サンバは2戦目においていくつかの方法を間違ってしまいましたが、名古屋戦後、より素直になり、ビデオを見直し、伸也やジュリアンに意見や方法を聞き、挽回しようと取り組んでいます。それが大事ですし、私はサンバが失敗したことよりも、今の姿勢が嬉しいです。
また、樋口も持ち前の泥臭さ、ハッスルでチームに勢いを注入してくれ、大きく貢献してくれました。樋口は夏の練習で、チーム練習前の個人練習ですでに吐くほどワークアウトする真面目で一生懸命な選手です。そんな樋口がハッスルすることでチームに勢いがつき、またオフェンス・リバウンドを多く獲得することで実質的なポゼッションを増やしてくれ、良い状態で前半を終えることができました。
彼らはオンザコート1の時間帯にプレーすることが多く、マッチアップでアドバンテージが取れるなど、どのチームにとっても鍵となるポジションでプレーする選手達です。彼らのステップアップに期待しています。
ただ、後半はバーレル、張本など名古屋の主力に要所で得点を許しました。「ここ一番でビッグショットを決められたのが痛かった」と横江キャプテンが振り返っていましたが、終盤にこちらが8秒バイオレーションやフリースローのミスなどで見せた隙を突かれた形でした。>
――確かに重要な局面でビッグショットを決められ、特に4Q残り2:27の張本選手の3Pは強烈でした。
しかし、その時にマッチアップしていたジュリアンは正しい方法で守り、良いディフェンスをし、その上で張本選手に難しいシュートを決められてしまいました。これは、極端に言えば交通事故のようなもので、ジュリアンは悪くなく、仕方が無いシュートでした。同じ様に、レイクスも4Q7:33に横江が、5:37にジュリアンが相手からしたら交通事故のようなシュートを決めています。
しかし、張本選手の3Pでチームは平常心を無くしてしまいました。
ここで重要なのは、張本選手のビッグショットは『我々のミスではない』のです。それまでは2点差だったのがこのショットで5点差になり、結果的に流れを一気に奪われてしまいましたが、我々はこのショットを気にするよりも、ミスではなく、我々は正しくディフェンスしていたのであれば、自信を持って約2分半で5点差を逆転することに迅速にフォーカスしなければなりませんでした。約2分半で5点差が逆転されることなど、バスケットボールではよくあることです。
また、ミスではないビッグショットを気にするよりも、我々はそれ以前にあった小さなミスを消して行くことの方を遥かに気にするべきです。
ミスもスコア等と同様に、もし1人の選手は1回しかミスをしていなくても、チーム全員が1回ずつミスをすると10回になります。「自分の1回ぐらいのミスはいいや」から「チームの為に自分は1つでもミスを少なくする」に考え方をシフトし、もっと強く集団責任を持つことが大切だと改めて認識させられたゲームでした。
バスケットは”流れのスポーツ”ですので、小さなことにこだわることでこちらに流れを引き寄せ、ゲームのリズムによって終盤の相手のビッグショットがバッドショットに変わる手助けをしてくれます。
私自身は、残り2分半に5点差になり、チームが平常心を失っても、それでも彼らを勝たせる為にまだ私にもできることがあったと信じていますし、それができなく彼らを勝者にする手助けができなかったことがとても悔しいです。
今週末からは2週連続のホームゲームです。まずは大阪エヴェッサとの関西ダービー。レイクス1勝、大阪2勝とともに波に乗れないチーム同士の対戦、上位浮上へのきっかけをつかみたいところです。大阪は新加入のハレルソンがリーグトップの1試合平均リバウンド13.6本。外も得意で、3%成功率は40.4%と手ごわい新戦力です。相馬、綿貫ら日本人シューターにも注意したいところです。
――名古屋初戦の試合後、田中が「夜、部屋に行っていいですか?絶対勝ちたいからコーチと話したい」と夜にホテルの私の部屋に来てくれ、一緒に試合の映像を見ながら話し合いました。
後に聞いたところ、サンバも伸也の部屋を訪ね、一緒に試合を見たようです。
ジュリアンは毎週末できる限り私や伸也と一緒に試合を見直そうとし、それができない時はメールで私に意見やアドバイスを求めてきます。
大阪もこれまでの対戦相手と同様に強敵です。しかし、レイクスの選手達のこの姿勢があれば、我々はステップアップでき、勝利できると信じています。
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首位名古屋Dに連敗を喫しましたが、選手たちの闘志はまったく衰えていません。この苦境を糧に、さらなるステップアップを目指すレイクス。今週末からは2週連続のホームゲーム、まずは大阪エヴェッサを迎え撃ちます。
上位追撃のためには負けられない両チーム。両チームの意地がぶつかり合う関西ダービー、ホームウカルちゃんアリーナをレイクスブルーで染め上げて、選手たちと共に連勝をつかみましょう!
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10/22(土)18:00 TIPOFF、23(日)14:00 TIPOFF
ウカルちゃんアリーナ
☆ゲーム情報はこちら
https://www.lakestars.net/news/13761.html
☆会場でレイクスを応援しよう!小中高生無料観戦パス「ウカルちゃんパス」のご案内
https://www.lakestars.net/news/12755.html
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http://ckantan.jp/dm/mob/dm_comfirm.jsp?cmcd=4100051077
――日々の取組み、そして名古屋戦への準備には良い面と良くない面がありました。
京都戦後の週明けの練習前に、数人の選手に「ノブが怪我で抜けたことで『いつもと同じ週』ではなくなった。それぞれがノブを補わなければならない。ノブの良さをよく考え、皆んなでノブの穴を埋めて欲しい」と伝えました。
その中で、特に菅原が私の話をよく『聞き』、『考え』、そしてコート上で『実行』してくれた週で、菅原は練習中からディフェンスでハッスルし、いつもの練習よりも積極的にスコア(特にペリメーターシュート)に絡み、目に見えてステップアップしてノブの穴を埋めようとしてくれていました。
単に『考え』てノブの分まで頑張ろうと『思う』だけでなく、それをコート上の練習で『行動』に移す菅原の姿勢が、我々により良いものをもたらしてくれました。
それとは裏腹に、土曜日に試合会場に到着した時のチームの雰囲気がとても緩く、私から見ればまるで6連勝でもしているような感じでした。(当然、6連勝しているチームはそんな緩い雰囲気にはなりませんが)
ゲームに向け良い意味でリラックスしているのではなく、ゲームと勝利への準備に対して緩い雰囲気です。幸いレイクスの選手達は話せばすぐに分かってくれる集団ですので、すぐに理解してくれたと思いますが、そう簡単で甘いものではありません。
サッカープレミアリーグ、マンチェスター・シティ監督のペップ・グアルディオラが、チーム全員にクラブハウスで朝食と昼食を共にすることを義務づけ、更にクラブハウス内ではインターネット回線を遮断し携帯が使用できない外部と隔離された厳しい環境を作っていると、報道されていますが、なぜペップ・グアルディオラはそのようなことをしたのでしょうか?
それは、徹底的に管理された環境をつくり、強制的に選手にサッカーに集中させる為、だと私は思います。
違う視点で考えれば、世界最高水準の選手でさえ『それぐらいしなければ集団として集中することは難しい』ということだと思います。
ペップ・グアルディオラの方法が正しいかどうかは私には分かりません。しかし、現在世界最高の監督の1人と言われている監督がそうすると言うことは、規則はそれほど重要でチームの集中はそれほど大変だということは間違いないでしょう。
我々は、菅原の姿勢から、ステップアップの為には『聞いて』『みて』『考える』にプラス『行動』する重要性を学び、また、チーム全員で集中した環境を作り出す重要性を学びました。

初戦は名古屋のターンオーバーを着実に得点につなげ、リードして折り返しましたが、前半でマブンガ、ウィーバーがともに3ファールとファールトラブルに見舞われ、徐々に流れを奪われてしまいました。計20本のターンオーバーももったいない展開でした。
――ゲームは予想通りの部分が多く、我々のプランや準備したディフェンスの方法を実行すれば名古屋を止めることができるということが分かり、選手達も手応えを感じることができた側面と、それ以外の部分、特に名古屋の個人個人のサイズとフィジカルが、レイクスの選手達の予想以上だったという側面があったゲームでした。
また、ジュリアンとデイビッドのファールトラブルという今シーズン初めての予想外の出来事によって、ゲームのリズムが乱れた側面もありました。
我々は、名古屋のゾーンプレスとゾーンディフェンスを警戒してゲームに望みましたが、想像よりも大きくフィジカルな選手に囲まれるプレスへの対応に時間がかかり、多くのターンオーバーを犯してしまいました。
特に、3Qではリバウンドとターンオーバーで10回のポゼッションの差が出てポゼッション・ゲームで劣勢となり、シュート本数も名古屋の半分になってしまいました。
私としては、ゾーンプレスとゾーンに対しての対策について、選手達は私からの指示通りに準備してくれていただけに、予想以上の状況で彼らを助けてあげることが出来ずとても悔しい思いです。
続く2戦目も開始1分でサンバが立て続けにファールを重ねてしまい、3-12と大きく先行されてしまいましたが、代わって出場した樋口が5リバウンドと奮闘し、前半をリードして折り返しました。代わったメンバーが結果を出したのは頼もしいですね。
――サンバは2戦目においていくつかの方法を間違ってしまいましたが、名古屋戦後、より素直になり、ビデオを見直し、伸也やジュリアンに意見や方法を聞き、挽回しようと取り組んでいます。それが大事ですし、私はサンバが失敗したことよりも、今の姿勢が嬉しいです。
また、樋口も持ち前の泥臭さ、ハッスルでチームに勢いを注入してくれ、大きく貢献してくれました。樋口は夏の練習で、チーム練習前の個人練習ですでに吐くほどワークアウトする真面目で一生懸命な選手です。そんな樋口がハッスルすることでチームに勢いがつき、またオフェンス・リバウンドを多く獲得することで実質的なポゼッションを増やしてくれ、良い状態で前半を終えることができました。
彼らはオンザコート1の時間帯にプレーすることが多く、マッチアップでアドバンテージが取れるなど、どのチームにとっても鍵となるポジションでプレーする選手達です。彼らのステップアップに期待しています。
ただ、後半はバーレル、張本など名古屋の主力に要所で得点を許しました。「ここ一番でビッグショットを決められたのが痛かった」と横江キャプテンが振り返っていましたが、終盤にこちらが8秒バイオレーションやフリースローのミスなどで見せた隙を突かれた形でした。>
――確かに重要な局面でビッグショットを決められ、特に4Q残り2:27の張本選手の3Pは強烈でした。
しかし、その時にマッチアップしていたジュリアンは正しい方法で守り、良いディフェンスをし、その上で張本選手に難しいシュートを決められてしまいました。これは、極端に言えば交通事故のようなもので、ジュリアンは悪くなく、仕方が無いシュートでした。同じ様に、レイクスも4Q7:33に横江が、5:37にジュリアンが相手からしたら交通事故のようなシュートを決めています。
しかし、張本選手の3Pでチームは平常心を無くしてしまいました。
ここで重要なのは、張本選手のビッグショットは『我々のミスではない』のです。それまでは2点差だったのがこのショットで5点差になり、結果的に流れを一気に奪われてしまいましたが、我々はこのショットを気にするよりも、ミスではなく、我々は正しくディフェンスしていたのであれば、自信を持って約2分半で5点差を逆転することに迅速にフォーカスしなければなりませんでした。約2分半で5点差が逆転されることなど、バスケットボールではよくあることです。
また、ミスではないビッグショットを気にするよりも、我々はそれ以前にあった小さなミスを消して行くことの方を遥かに気にするべきです。
ミスもスコア等と同様に、もし1人の選手は1回しかミスをしていなくても、チーム全員が1回ずつミスをすると10回になります。「自分の1回ぐらいのミスはいいや」から「チームの為に自分は1つでもミスを少なくする」に考え方をシフトし、もっと強く集団責任を持つことが大切だと改めて認識させられたゲームでした。
バスケットは”流れのスポーツ”ですので、小さなことにこだわることでこちらに流れを引き寄せ、ゲームのリズムによって終盤の相手のビッグショットがバッドショットに変わる手助けをしてくれます。
私自身は、残り2分半に5点差になり、チームが平常心を失っても、それでも彼らを勝たせる為にまだ私にもできることがあったと信じていますし、それができなく彼らを勝者にする手助けができなかったことがとても悔しいです。
今週末からは2週連続のホームゲームです。まずは大阪エヴェッサとの関西ダービー。レイクス1勝、大阪2勝とともに波に乗れないチーム同士の対戦、上位浮上へのきっかけをつかみたいところです。大阪は新加入のハレルソンがリーグトップの1試合平均リバウンド13.6本。外も得意で、3%成功率は40.4%と手ごわい新戦力です。相馬、綿貫ら日本人シューターにも注意したいところです。
――名古屋初戦の試合後、田中が「夜、部屋に行っていいですか?絶対勝ちたいからコーチと話したい」と夜にホテルの私の部屋に来てくれ、一緒に試合の映像を見ながら話し合いました。
後に聞いたところ、サンバも伸也の部屋を訪ね、一緒に試合を見たようです。
ジュリアンは毎週末できる限り私や伸也と一緒に試合を見直そうとし、それができない時はメールで私に意見やアドバイスを求めてきます。
大阪もこれまでの対戦相手と同様に強敵です。しかし、レイクスの選手達のこの姿勢があれば、我々はステップアップでき、勝利できると信じています。
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首位名古屋Dに連敗を喫しましたが、選手たちの闘志はまったく衰えていません。この苦境を糧に、さらなるステップアップを目指すレイクス。今週末からは2週連続のホームゲーム、まずは大阪エヴェッサを迎え撃ちます。
上位追撃のためには負けられない両チーム。両チームの意地がぶつかり合う関西ダービー、ホームウカルちゃんアリーナをレイクスブルーで染め上げて、選手たちと共に連勝をつかみましょう!
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ホーム京都戦レビュー&アウェイ名古屋D戦プレビュー
先週の京都戦、第2戦で待望のBリーグ初白星を手にしました。おめでとうございます。初戦を落とした後の記者会見で珍しく「私も選手も辛いですが、ブースターの皆さんも、レイクスに関わるすべての皆さんが辛いと思います」と述べていましたが、この一勝まではHC自身、とても長く感じたのではないでしょうか。
――ありがとうございます。
私はよく色々なところで「今年のチームは良い」と言っていますが、それにはいくつかの理由があります。
まず、選手全員がハッスルでき、ファイターで、ハートが素晴らしく、とても素直で明るく、リーダーシップを持っている選手が多いこと。
また、全員がアンセルフィッシュでチームプレーヤーであること。
次に、選手全員がディフェンスの意識が高く、ディフェンスにファイトできること。
これらのメンタリティとディフェンスの意識があることが前提の上で、全員をコート上に送り出すことが可能になります。
そして、オフェンス面では、全員がそれぞれの得意なシュートを打てる様にシステムを設計しており、もしオープンができていなければ大問題ですが、実際に過去6試合で我々は多くのオープンを作り出し、それぞれのフェイバリットショットを打っています。
全員がディフェンスを頑張れることが前提の上で、特定の誰かのスコアに頼ること無く、全員がすでにオープンを作ることに成功しているそれぞれのフェイバリットショットを、あと1〜2本(2点〜4点)ずつ決めるだけで、現在選手は10名ですので我々のスコアはあと20点〜40点伸びる計算になり、過去6試合にこのスコアを足しても勝利する可能性はとても高くなると思います。
簡単に言えば、前提の上でそれぞれがあと1〜2回得意なシュートを決めれば勝つという可能性です。
更に、どの試合でもアドバンテージを作り出せる選手が必ず1〜2名いること。
私はこれらの理由から「今年のチームは良い」と言っています。
1勝まで長かったか短かったかは分かりません。
ただ、毎日ベストを尽くしたいと思いステップアップを目指しているだけです。
私は選手達の可能性を信じています。
辛いのは、負けることで選手達が自分達自身の可能性を疑ってしまったり、ブースターの皆さんが我々の可能性を疑ってしまうことです。

初戦は京都の大黒柱、コッツァーにリバウンドで圧倒され、好調だった長谷川は途中で負傷退場。さらに、接戦を演じるも4Qに突き放されるという今季過去2節でも見られた展開で、非常に厳しい敗戦でした。
――長谷川は15分間の出場で15得点という素晴らしいパフォーマンスを見せてくれていましたので、チームにとって厳しい負傷退場となってしまいましたし、本人もとても悔しかったと思います。
少し時間のかかる怪我となってしまい、大きな決断をしてレイクスに来てくれた選手ですので焦りも出てしまうかもしれませんが、ここはすでに彼の家であり、我々は家族ですので、レイクスが長谷川から逃げてしまうことはありません。
どうか、ブースターの皆さんも長谷川の力になってあげて欲しいと思います。
4Qはオフェンスもディフェンスも精彩を欠き、雑なプレーが多くなってしまい、過去のゲームと似た様なシチュエーションになってしまいました。
しかし、我々はその中でも何が悪くどうしなければならないのかを理解していました。
ただ、それは簡単なことではありません。
例えば、昨シーズンのEuro Leagueの決勝でも、CSKA MoscowがFenerbahce Istanbulに前半終了時点で20点差リード、4Q残り9分の時点でも17点差でリードしていましたが、4Qラスト20秒で逆転された試合がありました。(結果的には延長に突入し、CSKA Moscowが優勝しましたが)
4Qはそれほど難しく、相手が強敵であれば尚更です。

今季はここまで各節とも2戦目に苦戦していただけに、翌日が心配されましたが、チームはリバウンドの課題を修正するなど、すばらしいカムバックを見せました。どのような指示で試合に臨んだのでしょうか。
――まずは、初戦の4Qに何があったのかを午前中のフィルム・セッションで確認し、ディフェンスでは我々の方法を丁寧に実行すれば12点の失点を減らせたこと、オフェンスではいくつかの魅力的なオープンができていたことを確認しました。
オフェンスリバウンドを取られたシーンも確認し、どうしなければならないか、そしてどうにかできそうだということを共有しました。
また、初戦のゲーム終了後、狩野から「このプレーをされるとディフェンス側としては守りづらいので、自分達のオフェンスのこのプレーを多くしたい」という建設的な意見をもらいました。
狩野からコミュニケーションのお陰で、我々はまた1つ共通認識の下でプレーできる媒体をもらい、それが2戦目の我々の平常心を助けてくれました。
その他、私からの指示は、「もし試合中にフラストレーションに負けそうになったら、ノブの腕を見ろ」という長谷川に助けてもらった試合でもあったと思います。
この2戦目はチームで計15アシスト、そしてジュリアン、ウィーバー、菅原、サンバ、横江の5人が二桁得点と、ボールがよく動くレイクスらしいバスケが展開できました。この日の試合運びがひとつの理想の形といえるのではないでしょうか。
――全員よくボールを動かし、それぞれがステップアップしてくれたゲームだったと思います。
樋口のレイアップの2点や田中の3Pも、チームを大きく勢いづかせてくれた重要なショットでした。
特に、長谷川不在の中、菅原が攻守共に躍動し活躍してくれ大きく勝利に貢献してくれました。
このように、例えばそれぞれが1%ずつ、全員で合わせて10%ステップアップできるチームになっていければと思っています。
この勢いで、今週末は現在西地区首位と好調の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(三菱電機)と敵地で対戦します。リーグ4位の3Pシュート成功率52.9%の笹山選手をはじめ、昨季NBL新人王の中東など若手の実力派が多く、チーム全体の3P成功率40%はリーグ2位。バーレル、ティルマンの外国籍選手2人も1試合平均20点近くをあげており、手ごわいですね。
――今シーズンのこれまでの実績や数字を見ると名古屋がこれまでで最も手強いチームかもしれません。
しかし、選手は何も恐れていませんし、今週も勝って帰ってくる気でいます。
我々は今週もステップアップを目指し、チャレンジャーとして我々らしく戦いたいと思います。
========================================
ついにつかんだB.LEAGUE初白星。長谷川の欠場など苦境の中でつかんだ一勝は、今後への自信につながるはずです。今週末は首位名古屋Dとの対戦。混戦の西地区に食らいつくためにも、連勝を期待しましょう!
☆首位に挑戦!アウェイ名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦☆
10/15(土)14:00 TIPOFF、16(日)14:00 TIPOFF
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また、全員がアンセルフィッシュでチームプレーヤーであること。
次に、選手全員がディフェンスの意識が高く、ディフェンスにファイトできること。
これらのメンタリティとディフェンスの意識があることが前提の上で、全員をコート上に送り出すことが可能になります。
そして、オフェンス面では、全員がそれぞれの得意なシュートを打てる様にシステムを設計しており、もしオープンができていなければ大問題ですが、実際に過去6試合で我々は多くのオープンを作り出し、それぞれのフェイバリットショットを打っています。
全員がディフェンスを頑張れることが前提の上で、特定の誰かのスコアに頼ること無く、全員がすでにオープンを作ることに成功しているそれぞれのフェイバリットショットを、あと1〜2本(2点〜4点)ずつ決めるだけで、現在選手は10名ですので我々のスコアはあと20点〜40点伸びる計算になり、過去6試合にこのスコアを足しても勝利する可能性はとても高くなると思います。
簡単に言えば、前提の上でそれぞれがあと1〜2回得意なシュートを決めれば勝つという可能性です。
更に、どの試合でもアドバンテージを作り出せる選手が必ず1〜2名いること。
私はこれらの理由から「今年のチームは良い」と言っています。
1勝まで長かったか短かったかは分かりません。
ただ、毎日ベストを尽くしたいと思いステップアップを目指しているだけです。
私は選手達の可能性を信じています。
辛いのは、負けることで選手達が自分達自身の可能性を疑ってしまったり、ブースターの皆さんが我々の可能性を疑ってしまうことです。
初戦は京都の大黒柱、コッツァーにリバウンドで圧倒され、好調だった長谷川は途中で負傷退場。さらに、接戦を演じるも4Qに突き放されるという今季過去2節でも見られた展開で、非常に厳しい敗戦でした。
――長谷川は15分間の出場で15得点という素晴らしいパフォーマンスを見せてくれていましたので、チームにとって厳しい負傷退場となってしまいましたし、本人もとても悔しかったと思います。
少し時間のかかる怪我となってしまい、大きな決断をしてレイクスに来てくれた選手ですので焦りも出てしまうかもしれませんが、ここはすでに彼の家であり、我々は家族ですので、レイクスが長谷川から逃げてしまうことはありません。
どうか、ブースターの皆さんも長谷川の力になってあげて欲しいと思います。
4Qはオフェンスもディフェンスも精彩を欠き、雑なプレーが多くなってしまい、過去のゲームと似た様なシチュエーションになってしまいました。
しかし、我々はその中でも何が悪くどうしなければならないのかを理解していました。
ただ、それは簡単なことではありません。
例えば、昨シーズンのEuro Leagueの決勝でも、CSKA MoscowがFenerbahce Istanbulに前半終了時点で20点差リード、4Q残り9分の時点でも17点差でリードしていましたが、4Qラスト20秒で逆転された試合がありました。(結果的には延長に突入し、CSKA Moscowが優勝しましたが)
4Qはそれほど難しく、相手が強敵であれば尚更です。
今季はここまで各節とも2戦目に苦戦していただけに、翌日が心配されましたが、チームはリバウンドの課題を修正するなど、すばらしいカムバックを見せました。どのような指示で試合に臨んだのでしょうか。
――まずは、初戦の4Qに何があったのかを午前中のフィルム・セッションで確認し、ディフェンスでは我々の方法を丁寧に実行すれば12点の失点を減らせたこと、オフェンスではいくつかの魅力的なオープンができていたことを確認しました。
オフェンスリバウンドを取られたシーンも確認し、どうしなければならないか、そしてどうにかできそうだということを共有しました。
また、初戦のゲーム終了後、狩野から「このプレーをされるとディフェンス側としては守りづらいので、自分達のオフェンスのこのプレーを多くしたい」という建設的な意見をもらいました。
狩野からコミュニケーションのお陰で、我々はまた1つ共通認識の下でプレーできる媒体をもらい、それが2戦目の我々の平常心を助けてくれました。
その他、私からの指示は、「もし試合中にフラストレーションに負けそうになったら、ノブの腕を見ろ」という長谷川に助けてもらった試合でもあったと思います。
この2戦目はチームで計15アシスト、そしてジュリアン、ウィーバー、菅原、サンバ、横江の5人が二桁得点と、ボールがよく動くレイクスらしいバスケが展開できました。この日の試合運びがひとつの理想の形といえるのではないでしょうか。
――全員よくボールを動かし、それぞれがステップアップしてくれたゲームだったと思います。
樋口のレイアップの2点や田中の3Pも、チームを大きく勢いづかせてくれた重要なショットでした。
特に、長谷川不在の中、菅原が攻守共に躍動し活躍してくれ大きく勝利に貢献してくれました。
このように、例えばそれぞれが1%ずつ、全員で合わせて10%ステップアップできるチームになっていければと思っています。
この勢いで、今週末は現在西地区首位と好調の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(三菱電機)と敵地で対戦します。リーグ4位の3Pシュート成功率52.9%の笹山選手をはじめ、昨季NBL新人王の中東など若手の実力派が多く、チーム全体の3P成功率40%はリーグ2位。バーレル、ティルマンの外国籍選手2人も1試合平均20点近くをあげており、手ごわいですね。
――今シーズンのこれまでの実績や数字を見ると名古屋がこれまでで最も手強いチームかもしれません。
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アウェイ琉球戦レビュー&ホーム京都戦プレビュー
アウェイ沖縄に乗り込んでの琉球ゴールデンキングス戦でしたが、無念の連敗となりました。前節の三河戦と同じく、初戦を接戦の末に落としたのが痛かったですね。
――初戦の勝敗を左右する最も大きなポイントとなったプレーは、4Q 6:20からのマクヘンリー選手のアタックで、この1つのプレーが勝敗を決めたゲームでした。
あまりにもインパクトの強い、ゲームのモメンタムが変わる危険なプレーだった為、直後にタイムアウトを取り、我々もインサイドアタックを試みましたが失敗し、次のポゼッションでもまたマクヘンリー選手のアタックからオープンを作られ、シュートを決められてしまいました。
マクヘンリー選手はゲームの最も重要な瞬間と勝負所において、このゲームで最も力強いプレーで琉球を勝利に導きました。
「無念」や「痛かった」という表現は確かにそうかもしれませんが、我々が現在取り組んでいるプロセスの中ではそれはネガティブな表現です。
我々は三河の橋本選手、比江島選手、金丸選手の勝負所でシュートを決めきる力強さや、マクヘンリー選手のプレーから勝負を決する力強さを学ぶことができました。
それは簡単なことではないかもしれません。だから彼らは日本を代表する選手であり、長い間bjリーグのベストプレーヤーだったのです。
しかし、今の我々にとっては必要な経験で、現に4Qラスト2:50からは狩野が力強く3連続でスコアとアシストでゲームを1点差まで戻してくれました。
選手達は初戦の試合後、レギュラーシーズンのたった1試合に負けただけで悔しくて涙する人達です。
「無念」や「痛かった」よりも、私は「彼らならより力強い勝者になれる」と思いました。

初戦は9-25、2戦目は6-21と、両日ともに1Qに大きく出遅れたのが響きました。なかなかインサイドを突けず、外からも攻めあぐねたようでしたが、試合前のゲームプランとのギャップがあったのでしょうか。
――初戦と2戦目の1Qのスコアは同じようですが、内容は全く違うものでした。
初戦1Qはスコアこそ伸びませんでしたが、正しくプレーし、良いシュートを打っており、必要なことはディフェンスの少しの修正だけでした。しかも、そのディフェンスの修正は選手達自身もすぐに理解しており、お互い声を掛け合っていました。
その為、このゲームは必ず追いつくと思っていたので、初戦は1Qに1度もタイムアウトを取らず、選手には「プレーは凄く良いから、このまま続けてくれれば必ず追いつく」と伝え2Qに追いつくことに成功し、3Qに逆転することができました。
対して、2戦目の1Qはコンセプトに従わずにプレーし、共通認識が無く、悪いシュートが多かったので「今日は危ない」と思い、1Q途中でタイムアウトを取りました。
当然、琉球も前日からの修正と対応がありましたが、ビデオを見直しても我々は共通認識の下でプレーしておらず、いくつかの原則原理に従わずバラバラにプレーしていました。
共通認識とルールは集団の行動を助けます。
たとえシュートが決まらなくても、共通認識の下でプレーすれば自分達が正しくプレーしているこを理解でき、平常心でプレーすることができます。
それが2戦目はバラバラにプレーしてしまい、焦りから丁寧さを失い悪いプレーが多くなってしまいました。
点数はほぼ同じでも初戦は内容が良く、2戦目は悪かったです。
プランよりも、実行力の違いだったと思います。
一方、2Qや3Qのオン1の時間帯は、サンバがインサイドで奮闘しました。帰化選手としてのアドバンテージが生かせた形ではないでしょうか。
――サンバはとてもよく頑張ってくれました。
サンバは自分の帰化選手としての重要性を理解してくれており、今回の琉球戦でもプランの中でサンバでアドバンテージを取ることを強調しました。
特に、初日はPER 40 (40分換算)で見れば20得点12リバウンド2ブロックと外国籍選手と遜色無い働きを見せ、+/-でも両日サンバの出場している時間帯は我々がリードしています。
サンバは向上心が高く真面目なハードワーカーで、英語も日本語も話すことができるので積極的に通訳も手伝ってくれる心優しい人間でもあります。
当然、帰化選手で違いを作り出せるプレーヤーとしてもっとステップアップが必要ですが、彼は毎日真摯に取り組んでおり、彼なら成長していくことができるでしょう。
初戦は同点で最終クォーターを迎え、2戦目も3Qに一ケタ台まで点差を縮めるなど、両日とも勝機の見える時間帯がありました。残り5分でリードを守りきれなかった三河戦の初戦も含め、あと一歩で勝ちきれない、その原因は戦術的な部分か、あるいは精神的な部分か、はたまた体力的な部分か、どこにあると見ていますか。
――それはとても難しい質問で、もしその答えが簡単で解決方法を簡単に手に入れることができれば我々は勝ちきれていますし、今後もほとんどの試合に勝つことができるでしょう。
琉球戦の週の練習では、我々は琉球のトランジションの速さを警戒しようと練習に取組み、長谷川は私が言わなくても練習中にチームメイトに素早く戻ることを促し、ディフェンスを入れない5人の動きの確認の練習でも「セーフティーに戻ろう」とチームに話してくれました。
長谷川は試合中も懸命に速くディフェンスに戻り、最後列からチームメイトに大声でディフェンスを呼びかける姿がとても印象的でした。
「勝ちきれない」原因は、戦術的・精神的・体力的な部分もありますし、その他の理由もあります。
しかし、長谷川のような姿勢があれば、それが今後「勝ちきれた」要因になるでしょう。
今週末はBリーグ初の滋京ダービー、ホーム京都ハンナリーズ戦です。リーグ屈指のシューター岡田優介選手を補強し、昨季アーリーエントリーで加入した小島選手も好調です。インサイドで相変わらずの存在感を見せるコッツァー選手と合わせ、今季も手ごわい相手ですね。
――B.LEAGUEになっても変わらない滋京ダービーをとても楽しみにしています。
bjリーグ時代からの通算成績では現在はレイクスがやや劣っていると思いますので取り返していきたいと思っています。
また、隣接する県同士ということで多くのブースターが白熱することが予想され、それが両チームを更にヒートアップさせてくれるでしょう。
昨シーズンのアーリーエントリーで加わった小島選手や岡田選手、また新外国籍選手の補強などで昨シーズン以上にレベルアップした京都だと思いますが、京都をリスペクトし、全力でチャレンジしたいと思っています。
写真提供:B.LEAGUE
========================================
アウェイ琉球で惜しくも連敗して迎えるライバル対決。勝利があと一歩まで見えているだけにもどかしいですが、まだまだシーズンはこれから。ダービー戦で、今季のレイクスの力を存分に見せたいところです。
京都との通算対戦成績は現在23勝26敗。3つの負け越しを今季どこまで盛り返せるか。今シーズン唯一の、ホームでの滋京ダービー。もちろん狙うはBリーグ初白星、そして連勝です!
☆B.LEAGUE初の滋京ダービー!8(土)は麒麟・田村裕も来場!ホーム京都ハンナリーズ戦
10/8(土)18:00 TIPOFF、9(日)14:00 TIPOFF
ウカルちゃんアリーナ
https://www.lakestars.net/news/13038.html
――初戦の勝敗を左右する最も大きなポイントとなったプレーは、4Q 6:20からのマクヘンリー選手のアタックで、この1つのプレーが勝敗を決めたゲームでした。
あまりにもインパクトの強い、ゲームのモメンタムが変わる危険なプレーだった為、直後にタイムアウトを取り、我々もインサイドアタックを試みましたが失敗し、次のポゼッションでもまたマクヘンリー選手のアタックからオープンを作られ、シュートを決められてしまいました。
マクヘンリー選手はゲームの最も重要な瞬間と勝負所において、このゲームで最も力強いプレーで琉球を勝利に導きました。
「無念」や「痛かった」という表現は確かにそうかもしれませんが、我々が現在取り組んでいるプロセスの中ではそれはネガティブな表現です。
我々は三河の橋本選手、比江島選手、金丸選手の勝負所でシュートを決めきる力強さや、マクヘンリー選手のプレーから勝負を決する力強さを学ぶことができました。
それは簡単なことではないかもしれません。だから彼らは日本を代表する選手であり、長い間bjリーグのベストプレーヤーだったのです。
しかし、今の我々にとっては必要な経験で、現に4Qラスト2:50からは狩野が力強く3連続でスコアとアシストでゲームを1点差まで戻してくれました。
選手達は初戦の試合後、レギュラーシーズンのたった1試合に負けただけで悔しくて涙する人達です。
「無念」や「痛かった」よりも、私は「彼らならより力強い勝者になれる」と思いました。

初戦は9-25、2戦目は6-21と、両日ともに1Qに大きく出遅れたのが響きました。なかなかインサイドを突けず、外からも攻めあぐねたようでしたが、試合前のゲームプランとのギャップがあったのでしょうか。
――初戦と2戦目の1Qのスコアは同じようですが、内容は全く違うものでした。
初戦1Qはスコアこそ伸びませんでしたが、正しくプレーし、良いシュートを打っており、必要なことはディフェンスの少しの修正だけでした。しかも、そのディフェンスの修正は選手達自身もすぐに理解しており、お互い声を掛け合っていました。
その為、このゲームは必ず追いつくと思っていたので、初戦は1Qに1度もタイムアウトを取らず、選手には「プレーは凄く良いから、このまま続けてくれれば必ず追いつく」と伝え2Qに追いつくことに成功し、3Qに逆転することができました。
対して、2戦目の1Qはコンセプトに従わずにプレーし、共通認識が無く、悪いシュートが多かったので「今日は危ない」と思い、1Q途中でタイムアウトを取りました。
当然、琉球も前日からの修正と対応がありましたが、ビデオを見直しても我々は共通認識の下でプレーしておらず、いくつかの原則原理に従わずバラバラにプレーしていました。
共通認識とルールは集団の行動を助けます。
たとえシュートが決まらなくても、共通認識の下でプレーすれば自分達が正しくプレーしているこを理解でき、平常心でプレーすることができます。
それが2戦目はバラバラにプレーしてしまい、焦りから丁寧さを失い悪いプレーが多くなってしまいました。
点数はほぼ同じでも初戦は内容が良く、2戦目は悪かったです。
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一方、2Qや3Qのオン1の時間帯は、サンバがインサイドで奮闘しました。帰化選手としてのアドバンテージが生かせた形ではないでしょうか。
――サンバはとてもよく頑張ってくれました。
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特に、初日はPER 40 (40分換算)で見れば20得点12リバウンド2ブロックと外国籍選手と遜色無い働きを見せ、+/-でも両日サンバの出場している時間帯は我々がリードしています。
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