遠山の地声

アウェイ浜松戦レビュー&ホーム福岡戦プレビュー

 アウェイでの浜松・東三河フェニックス戦、見事な連勝で11月のホーム連敗の借りを返しました。両日とも苦しい試合でしたが、「流れが悪くても、声を掛け合って崩れずにいけた」(小林)、「我慢比べの時間帯を踏ん張って、勝ちをつかめた」(加納)と、選手たちの粘りが見られた2戦だったのではないでしょうか。

――チームは非常に粘り強く戦ってくれました。彼らはお互いに信頼してパスを出し、チームプレーに徹し、アンセルフィッシュであり、コミュニケーションを取っていたことが粘り強く我慢できた理由です。

 これらは全てが繋がっており、セルフィッシュなプレーが少ないのでフラストレーションが溜まらず、信頼してパスを出すので結果(スコア)が伴わなくても納得でき、難しいショットが少ないことで失敗感が少なく、全員がプレーに参加するのでコミュニケーションが生まれ、コミュニケーションは共通認識を強くし、全員が同じ方向を向く事ができるので我慢強く戦えるというポジティブな連鎖、プラスの循環が生まれました。

 また、そうできたのも、前節石川戦でたどたどしくもチームプレーにこだわり、ブサイクでも我慢強く勝利をもぎ取った成功例が活きたのだと思います。

 この2連戦のハイライトは2戦目のラストでした。91-91、同点の4Q残り16秒、浜松ボールでのスローインからジェフがしつこいチェックでボールを奪い、最後は加納がブザービーターを落ち着いて決めました。サヨナラ勝ちともいうような劇的な勝ち方でしたね。

――まず、岡田が残り23秒3点ビハインドの状況で3Pを決めきり、16秒浜松のスローインでジュリアンと小林がディナイしボールを入れさせず、遠くへパスしたボールをジェフが諦めずに奪い、約2秒でジュリアンがオープンの加納のパスし、加納がラストショットを決めた、全員がよく頑張ってくれた状況でした。

 加納は試合であまりシュートを打ちませんが、毎日毎日ずっとシューティングしています。最後のシュートは加納の献身さや真面目さがゲームの全てを超越した、とても美しい瞬間でした。その場に立ち会えて幸せです。

 そして、TKbj リーグ通算5999点で2戦目を迎えた岡田が、3P4本を含む30点を上げ、通算6000点を達成しました。リーグ史上6人目、日本人選手では2人目の素晴らしい記録ですね。

――現在リーグには200人以上の日本人選手がおり、多くの優れた選手がいますが、その中で6000点に到達した選手は2人しかいない、偉大な記録であり、チームの誇りです。この記録という意味でも、私やチームは素晴らしいゲームに立ち会うことができました。

 また、岡田は週間MVPも受賞しましたが、浜松戦とその前の石川戦でチームで最も我慢したのは岡田であり、岡田の我慢強さとチームとしてのステップアップを目指す姿勢が、連勝の最も大きな要因だった思います。6000点に到達した岡田は今なお大きなステップアップの最中におり、今シーズンの成長に期待しています。

 また、初戦は浜松の 武器の一つである外からの3Pを14.8%に封じました。HCがよく指摘している「ゲームプランのエクスキューションレベル(遂行、実行の水 準)」が高く保たれた証ではないかと思いますが、いかがですか。

――初戦のエクスキューションレベルは高かったと思います。浜松に快適にプレーさせないディフェンスを続けることができました。

 しかし、2日目は91点獲られ、ハイパーセンテージでスコアされてしまいました。選手がチームプレーにこだわり、難しいプレーを少なくし、シンプルにオープンの選手にパスをしてくれたお陰で、ターンオーバーが少なくなりポゼッションを確保でき、我々もスコアすることができましたが、非常に危険なゲームでした。

 プレーオフに入れば2日間エクスキューションすることが絶対条件になり、それができない時はシーズンが終わります。我々はまだまだ足りません。

アウェイ浜松戦レビュー&ホーム福岡戦プレビュー
 前節より、コート内でのハドル回数やコミュニケーションが活発になり、ボールの動き、シェアも向上したような印象です。特に外国人側から日本人選手へ、ゲーム中も積極的にコミュニケーションをもちかけているように見えます。昨シーズンも同じ時期から、グッとチームが締まってきたと記憶していますが、bjラストシーズンの残り14試合、そしてプレイオフに期待してよいでしょうか?

――3節前に京都に連敗したことで、チームに『今のままでは本当にどうにもならない』という危機感が心底生まれたのだと思います。

 今までは自分達自身でゲームを壊してしまうシチュエーションが多かったですが、大きな痛みと引き換えに、チームが正しい方向へ動き出しました。それが上記最初の質問のプラスの循環に動き出したのだと思います。

 しかし、我々はまだその痛みに耐えている段階で、正しい方向へ『動き出した』段階です。それを4連勝で勘違いして丁寧さを失ってしまえばまた元通りに戻ってしまいます。もし、我々が今のバスケットを続けステップアップを目指し、丁寧さを欠かなければエキサイティングなプレーオフが待っていると思います。

 今週来週は守山で2 週連続のホームゲームです。まず今週末はライジング福岡戦、チーム得点王ペッパーズ(元滋賀)のケガやHCの交代などで8連敗中と調子を落と している福岡に対し、連勝したいところ。また、3月下旬からの沖縄、京都、大阪、島根の上位8連戦に向けて、勝利という結果はもちろんのこ と、そこに至る過程、プロセスが大事ですね。

――福岡は連敗中かもしれませんが、前節島根とその前の沖縄と最後まで分からない激しいクロスゲームを展開しています。また、今週末は新たなチームとして来ることになるでしょう。

 もし、チームがプロセスの重要性を理解し始めていれば、我々は今こそより丁寧に正しい事を継続し、チャレンジャーとしてゲームに臨まなければなりません。
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 プラス方向の連鎖が見えてきたという指揮官。シーズン佳境のこの時期に、とても頼もしい言葉だ。それをより確かなものにするべく、一戦一戦をチャレンジャーとして戦うレイクス。2週連続の守山ゲーム、熱いブーストで共に戦おう!

☆ホームライジング福岡戦
3/12(土)18:00 TIPOFF、13(日)14:00 TIPOFF
守山市民体育館
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2264

☆守山2週連続開催!来週はバンビシャス奈良戦!
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2265

☆来週はRuSC presents スイーツサミット開催!スイーツ付きのオトクなスイーツシートをご用意しました!
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2238

☆3/17(木)はクラブレイクスイベントデー@守山!公開練習、サイン会、コート開放と盛りだくさん!守山市民体育館でレイクスホームゲームコートを満喫しよう!
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2274

☆3/18(金)小川コーチのバスケクリニック、守山にて開催!
http://basketballschool.shiga-saku.net/e1238403.html

☆レイクスチア体験レッスン、3/27(日)開催!
http://lakescheerleaders.com/news/topics/4460/

☆限定メールマガジンで、試合後の選手や遠山HCのコメントが読める!クラブレイクスの詳細はこちら!
http://www.lakestars.net/clublakes



Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2016年03月10日23:28
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