遠山の地声

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Posted by 滋賀咲くブログ.at



ホームアルバルク東京戦レビュー&バイウィークに向けて

 先週末は強豪アルバルク東京との2連戦、両日とも壮絶な試合となりました。アリーナ全体が揺れるような大声援の中で、初戦はあと0.6秒で手のひらからするりとこぼれ落ちた白星を、二日目には最後の最後で掴み取りました。レイクスの歴史に残るような2試合でしたね。

――非常にエキサイティングな2日間だったと思います。

 我々は強豪を相手にいくつかの幸運に恵まれて両日を接戦にでき2戦目を勝利することができました。

 その中でも最も大きな幸運はこれがホームゲームであったことです。

 映像を見直してもあまりにも大きな声援で、音声が割れるほどのブースターの皆さんの大声援が無ければ、勝利を手にすることは難しかったでしょう。

 両日とも1ゴール差のゲームで、ビッグショットがあり、何が起こるか分からないバスケットボールの醍醐味が詰まったゲームだったと思います。

 特に、初戦は竹内選手の3P、2戦目は並里の3Pとビッグショットがありました。

 これらはどちらのチームにも落ち度があったかという問題ではないと思います(当然我々はこれらのゲームを反省し、今後に活かし、敗者は同じことを繰り返さないよう努力し成長を目指しますが)。

 レイクスにも、私が就任する前年に、52試合のシーズンで唯一決めた1本の3Pが延長戦のブザービーターだった選手がいたはずです。

 落ち度や失敗ということよりも、我々や皆さんの想像を超える出来事が起きるという、バスケットボール(スポーツ)の本質を射抜くことが2日続けて起きた、両日ともブースターの皆さんの心に響き、心から熱くなれた良いゲームだったと思います。



 両日とも、4Q終盤に二桁の点差を追いかける苦しい展開でしたが、そこであきらめず、チーム全体が高い集中力でアルバルクの背中をとらえました。

――これらの展開と事実には2つの考えを持っています。

 1つは、アルバルクはいくらNBAで優勝経験がある選手と言っても、加入して間もない選手が2人おり、それでも4Q終盤(5分)まで両日とも10点差があったということは、これまでの成績を含め実質的なチームとしての力はアルバルクの方が上だということ。

 これは、いくら良いゲームをしたとは言え、我々は今こそより”謙虚”にならなければならないということだと思います。


 2つ目は、それでも終盤追いつき、両日とも逆転し、2戦目は勝利したということ。

 これは、我々は確実に成長しているということであり、”自信”を持つべきであると思います。

 両日とも終盤は際立ってディフェンスを激しくすることができ、オフェンスでは良いアタックとボールムーブで良いショットを打つことができました。

 我々はこれら2つの側面から、矛盾しているかもしれませんが、より謙虚に、尚かつ自信を持って、この2日間のゲームや特に終盤の勢いやクオリティを自分達の本当の力にできるようハードワークを積み重ねなければなりません。

 初戦は終盤にスティールを連発した長谷川、2戦目は猛烈な追い上げの立役者となった並里と、日替わりでヒーローが生まれました。

――両日とも終盤も我々にとってとても嫌な大打撃となる失点がありました。

 これまでのゲームであれば、終盤の大打撃のストレスに引っ張られる傾向が強かったですが、この2戦は良い集中力を保ち続けることができました。

 長谷川はシューターのイメージが強いかもしれませんが、ディフェンスではシステム面での理解力はもちろん、ハートでファイトできることが彼の大きな魅力です。

 特に、初戦4Q2:40のスティールは、ダブルチームの非常に難しい判断が必要な状況で抜群のポジショニングを取ったことは、彼のディフェンス・システムの理解力の高さですし、ラスト40秒でのディフェンスは気持ちのこもった本当に素晴らしいボールマン・ディフェンスでした。

 並里は、以前同じチームに所属していた私の印象ではクラッチ・タイムに強い選手でしたので、ようやく彼らしい姿が見れた思いです。

 2戦目は、4Qラスト5分の間で並里は10得点していますが、スコアだけではなく、その時間帯の中で狩野と長谷川の3Pの基点となるパスを出したことや、ジュリアンのダンクへのアシストをしたことなど、クレバーにパスを出しより良いチームショットを選択したことが素晴らしかったです。

 試合後、横江は「大阪戦から、チームみんなが集中して試合に臨めている」と振り返りました。大阪戦では、その横江や終了間際に出場した樋口がルーズボールへの執着を見せるなど、チーム全体がメンタル面で一段上のレベルに乗った印象です。

――2戦目は、まず2Qに苦しい時間帯が続きましたが、横江・小林・ジュリアンを中心に我慢強くよくボールを動かし、それらが横江のプルアップ・ジャンパーや小林と長谷川の3Pを作りました。

 苦しい時でも、横江の言う通りチームとしてプレーすることに集中し、チームとしてプレーしてこそ打開できると理解してきています。

 試合中に、あまり私の思っている所にパスがいかないのでパスの出し方を指示しても、選手から「ダメです。ディフェンスがデカくて上手くてパス出せないです」という声があったほどの相手でしたので、その中で選手はよくボールを動かしてくれたと思います。

 また、今回も2戦目の3Qに菅原がベンチ(客席)に突っ込むルーズボール・ダイブをしました。

 そういうハッスルがチームの集中力を繋ぎ止め高めてくれていることに直結しています。

 今週のバイウィークを経て、来週はアウェー千葉ジェッツ戦、再来週はホームで栃木ブレックス戦です。強豪との連戦ですが、先週の勢いで、いい形で臨めそうですね。

 先週がタフなスケジュールでしたので、プレータイムが長い選手や怪我をしている選手が心配で、チームにはいつもより気持ち程度ですが少し長い練習の休みを与えました。

 しかし、樋口と佐野がワークアウトをするのを見に体育館に行ったところ、結局ジュリアン、クレイグ、狩野、長谷川、菅原と会いました。

 小林など他の選手達も違う時間帯に体育館に来ていたと聞きました。

 勘違いせず、自信を持つ。先週の大阪からアルバルクでの勢いを保ちながら、より謙虚に、より丁寧に取り組みたいです。

 それはとても難しいことですが、我々は今トライしなければなりませんし、彼らならチャレンジできると思っています。

Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2017年03月03日22:26



アウェー大阪戦レビュー&ホームA東京戦プレビュー

 敵地大阪での快勝の勢いで、週末のホームゲーム、強豪アルバルク東京戦に臨むレイクス。

 今回の「遠山の地声」は、23日(水)のアウェー大阪エヴェッサ戦終了後の記者会見での遠山HCのコメントを中心に、お届けします。



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 選手達がアグレッシブに、なおかつ我慢強く戦い、苦しい時間帯でもチーム全員でプレーしてくれました。

 また、ゲーム出だしからとても良いチームディフェンスをしてくれました。

 前節仙台戦と、その前の秋田戦の結果から、チームディフェンスを少し変えたり、また以前に戻したりなど修正し、仙台戦から3日間しか準備期間がありませんでしたが、選手達は素晴らしい対応力と実行力をみせてくれました。

 オフェンスは、仙台戦と秋田戦の4試合で3試合は良いオフェンスができていたので、ディフェンスが修正できれば良いゲームができると信じていました。



 最近は全員が共通認識を持ち同じ方向を向いて良いゲームができるようになってきました。

 これは、一見当たり前のことのように思えますし、当たり前でなければならないのですが、負け続けると基本的に失敗し続けることと等しく感じてしまいますので、チームを信じれなくなったり、何かを変えたくなったりして、チームが同じ方向を向くことが困難になってきます。

 特に2〜3年ほぼ変わらないメンバーでプレーしているチームならまだしも、我々のようにこの夏に集まったばかりの、更にゲームタイムの多い選手の何人かがシーズン中に加入した、今のレイクスなら尚更です。

 しかし、重要なことは本質を理解すること、つまり、負け続けている時は全てが失敗しているのではなく、何が成功していて何が失敗しているのか、可能性があるプレーなのか可能性が無いプレーなのか、変えて別のことをするべきなのか変えずにより高いクオリティを目指して継続するべきなのか、など、精査しその本質が良いと判断できるプレーに対し、キツくても取り組まなければなりません。

負け続けること(=成功例と感じることができる場面が少ないこと)という困難な状況で選手達はギブアップせず、丁寧に取り組み続けることで、自分達の良さやストレングスを理解し始め、少しずつ同じ方向を向き良いゲームができるようになってきました。



 また、このゲームはボールを動かした良いオフェンスと修正したディフェンスの成功にプラスし、随所でモメンタムを引き寄せるハッスルプレーがあったことが大きいです。

 その象徴は横江で、横江のルーズボールへのハッスルが狩野の3Pとクレイグのアリウープを生みました。

 ただ良いオフェンスやディフェンスをするだけではなく、私は横江のようなハッスルプレーがゲームを決定付ける重要な要素だと思っていますので、横江のハッスルは本当にビッグプレーでした。

 また、ゲーム終盤ラスト30秒にゲームに出てきたばかりの樋口がルーズボールにダイブしました。この樋口のダイブにはゲーム後に元NBAプレーヤーのクレイグがチーム全員の前でどれほど凄いか讃えました。

 これらのように、自分達の良さを信じ、継続する努力をし、次節の強豪アルバルクにチーム全員でチャレンジしたいです。
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Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2017年02月24日02:42



バイウィーク明け&アウェー仙台戦に向けて

 先週末はバイウィークとなりました。HCはバイウィークで目指すものとして、「連敗を脱出した秋田戦の良いバスケットの継続」を掲げていましたが、チームの状態はどうでしょうか。

――いくつかの要因から、毎日の練習を”今シーズン最も良かった練習”にすることは難しいです。

 練習にも当然ゲームにも、外的要因も内的要因も様々なストレスがかかります。

 その中で大切なことは、選手・スタッフ含めチーム全員がその時の様々なコンディションを考慮した上で最善の準備をし、”今できるベストの練習”を目指すことだと思っています。

 チームの状態は悪くないですし、”継続”することを意識して取り組んでくれたと思います。

 しかし、私は”今できるベスト”に対してはもっとやれると思っています。

 例えば、1時間の練習時間だったとして、45分はしっかりと意識をして良い練習ができたとしても、15分間悪い練習することに対して私は危機感を感じます。なぜなら、ゲームは30分間良いプレーをしても10分悪ければ負けるからです。

 100%の力で走ることができなくても100%目的意識を持ち続ける、など、それぞれが”今できるベスト”のスタンダードを上げていくことが成長と強化に繋がっていくのだと思いますし、仮にこのバイウィークで良い練習ができたとしても、我々は常にもっとステップアップを目指さなければならないと思っています。



 先日、左ひざの手術が無事終了した田中ですが、約2ヶ月の不在期間を全員で補う、その下準備がこのバイウィークでできたでしょうか。

――私は、田中は非常に価値のある選手だと思っており、彼を補うのはとても大変なことです。

 もし、田中がただスコアを取るだけの選手であれば、他のシュートが上手い選手だったり、そのスコアをチーム全員で補うことはそれほど難しいことではありません。

 しかし田中の価値は、ディフェンスで相手を抑えることだったり、人一倍リバウンド・ルーズボールに迅速に反応しファイトできることであったり、チームに自分の身を捧げることができる献身性などの素晴らしい才能を持っています。

 プレータイムの長い外国籍選手や長谷川、菅原らには、当然田中の分までファイトしてもらわなければなりませんが、全選手がどれだけのプレータイムでも、1つのディフェンス、1つのリバウンドに1回でも多く執念を見せ、全員で補わなければなりません。

 ルーキーの高橋は、レイクスのバックコートの中ではサイズがある選手ですし、彼には逆にローテーションに加われるチャンスだと思って頭角を現して欲しいと期待しています。

 そして、昨夏から練習に加わっていたPG佐野が選手契約となりました。他の選手からはSNSなどで、彼の持ち味として動きのよさなどがあげられていましたが、HCからはどのような特徴の選手と見ていますか。

――最も大きな特徴はシュートが上手いことです。

 日々のシューティングを見ていても狩野と同じレベルで決めることができます。

 また、パスの感性も良いものを持っていると思いますし、フェイクやステップのスキルも上達しており、チームでは並里以外にできないスキルを見せることがあります。

 レイクスに来たばかりの頃は体が小さいイメージがありましたが、ウエイトルームでも真面目に頑張り続け、今では横江や小林と変わらない体重になり、自らの努力でプレーするチャンスを掴んだ選手です。

 まだまだ課題も沢山ありますし、練習生のころは全ての練習メニューに参加していませんでしたので、ここから本当の意味でプレーすることに慣れ、彼の持ち味を全面に表現してもらいたいと期待しています。

 チームの愛されキャラクターである佐野がチャンスを掴んだことにチームメイトはとても喜んでくれています。

 今週末の金曜・土曜のアウェー仙台戦から、来週は水曜にアウェー大阪、週末にホームでアルバルク東京戦です。過密日程をチーム一丸で乗り越えたいですね。

――タフなスケジュールですが、それは全てチームにとっても同じことです。

 1戦1戦対戦相手よりもタフに戦い抜きたいと思っています。

 アウェイ3ゲームを良いゲームで終え、ホームに戻ってきたいです。
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 「”今できるベスト”に対してはもっとやれる」

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Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2017年02月17日12:47



ホーム秋田戦レビュー&バイウィークに向けて

 先週末の秋田戦、ようやく、連敗を止めることができました。およそ二ヶ月、勝利という結果から遠ざかり、選手たちも非常に苦しい日々だったと思います。

――私を含めてチーム全員が初めて経験した11連敗、ようやく手にした勝利、苦しい中でチームは本当に前を向いて丁寧に取り組んでくれました。

 選手達は本当によく我慢してプレーしてくれました。

 例えば、本来自分のシュートタイミングではないのに相手に脅威を与え、スペースを作る為に自分のパーセンテージを捨てて少し強引にシュートを狙い続けてくれた選手もいれば、本来の自分のシュートタイミングでも、チームにより良いオープンを作る為に自分のスコアを捨ててパスを出した選手、意図して自分にディフェンスを引きつけてチームにチャンスをクリエイトすることを第一に考えて、主役になることを捨ててくれた選手など、それぞれがチームの為に異なる小さな我慢の積み重ねで、チーム全体がアンセルフィッシュネスに包まれ、全員が同じ方向を向いてプレーできたゲームでした。

 たった1回の勝利ですが、この勝利は我慢強く丁寧に取り組んでくれた選手達と、何よりもどんなに敗戦が続いても大きなご声援を送ってくれたブースターの皆さんのお陰の勝利です。


 一戦目、勝利を引き寄せた3Qは並里の活躍もあって、32得点で一気に流れをつかみました。前節の横浜戦でも初戦の4Qで33得点の猛烈な追い上げを見せるなど、このところ爆発力のあるオフェンスが見られるようになりました。

――前節横浜初戦の4Qに良いバスケットができましたので、先週は改めてもう1度チームに我々のオフェンスのコンセプトを確認しました。

 我々のオフェンスは、広く簡単に言えば「チームメイトの為にプレーする」ことが原則です。

 その原則の中の方法として『自分達が正しくこの動きをすれば、ここがオープンになるか、最低でもギャップができる』ということの理解力が上がり、我々のボールムーブメントの最終到着点がイメージ・共有できるようになってきました。

 特に、我々にはジュリアンとクレイグといったアドバンテージを作り出せるプレーヤー達がいますので、ジュリアンとクレイグに”頼る”のではなく、彼らをうまく”活用”することに少しずつ慣れてきた面もありました。

 我々のチームのオフェンスにおいて「正しくプレーする」という意味の本質を理解してきていると思います。

 秋田戦では全員がコンセプトに従ってプレーしてくれたことで、チームが快適にプレーすることができました。

 ただ、実際は私の想像よりもずっと急にカチンとはまってプレーしてくれた感じがありましたので少し驚いています。

 今回がたまたま上手くいったということにはならないように、秋田戦の我々のオフェンスが今後もスタンダードとなり継続して我々の本当の力にしていかなくてはなりません。

 ただ、二戦目は悔しい惜敗となりました。ファールトラブルもあって秋田のインサイド陣を抑えきれず、あと一本、届きませんでした。

――ファールトラブルも含めて、終盤はもう少し上手くゲームを進めなければなりませんでしたし、私ももっとチームをアテンドしなければなりませんでした。

 4Qにクレイグとサンバがファールアウトしてしまいましたが、それでも我々は4Qは27得点もしています。

 オフェンスで押し切るだけではなく、もっとディフェンスにフォーカスする必要性の強いゲームでした。

 ファールトラブルでディフェンスが後手になり秋田にモメンタムを掴まれてしまったのであれば、まずはトラブルを発生させない為にはどういう注意を払うべきなのか、次に何が原因でトラブルが発生したのか、また、発生したトラブルを最小限に留める為には、そして最善の解決方法は、ということを考え今後に繋げていき、4Qのディフェンスをタフにしていかなければなりません。

 それと同時に、テクニカルな部分はいくらでも取って付けることができますが、メンタル・ゲームの2日目のゲームにおいては、頭でっかちにならず、シンプルに相手よりもエナジーを出し、ファイトし、ハッスルしなければならないゲームでもあったと思います。

 そして、ここ2節で欠場していた田中が、左膝の手術で約2ヶ月の長期離脱となりました。ここまで36試合中26試合にスターターで出場し、豊富な運動量を武器にマブンガ、狩野に続くチーム3位のプレータイムを誇る田中を欠くのは非常に痛いですね。

――私はディフェンスの良い選手を重宝しますので、レイクスのディフェンスの中枢を担う田中の離脱は大きいです。

 これまでは、相手チームに優れた日本人選手がいても「うちには大地がいるから大丈夫だな」と思っていましたが、しばらくはそうも言えなくなります。

 また、ディフェンス以外の面でもハッスル・ファイトは卓越したものを持っていますし、オフェンスリバウンドのアベレージはチームトップで、シュートに関しても昨シーズンはシーズンを通して8本しか打たなかった3Pも、今季は既に21本成功させ、シュートも向上してきています。

 何よりもハートでプレーしファイトする田中には、我々は計り知れない勇気をもらうことができます。

 チームはそんな田中の不在に対し、全員で田中を良さを補うという強い意志が必要になります。

 横浜戦と秋田戦を見る限り、ディフェンス面では長谷川が田中の魂を受け継いでいると思いますが、田中のあらゆる面を全員でカバーしていかなければなりません。

 田中には素晴らしいチームメイトを信じて、焦らずに良い状態でチームに戻ってきてもらいたいと思っています。

 今週はバイウィークです。金曜土曜の開催となる来週のアウェー仙台戦、再来週の水曜開催のアウェー大阪戦など、変則スケジュールを前に、コンディションを整えて臨みたいですね。

――今週は秋田戦での良いバスケットの『継続』とゲームの流れのコントロールや1つのディフェンスに対する執着心など『改善』をテーマに取り組んでいます。

 この『継続』と『改善』が、良い状態で次節に繋がるようにしていきたいと思っています。
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 遠山HCも驚くパフォーマンスで、連敗のトンネルを抜けたレイクス。この流れで、田中の離脱をカバーして、シーズン終盤に突き進みます!

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Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2017年02月11日12:27



アウェー横浜戦レビュー&ホーム秋田戦プレビュー

 2週連続のアウェーゲーム、横浜に連敗となりました。12月11日のアウェー富山戦での勝利以来、長いトンネルです。72-74で敗れた横浜戦の初戦のように、接戦で落としている試合もあるので、あと一息ですね。

――富山戦以降、川崎戦・渋谷戦・三遠戦、そして横浜戦とゲーム終了の瞬間までワンゴールを争うゲームをしています。

 成功例を積み重ねることで自信がつき、その成功と自信の積み上げが大きな成長となり形として多くの勝利を手にすることができますが、成功例を積み重ねることは容易ではありません。

 特に、長い間失敗を繰り返せば「また失敗したらどうしよう」という恐怖心やプレッシャーと困難な戦いをしなければなりません。

 現在のような悪循環にはまれば、もっと雑になったり大崩れするゲームが多くあってもおかしくはありませんが、それでもレイクスの選手達は毎週、毎試合ファイトし、NBAですら毎日のように30点・40点差のゲームがありますが、彼らは毎週あと一歩のゲームを続けています。

 これは最初から勝てる力を持っているチームが勝っていくことよりも遥かに難しく大変なことです。

 彼らの素晴らしいファイトと姿勢が必ずあと1歩、あと一息を乗り越え成長していけると信じています。



 先週は2戦とも試合の入りでリードを奪いましたが、キープすることができませんでした。終盤の追い上げが見られただけに、40分間通しての試合運びによっては勝利が見えてきそうですね。

――特に、初戦の終盤は目の前の1つ1つのプレーに集中しており、アンセルフィッシュネス(自己中心的ではない姿勢)だったと思います。

 バスケットボールは波があるスポーツであり、どれだけ強いチームでも40分間全てが良い時間帯というのは稀であり、リズムの悪い時間帯はほぼ訪れます。

 現在は負けが先行していますので、自分達にとって好ましくないプレーの発生や時間帯に対して過剰なストレスがかかってしまっており、悪循環の度合いも強くなってしまっています。

 ミスの直後や流れが悪い時間帯にどうしなければならないのか。

 ディフェンスやリバウンド、ハッスルやオフェンスの方法など、全員が共通認識を持って自分達自身の動きの意図を理解し合いながらプレーすること、それにより『いま自分達は正しくプレーできている』と認識してプレーできれば状況は大きく変わってきます。

 一人では持ちこたえられないフラストレーションでもチーム皆の力があれば持ちこたえることができます。

 お互いを思いやり、助け合うことでチームはアンセルフィッシュネスになり、初戦の終盤のような時間帯が増えていくはずです。

 一方、ペイントエリアでの相手外国人選手へのディフェンス、あるいは要所で外からのオープンショットを許すなど、ディフェンス面で課題も見られました。

――横浜の特に2戦目を含め、最近のいくつかのゲームではディフェンスに問題がありました。

 それは、前節北海道戦のような力が入り過ぎてガチガチになっていたゲームもありましたし、横浜戦ではディフェンスの要の田中がプレーできなかったこともありますし、その他にもいくつかの理由があります。

 開幕からアグレッシブなディフェンスは今シーズンのレイクスの良い面の1つでしたので、チームとしてプライドを持って修正と課題の克服に努めなければならないと思います。

 ただ、両日とも長谷川が横浜のエースであり、日本のトッププレーヤーの1人である川村選手にファイトし、チームとしても川村選手に対してのディフェンスの実行力は高かったです。

 当初は田中が川村選手にマッチアップするプランでしたが、長谷川の魂のディフェンスと、チームディフェンスの実行力の高さは今後に繋がっていくでしょう。

 この横浜戦では田中が両日とも欠場する中、菅原、狩野、長谷川など日本人選手がいつも以上にハッスルしました。積極的にペイントエリアを突いていく姿も見られ、今後につながりそうです。

――菅原・狩野・長谷川やサンバも2戦目は23分の出場で16得点14リバウンドと良い数字を残しました。

 ただ、それに対してジュリアンとクレイグがリズムに乗れていなかったゲームでした。

 お互いがお互いを補うという意味では日本人選手達の活躍は素晴らしく、今後の継続も必要不可欠ですが、勝利する為にはジュリアンとクレイグも同時にリズムに乗ってプレーすることも必要です。

 今週の練習では”チームとしてプレーするという意味”を改めて確認して取り組みました。

 お互いがお互いの長所を引き出せるよう、チームとしてプレーすることを目指していきたいと思います。

 今週は秋田ノーザンハピネッツとの対戦です。秋田も調子が上がらず、是が非でも白星を、と意気込んでくるでしょう。日本代表のシューター田口選手、後半戦から加入した前琉球のラベネル選手など、中心選手にそつなく対応したいですね。

――田口選手やラベネル選手、現代表候補の安藤選手など、秋田もタレントレベルの高いチームです。

 選手時代から日本のバスケットを牽引してきた長谷川HCや、高松で常に優れたチームを作ってきた前田AC、そしてクレイジーピンクの異名を持つ秋田ブースターなど、サポート体制も素晴らしいチームです。

 2週間ぶりのホームゲームですので、ブースターの皆さんに楽しんでいただける良いゲームをして勝利を目指したいと思います。
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 2ヶ月近く白星から遠ざかり、苦しい状況のレイクス。しかし、チームは闘志を失っていません。一丸となって勝利を目指す選手たちと、ブースターの皆さんのレイクスブルーの後押しで戦うホームゲーム。全員で、このトンネルを抜けましょう!

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Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2017年02月03日21:43



アウェー北海道戦レビュー&アウェー横浜戦プレビュー

 アウェーでの北海道戦、コーチの言葉を借りれば「負けられない試合と位置づけて臨んだ」2試合でしたが、白星をつかめず、9連敗となりました。同じような星勘定のチーム同士、是が非でも勝ちをつかみたいところでしたが、非常に悔しい結果となってしまいました。

――厳しいですが、今はチームが悪循環にはまっていると思います。

 こういう時は周囲からは特効薬のような物が求められがちになりますが、「何かをどうしたら勝てる」という単純な問題ではなく、現状はもっと複雑で、特効薬やショートカットはありません。それどころか、ショートカットを求めること自体がさらに悪循環を生む要因になりかねます。

 特効薬よりもキッカケは掴みたいところですが、今、我々のすることはとにかく丁寧に、丁寧に、丁寧に。自分とチームを信じて小さなことを積み上げ、良い準備をし、ハードワークを継続することです。

 良い時は誰でも良い顔をしますが、困難な状況でその人の本性が出ると言います。

 チームは現状に背を向けず、悪循環にはまっていることを真正面から受け止め、その困難に立ち向かい、乗り越える成功のプロセスの過程にいます。


 初戦の試合後会見でHCが「(北海道は)もっとばたつくかと思ったが、チーム全体で同じ方向を向いていた」と振り返ったように、北海道の巧みなボール回しが目立ちました。終盤に1点差まで追い上げた初戦も、勝負どころの4Qで7アシストと、チームオフェンスで上を行かれた印象です。

――初戦は序盤から多くのターンオーバーとリバウンドミスでポゼッションを失ってしまい、難しいゲームになってしまいました。

 それでも1点差まで追い上げましたが、終盤はリズムが作れていない状況で安易なシュートを選択し過ぎてしまいました。

 しかし、ターンオーバーの中のいくつかは勝ちたいあまりかなり力んでしまったミスでしたし、終盤のシュートもそれぞれが「自分がこの状況を変えよう」という気持ちが強過ぎた感じでした。

 我々に対し北海道は、勝負どころで自分達を信じてプレーしており、素晴らしいバスケットをしていました。

 一方、初戦で29-42と劣勢に回ったリバウンド争いは、二戦目では35-37と修正しました。また、この日はブラッキンズがスターターから出場して、14点11リバウンドと奮闘しました。負けられないという選手たちの気持ちを随所に感じました。

――北海道は211cmのミラー選手がスターターですので、ジュリアンよりも体の大きいクレイグをスタートにしました。

 これまではジュリアンにかかるウエイトが大きく、ジュリアンに何かトラブルがあればチームにとって致命傷でしたが、サイズが大きくスキルもあるクレイグの存在がジュリアンやチームを助けることはチーム力の向上に繋がると思います。

 選手達は苦しい状況の中で本当によく頑張り、気持ちを全面に出し、菅原のオフェンスリバウンドや長谷川のブザービーターと2回のルーズボールダイブなど、心に響くプレーがいくつも見ることができました。

 ただ、この日は要所で折茂、西川など北海道のシューター陣を抑え切れませんでした。HCも会見でディフェンス面で課題を挙げていましたが、3Pを14本中6本の42.9%、2Pを47本中28本の59.6%と、高確率で決められたのが痛かったですね。

――北海道は優れたオフェンスに加え、いくつかの難しいシュートも決めきっていましたが、我々は勝ちたい気持ちが強過ぎてガチガチに力んでプレーしていた感じがありました。

 本来であれば簡単に処理できる状況でも、力み過ぎて相手によりイージーなチャンスを与えてしまった状況が多かったです。

 ただ、連敗が続いている状況において投げやりにならず、力み過ぎてしまいましたがどうにかしようとする姿勢は素晴らしく、必ず今後に繋がるゲームだったと思います。

 投げやりになればその先はありませんが、彼らの姿勢があれば余裕やゆとりは後からついてきます。

 今週末もアウェーゲーム、横浜ビー・コルセアーズとの対戦です。「オフェンスマシーン」の異名をとる川村卓也選手やジェイソン・ウォッシュバーン選手が好調、昨季までレイクスに所属したジェフリー・パーマー選手も擁する難敵です。まずは一つ、白星をつかんでレイクスのバスケを取り戻したいところですね。

――川村選手をはじめ、力のある選手や実績のあるベテランが揃っているチームです。

 ジェフは必ずファイトしてきますので、我々がジェフのファイトに負けないことが1つの鍵になるでしょう。

 引き続き丁寧に、そしてジェフに負けない燃える闘志で戦い、勝利して帰ってきたいと思っています。
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 9連敗と苦境に立たされたチームですが、選手たちの闘志は衰えていません。着実に前へと進むチームは、トンネルを抜け出すべく、アウェー横浜の地に向かいます。

☆アウェー横浜ビー・コルセアーズ戦☆
1/28(土)18:00 TIPOFF、29(日)14:00 TIPOFF
横浜国際プール

☆レイクスストア&カフェではパブリックビューイング実施!
https://www.facebook.com/lakesstorecafe/posts/1929622570594568:0

☆全試合生中継のスポナビライブ、ソフトバンクユーザーは月額500円でB.LEAGUE見放題!
http://www.softbank.jp/mobile/special/sportsnavi-live/?rc=LAKEST0000000030

☆次回ホームゲームは秋田戦!2/4(土),5(日)クレイジーピンクをレイクスブルーで迎え撃て!
https://www.lakestars.net/news/17984.html

☆チケット購入は今すぐ買えるレイクス公式サイトから!
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☆バイウィークは選手たちと特別なひとときを!2/12(日)レイクス・パートナー会員限定食事会開催!
https://www.lakestars.net/news/18039.html

☆田臥勇太選手を迎え撃つ!3/18(土)、19(日)ホーム栃木戦チケットは先行販売中!1/30(月)からは一般販売!
https://www.lakestars.net/news/18077.html

Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2017年01月27日11:08



ホーム名古屋D戦レビュー&アウェー北海道戦プレビュー

 新年初戦の黒星からカムバックすべく、アウェーでのレバンガ北海道戦に臨むレイクス。

 今回の「遠山の地声」は、18日(水)のホーム名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦終了後の記者会見での遠山HCのコメントを中心に、お届けします。


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 年が明けて最初のゲームで、勝利をつかむために取り組んできましたが、及ばずに非常に悔しい思いです。

 新加入のブラッキンズについては、オフェンス面で機能していたので、ポジティブにとらえたいと思います。

 ただ、ターンオーバーの数など我慢の足りない、フラストレーションの多いゲームになってしまいました。

 私自身も含め、チームとしてのストレスをいかに前向きなプレーにつなげるかが、前半戦から続いてチームの重要な課題と思います。

 今日は難しいプレーが多く、それがターンオーバーにつながってもいたので、もっとボールを動かせば、ターンオーバーも減り、より多くの得点が生まれると思います。

 そのあたりは選手たちもよくわかっているので、前向きに取り組みたいと思います。

(Q.新加入のブラッキンズについては)

――3Pも入り、インサイドでも体を張ってくれました。

 本当はもっといいパスも出せる選手なので、これから狩野や長谷川など日本人のシュートチャンスも増えると思います。

(Q.立ち上がりが試合を左右してしまいました)

 悪いゲームの入り方をしてしまいましたが、2点差まで迫ったところは力がついているとも言えます。

 ただ、メンタルタフネスの面でチームとして成長しないと、リズムが悪くなったとき、特に4Qなどは持ちこたえられないような状況になっていたので、今後の課題です。
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 新戦力クレイグの活躍、高橋のデビューなど、明るい材料もありながら、白星に手が届かないレイクス。

 今週末、共に地区最下位と苦しむ北海道とのゲームは、浮上のきっかけをつかみたいチーム同士、激しい戦いとなることまちがいなし。

 現地で、レイクスストア&カフェで、スポナビで、各地から熱い声援をお願いします!

☆アウェーレバンガ北海道戦☆
1/21(土)18:00 TIPOFF、22(日)14:00 TIPOFF
北海きたえーる

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ベースボールマガジン社のトレカも限定販売予定!
https://www.facebook.com/lakesstorecafe/posts/1926849527538539

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☆いよいよ来週から販売開始!田臥勇太選手を迎え撃つ3/18(土)、19(日)ホーム栃木戦チケットは、1/25(水)からクラブレイクス会員先行販売!
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Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2017年01月21日00:17



アウェー渋谷戦レビュー&ホーム三遠戦プレビュー

 今年最後のアウェーゲームとなったサンロッカーズ渋谷戦ですが、連敗を喫してしまいました。70-73の接戦に持ち込んだ二戦目が惜しい試合でしたね。

――渋谷戦の前節川崎戦も接戦の末に敗れていましたので、絶対に勝ちたい週末でしたが、非常に悔しいゲームでした。

 あと一歩の壁の前で立ち往生していますので、このような状況では文句や不満などフラストレーションが出てしまいがちだと思います。

 しかし、こういう状況だからこそ大切なことは、足下をしっかりと見つめ、より丁寧になることです。文句を言って解決するのであればそれが最も簡単な方法ですが、チームはそれが最も愚かな方法だと知っています。

 レイクスは丁寧に戦います。

 初戦は出だしで11-4と先行しましたが、ここから渋谷のゾーンディフェンスにてこずって1Qで15-26とリードを許してしまい、追いつくことができませんでした。二日目もそうですが、トータルのリバウンド数で上回ったものの、要所で相手にリバウンドを奪われた場面が見られました。

――帰化選手でバックコートのアイラ選手と日本人ビッグマンの満原選手がいる渋谷とのゲームでは必ずマッチアップ・プロブレムが発生してしまい、外国籍選手ビッグマンのグイン選手は3Pシュートが得意な選手です。

 渋谷はそのマッチアップ・プロブレムとチェンジング・ディフェンス等でモメンタムを掴めるチームですが、実際に彼らの勝利ゲームと数字の面でダイレクトに関わっているのは、対戦相手のディフェンス・リバウンドの数、そして彼らのスティールと対戦相手にターンオーバーをさせた数です。

 そこで、どうしても発生してしまうマッチアップ・プロブレムにはゾーン・ディフェンスやいくつかのマンツーマンでの方法を用いて準備し、ゲームの肝はオフェンスの回数・シュート本数を失わないこと、今週の我々のテーマは『POSSESSION GAME』でした。

 両日共にですが、特に初戦は渋谷にランを許した状況は我々がターンオーバーを連発してオフェンス・リバウンドを獲得された、ようするにシュートを打っていない時間帯です。

 多くのターンオーバーを犯しオフェンス・リバウンドを獲得されても、我々の失点は両日とも73点でしたので、トータルで見ればディフェンスはある程度は成功の部類に入れることができると思います。ペイントエリアでのミスマッチもよく抑えることができました。

 最も重要だったのは、ポゼッションを失ったこと、スコアを取りに行けなかったことです。『POSSESSION GAME』と準備してきたのにも関わらずポゼッションを失ってしまったことから少なからず動揺があったゲームでした。



 初戦の試合後、HCは会見で「今週は絶対に連敗して帰れない週」と非常に強い言葉で、翌日の奮起を促しました。迎えた二戦目、試合前の選手たちのムードはどうだったでしょうか。

――渋谷は3Pの試投数がリーグで最も多く、特に警戒していたグイン選手の3Pはある程度抑えることができましたが、満原選手に5/7の高確率で多くの3Pを決められたことと、ゾーンディフェンスとミスマッチの対処法に選手達はいくつかの不安を抱えているようでしたので、まずは我々のディフェンスがそこまで失敗していなかったことをフィルム・セッションで確認して自信を持ってもらい、その他、渋谷の3Pを消す方法とミスマッチの対応など選手達と話し合いプランの若干の変更を説明しました。

 ただ、リバウンドとターンオーバーに関しては我々がやるべき事をやっておらず、また、我々の意図したオープンショットを多く決めきれずにいましたので、リバウンド・ターンオーバー・オープンショットもフィルム・セッションで確認し、それらに関しては簡単に言うと甘ったれないで欲しい旨を伝えました。

 二日目は4Q終盤までどちらに転ぶかわからない展開でした。後半で3Pを4本中3本決めた長谷川など、序盤のビハインドに屈することなく選手たちはファイトしましたが、6点リードまで引き離した4Qの残り7分以降、2P1本のみに終わり、勝負どころで決め手を欠いたのが響きましたね。

――2戦目のベストプレーヤーは小林でした。本当に素晴らしいディフェンスで、小林があまりにも良いディフェンスをするのでゾーンディフェンスをするのをやめたほどです。また、オフェンスの組み立て方や選択も光っていました。

 ゲームが終わって帰ってきてからも小林のプレーを何度も見直して惚れ惚れしていますが、小林が今回のような働きをした時は過去2年間1度も負けた事が無かったので、かなり危機感を持っています。

 長谷川はここ数試合、思ったようにプレーできずにモヤモヤしていたと思いますが、後半の連続3Pは非常に彼らしいシュートだったと思います。

 長谷川が思い切り良くプレーしてスコアするとブースターの皆さんも喜んでくれますし、”彼のプレーで人々が喜ぶ”というのは素敵な才能だと思います。

 チームが浮上するには彼のスコアやハッスルが絶対に必要になりますので、今回の彼らしいプレーをきっかけに思い切り良くプレーしてもらいたいと思っています。

 ゲームの終盤は、ジュリアンがファールトラブルでベンチに下がった数分間に残念ながら流れが変わってしまいました。

 その中で、4Qオフィシャルタイムアウト後はジュリアン、狩野、並里、田中が打つべきシュートを打つべきプレーヤーが打つべきスポットで打っていましたので、彼らは変わってしまった流れを取り戻す力強さを身に付けれるようモチベーションを上げてくれると思っています。

 2016年ラストゲームとなる今週末は、三遠ネオフェニックスとの対戦です。三遠は12月に入ってA東京、千葉、三河と各地区の強豪相手に連敗続きでしたが、先週は大阪に両日とも20点近い大差をつけての快勝でした。3P成功率リーグトップ50.4%の田渡選手など、実力のある面々に、さらに大阪戦で両日とも欠場した新戦力、NBAで391試合出場のジョシュ・チルドレス選手が加わると、手ごわいですね。

――個人的には、恩人でもあり尊敬している藤田HCと河内AHC、マネージャー時代にお世話になった鹿毛AGMと大口選手、私の宮崎時代にチームを支えてくれた大石選手と藤田マネージャー、青春を共にした岡田選手と太田選手、奈良時代にハートでファイトする美しさを私に教えてくれた鈴木選手など、彼らの誰もが欠けていたら今の私はおらず、感謝しています。

 しかし、これはレイクスと三遠の試合ですので、今週に限っては個人的な感情は一切ありません。

 ただ、長谷川と鈴木選手の同大学同級生対決や、並里兄弟の対決、本物のNBA選手チルドレス選手など、沢山の面白さがあるゲームだと思います。レイクスの魅力で三遠を上回り、皆さんに良い新年を迎えて頂けるよう頑張ります。

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 「甘ったれないで欲しい旨を伝えました」「かなり危機感を持っています」
 遠山HCの言葉から、さらなるステップアップを目指す気持ちが伝わってきます。いよいよB.LEAGUEファーストシーズンもシーズンも折り返し地点。チーム一丸で後半戦につながるゲームをお見せします!

☆ホーム三遠ネオフェニックス戦☆
12/30(金)13:00 TIPOFF、31(土)13:00 TIPOFF
ウカルちゃんアリーナ
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Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2016年12月28日21:35



ホーム川崎戦レビュー&アウェー渋谷戦プレビュー

 先週末はリーグ最高勝率の川崎との対戦でしたが、悔しい連敗となりました。特に初戦は何度も突き放されながらも追い上げ、一時は2点差まで迫っただけに、惜しい試合を落としました。

――2つの側面のどちらも事実であり、大切にしなければならない週末だったと思います。

 1つは、初戦はあと1歩まで追い詰めたものの結果として勝ちきれなく、2戦目は事実として現存する力の差を受け入れなければならないこと。

 1つは、初戦は勝利できてもおかしくはなかったゲーム展開ができ、川崎と同等の力を発揮し成長と可能性と期待を大きく示すことができたこと。

 どちらにも偏る必要はないと思います。

 我々はこのどちらの事実もモチベーションに変えることができ、現在最高勝率のチームとのゲームでよりリアリティを持って今後も戦っていくことができると思っています。


 初戦は、試合後にHCが「苦しい展開の中で選手たちがよくがんばってあと一歩まで迫ったところに、チームの成長を感じます」と振り返ったように、たびたび追い上げながらもその都度二桁の点差をつけられ、4Q冒頭で16点差までつけられながら、そこから狩野、マブンガが3Pを立て続けに沈め、2点差まで詰め寄りました。この粘りは今後につながりそうです。

――初戦はプランの代償としていくつか簡単にスコアされるシーンが見られましたが、選手達はその失点に動揺せず、プランを信じて平常心で戦ってくれたことが崩れること無く粘り強く戦えた要因の1つだと思います。

 もしプラン通りのいくつかの失点のストレスに耐えることができなければ、4Q冒頭でゲームは決められていたでしょう。

 それでも、まだまだプランの実行力が低い場面も沢山ありましたので、よりチーム力の精度を上げていかなければなりません。

 また、1Q中盤から悪い流れになってしまいましたが、2Q, 3Qにサンバが力強くプレーしチームを支えてくれたことも我々を大きく助けてくれました。

 サンバは大学卒業後、レイクスに来るまでの5年間を東芝の社員選手として過ごしてきましたので、自分を育ててくれたチームへの恩返しの気持ちが強く、気合いが入っていました。

 前節の富山戦や川崎戦のように、樋口やサンバが存在感を発揮してくれると我々はとても良いゲームをすることができます。

 5点差で迎えた4Q終盤残り39秒には、長谷川のスローインからマブンガがゴール下から決めてバスケットカウントも獲得。巧みに決めて2点差に迫りました。直後の川崎のオフェンスを抑えていれば、わからない展開でしたね。

――その前後のプレーに関しては、川崎は落ち着いていましたし、レイクスよりも試合巧者だった印象があります。

 ただ、レイクスの選手達はやるべき事を理解していましたし、こういう状況を決するファクターにおいては経験の占める割合が大きくなります。

 それは個人の経験もそうですし、今のチームとしての経験、またそのカテゴリーでのレベルの経験など、いくつもの要素があります。

 我々は川崎から学ぶことも大切ですし、また、レイクスも終盤までのモメンタムの掴み方やラスト39秒の長谷川のパスとジュリアンのプレーも巧みさは身に付いてきていると感じています。

 その直後のディフェンスに関しても誰かのせいにするのも最もナンセンスな考え方で、彼らの選択しようとした方法は正しかったと思っていますし、そのお陰で今後はより上手く実行することができると思います。

 この2戦で痛かったのは、川崎の辻、ファジーカスという得点源二人に対し、ファジーカス選手には両日ともに27点を挙げられ、辻選手は初日に7点に抑えたものの、二日目は16点を許してしまったことでした。二日目に1Qで12-34と大きくリードを許してしまったことも含め、ゲームのポイントとなる部分への対策の徹底が求められそうですね。

――ゲームのポイントとなる部分への対策は、基本的に誰か1人に任せることはほとんど無く、チーム全員でどう守るか、全員がどう動くかを決めます。

 その為、誰が悪かったというよりも、毎ポゼッションでチーム内にちょっとした判断ミス等があり、それが失点に繋がってしまったというケースが多かったです。

 辻選手やファジーカス選手にマッチアップしていた選手は非常に良いディフェンスをしていましたが、特に2戦目はチームとしてのディフェンスの実行力が低かったこと、それ以前に意志が弱かったことが問題だったと思います。

 2日目の試合は当然対戦相手も前日の試合から修正してきますし、川崎も前日の我々のディフェンスのポイント等を理解して意図的に初戦と違った方法も取ってきていたと思いますので、プランのより高い実行力とより強い意志が必要になります。

 本当にちょっとしたミス、極端に言えば1mほどのポジショニングのミスなどが重なり劣勢になっていきました。

 強敵を前に、『集団責任』がいつの間にか『集団無責任』になってしまう恐れがあることを学べたゲームだったと思います。

 しかし、2戦目は劣勢の中でも、2Q中盤には川崎に4連続ターンオーバーをさせ、その間我々は4ポゼッション連続でオープンショットを打てていた時間帯がありました。

 結果的に我々はその4本のシュートを全て落としてしまいましたが、20点差がついている状況下で早い段階でそういった時間帯が訪れることはとても大きなチャンスでしたし、40分間劣勢に感じた試合でさえ、今の我々にはゲームをイーブンにできるチャンスを実は作り出せていた成長を垣間見れた状況だったと思います。

 流れの変化に対し注意深くアンテナを張り、落ち着いて冷静にそのチャンスを仕留めにいくしたたかさ、メンタル・タフネスももっと強く持たなければなりません。

 今週末はアウェーでサンロッカーズ渋谷との対戦です。故障者も出て苦しい状況の渋谷ですが、若きポイントガードベンドラメ礼生や帰化選手のベテラン、アイラ・ブラウンをはじめ、広瀬、チェンバース、満原と5人の日本代表候補を擁し、チームのアシスト数はリーグ3位、スティール数はトップに上っています。

――バックコートの帰化選手であるブラウン選手と、日本人ビッグマン満原選手が約30分間プレーしますので、ほとんどの時間で必ずどこかでミスマッチが発生するゲームです。

 能力とサイズに加え、スティールも多いので、ミスマッチやスティール等のアグレッシブなディフェンスを使って流れを掴むのが上手いチームです。

 我々はチームとして彼らのストレングスをいかに消すことができるか、また、前節のゲームを活かし、やるべきことを徹底すること、細部にこだわること、そして強い意志を持ってチャレンジすることが重要だと思っています。
========================================
 強豪との戦いを糧に、さらなる高みを目指す遠山レイクス。2016年も残すところ残り2節、4試合となりました。前半戦を気持ちよく締めくくるべく、まずはサンロッカーズ渋谷戦に臨みます!

☆アウェーサンロッカーズ渋谷戦☆
12/23(金・祝)18:00 TIPOFF、24(土)14:00 TIPOFF
青山学院記念館
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☆大晦日もレイクス三昧!来週は12/30(金)13時、31(土)13時、ホーム三遠ネオフェニックス戦!
https://www.lakestars.net/news/16493.html

☆12/30(金)は熱男来場!レイクス公認ブースターに就任したホークス松田宣浩選手がやってくる!
https://www.lakestars.net/news/17285.html

☆そして、来週の2連戦は初めて観戦の方は来場無料のチャンス!
https://www.lakestars.net/news/17209.html

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Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2016年12月22日21:39



アウェー富山戦レビュー&ホーム川崎戦プレビュー

 先週末はアウェー富山でのゲームでしたが、一勝一敗の痛みわけでした。HCが「シンプルに富山の方が勝ちたい気持ちをすごく強く持っていた」と振り返ったように、気持ちの面で後手に回ってしまった初戦が痛かったですね。

――難しいゲームになると思っていました。

 何が難しいかと言うと、『今シーズン初めて現状での成績で我々より勝敗の良くないチームと試合をする』という難しさです。

 今シーズンのレイクスの良さの1つは、熱いハートでファイトしチャレンジすることです。これまでのゲームは常に我々よりも成績の良いチームにチャレンジし、その姿勢がたとえ少しずつであろうともチームを成長させてきました。

 しかし、私は初めての今回のケースに対し、我々らしさ、つまりファイトやチャレンジャー精神が失われないか危惧していました。

 特に、富山は外国籍選手のトラブル等で敗戦が多くなってしまっただけで、能力がある選手が揃っており、岡田選手や城宝選手のようにスコアもできビッグショットを決めきれる力を持っている選手が多く揃っている、そもそもは選手の力があるチームです。

 そして、ヴァイニー選手が我々とのゲームの前節大阪戦から復帰し、大阪にあと1歩のゲームを展開し、我々からすれば嫌な流れでした。

 そこで、前節富山戦の我々のテーマは"TEAM CIRCLE"、難しいことが予想されるゲームで、チームがバラバラになってしまうともっと大変になってしまう為、全員が常にチームの輪を意識すること、個はチームの輪からはみ出さないように、チームは個をチームの輪から出さないようにすること、そこへの付随事項として"Don't show your frustration"(具体的な禁止用語と禁止行動を決め、フラストレーションの原因となる要素を出さないように)と"Intensity"(練習中からどのタイミングでチームとしてIntensityを意識するか)に取り組んで富山戦に望みました。

 また、その先には、これら3つのテーマを使い、今シーズンの我々の弱点改善のテクニカルに加え、メンタル面での土台を作る狙いもありました。

 結果的には、初戦は危惧していた通りの受け身のゲームとなってしまいましたが、選手達の前節の取組みは、必ず彼ら自身とチームの力になる筈だと思っています。少なくとも、翌日は彼らは素晴らしいチーム力を見せてくれました。


 一方、二戦目は接戦で迎えた3Qに横江、樋口の二人が気持ちのこもったプレーで流れを引き寄せました。点差を詰められる場面もありながら、こうした展開の中で白星をもぎとったのは大きいですね。

――私の2戦目で最も印象に残っているシーンは、2Q残り5:20に、我々のトランジションの状況でジュリアンのファールか富山宇都選手のファールかでゴタゴタしたシーンでした。

 確認の為一時ゲームが中断された中、レイクスの選手達はコート上でハドルを組んでゲームに集中しており、結果的に我々のボールで、集中力を切らしていなかった彼らはベースラインのスローインで並里のアシストから樋口がスコアしました。

 チームの輪で、1人の力ではなくチーム全員で集中力を保った素晴らしいシーンだったと思います。

 また、チームで戦ったと言いながら矛盾しているかもしれませんが、敢えてこのゲームの勝利の立役者をあげるとすれば横江です。難しいゲームの中で、両チーム全員の中で横江が最も「なんとかしなければ」という姿勢があったと思います。

 私はゲームのスタートと3Qのスタートを一緒にすることが多いですが、このゲームは横江の力が無ければ勝てないと思い、3Qのスタートは横江を出しました。

 ただ目の前のゲーム、目の前の状況をなんとかしようとしてた横江のこの純粋なファイトする姿勢が、チームに勝利を呼び寄せました。

 この日は日本人のみで58点を挙げました。特に狩野が3P5本を含む25点で、オールスター3Pコンテストに選ばれた実力を見せましたね。

――横江と樋口が素晴らしいファイトとハッスルを見せてくれましたが、それを支えていたのは狩野と菅原でしょう。彼らがスコアすることで横江と樋口のファイトが際立ち、横江と樋口のファイトが狩野と菅原のスコアの手助けとなりました。

 狩野はハーフタイムのロッカールームでチームに対し鼓舞する言葉をかけてくれ、気迫のこもったプレーを見せてくれました。

 特に、3Q5:10の3Pは狩野にしては珍しい相手をねじ伏せに行った気迫の象徴のシュートでした。

 また、菅原も菅原らしい最後まで諦めないシュートを無理矢理ねじ込み、チームに勢いを与えてくれました。

 富山戦後には日本代表候補に選ばれたサンバ、並里の二人が代表合宿に参加してきました。試合後、当日のうちに東京に移動しての二泊三日という強行日程での合宿ですが、二人の合宿後の様子はいかがでしょうか。

――タフなスケジュールで疲れも見えましたが、両選手とも合宿の翌日のチーム練習にも参加し、他の選手と同じメニューをタフにこなしてくれています。

 現在代表の指揮をとっているテクニカル・アドバイザーのルカ・コーチは、B.LEAGUE1部のヘッドコーチを対象としたコーチのS級ライセンスの講師をしてくれた方でもあり、厳しさと聡明さとユニークさと実績を兼ね備えた凄いコーチで、私は一発でルカ・コーチのファンになり、ルカ・コーチのプログラムに参加できた並里とサンバがとても羨ましいです。

 活動の報告でPick&Rollの練習について触れていましたが(http://www.japanbasketball.jp/japan/30561)、プレーを始める場所が1m違っただけでも全てのアングルとダイブの方法やコースが変わること等の細かさをご指導して頂いたことを覚えていますので、Pick&Rollを多様する並里やサンバはチームにより質の高いバスケットを還元してくれると思います。

 今週末はその代表候補に6人が選ばれている強豪、川崎ブレイブサンダースをホームに迎え撃ちます。ファジーカス、辻などオフェンスに優れた選手を擁し、今季ここまでわずか3敗(20勝)という川崎ですが、どのように立ち向かいますでしょうか。

――唯一3敗しかしていない最も強いチームとのゲームということで、レイクスの選手達はこういう状況でこそ燃える選手達だと思います。私も伸也も燃えています。

 少しモヤモヤしてしまった前節から一転、思いっきりチャレンジし、勝利をもぎ取りたいと思っています。

 私は今から週末の選手達のファイトが楽しみでなりません。ブースターの皆さんも一緒に全力でファイトし、滋賀一丸となって絶対に勝利をつかみ取りましょう!

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 今週末、リーグトップの勝率を誇る川崎を相手に、HCが常々口にしている「ハートの強い選手たち」が堂々としたプレーを見せてくれるはず!チームとともに、最高のブーストで戦いましょう!

☆ホーム川崎ブレイブサンダース戦☆
12/17(土)18:00 TIPOFF、18(日)14:00 TIPOFF
ウカルちゃんアリーナ
https://www.lakestars.net/news/15834.html

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https://www.lakestars.net/news/14276.html

☆レイクスライフを満喫できるLakes Store&Cafe、オープン!アウェーゲーム放送中!
https://www.lakestars.net/news/12777.html

☆みんなでレイクスホームゲームを見に行こう!ウカルちゃんパスのご案内
https://www.lakestars.net/news/12755.html

Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2016年12月16日09:45