ホームアルバルク東京戦レビュー&バイウィークに向けて
先週末は強豪アルバルク東京との2連戦、両日とも壮絶な試合となりました。アリーナ全体が揺れるような大声援の中で、初戦はあと0.6秒で手のひらからするりとこぼれ落ちた白星を、二日目には最後の最後で掴み取りました。レイクスの歴史に残るような2試合でしたね。
――非常にエキサイティングな2日間だったと思います。
我々は強豪を相手にいくつかの幸運に恵まれて両日を接戦にでき2戦目を勝利することができました。
その中でも最も大きな幸運はこれがホームゲームであったことです。
映像を見直してもあまりにも大きな声援で、音声が割れるほどのブースターの皆さんの大声援が無ければ、勝利を手にすることは難しかったでしょう。
両日とも1ゴール差のゲームで、ビッグショットがあり、何が起こるか分からないバスケットボールの醍醐味が詰まったゲームだったと思います。
特に、初戦は竹内選手の3P、2戦目は並里の3Pとビッグショットがありました。
これらはどちらのチームにも落ち度があったかという問題ではないと思います(当然我々はこれらのゲームを反省し、今後に活かし、敗者は同じことを繰り返さないよう努力し成長を目指しますが)。
レイクスにも、私が就任する前年に、52試合のシーズンで唯一決めた1本の3Pが延長戦のブザービーターだった選手がいたはずです。
落ち度や失敗ということよりも、我々や皆さんの想像を超える出来事が起きるという、バスケットボール(スポーツ)の本質を射抜くことが2日続けて起きた、両日ともブースターの皆さんの心に響き、心から熱くなれた良いゲームだったと思います。

両日とも、4Q終盤に二桁の点差を追いかける苦しい展開でしたが、そこであきらめず、チーム全体が高い集中力でアルバルクの背中をとらえました。
――これらの展開と事実には2つの考えを持っています。
1つは、アルバルクはいくらNBAで優勝経験がある選手と言っても、加入して間もない選手が2人おり、それでも4Q終盤(5分)まで両日とも10点差があったということは、これまでの成績を含め実質的なチームとしての力はアルバルクの方が上だということ。
これは、いくら良いゲームをしたとは言え、我々は今こそより”謙虚”にならなければならないということだと思います。
2つ目は、それでも終盤追いつき、両日とも逆転し、2戦目は勝利したということ。
これは、我々は確実に成長しているということであり、”自信”を持つべきであると思います。
両日とも終盤は際立ってディフェンスを激しくすることができ、オフェンスでは良いアタックとボールムーブで良いショットを打つことができました。
我々はこれら2つの側面から、矛盾しているかもしれませんが、より謙虚に、尚かつ自信を持って、この2日間のゲームや特に終盤の勢いやクオリティを自分達の本当の力にできるようハードワークを積み重ねなければなりません。
初戦は終盤にスティールを連発した長谷川、2戦目は猛烈な追い上げの立役者となった並里と、日替わりでヒーローが生まれました。
――両日とも終盤も我々にとってとても嫌な大打撃となる失点がありました。
これまでのゲームであれば、終盤の大打撃のストレスに引っ張られる傾向が強かったですが、この2戦は良い集中力を保ち続けることができました。
長谷川はシューターのイメージが強いかもしれませんが、ディフェンスではシステム面での理解力はもちろん、ハートでファイトできることが彼の大きな魅力です。
特に、初戦4Q2:40のスティールは、ダブルチームの非常に難しい判断が必要な状況で抜群のポジショニングを取ったことは、彼のディフェンス・システムの理解力の高さですし、ラスト40秒でのディフェンスは気持ちのこもった本当に素晴らしいボールマン・ディフェンスでした。
並里は、以前同じチームに所属していた私の印象ではクラッチ・タイムに強い選手でしたので、ようやく彼らしい姿が見れた思いです。
2戦目は、4Qラスト5分の間で並里は10得点していますが、スコアだけではなく、その時間帯の中で狩野と長谷川の3Pの基点となるパスを出したことや、ジュリアンのダンクへのアシストをしたことなど、クレバーにパスを出しより良いチームショットを選択したことが素晴らしかったです。
試合後、横江は「大阪戦から、チームみんなが集中して試合に臨めている」と振り返りました。大阪戦では、その横江や終了間際に出場した樋口がルーズボールへの執着を見せるなど、チーム全体がメンタル面で一段上のレベルに乗った印象です。
――2戦目は、まず2Qに苦しい時間帯が続きましたが、横江・小林・ジュリアンを中心に我慢強くよくボールを動かし、それらが横江のプルアップ・ジャンパーや小林と長谷川の3Pを作りました。
苦しい時でも、横江の言う通りチームとしてプレーすることに集中し、チームとしてプレーしてこそ打開できると理解してきています。
試合中に、あまり私の思っている所にパスがいかないのでパスの出し方を指示しても、選手から「ダメです。ディフェンスがデカくて上手くてパス出せないです」という声があったほどの相手でしたので、その中で選手はよくボールを動かしてくれたと思います。
また、今回も2戦目の3Qに菅原がベンチ(客席)に突っ込むルーズボール・ダイブをしました。
そういうハッスルがチームの集中力を繋ぎ止め高めてくれていることに直結しています。
今週のバイウィークを経て、来週はアウェー千葉ジェッツ戦、再来週はホームで栃木ブレックス戦です。強豪との連戦ですが、先週の勢いで、いい形で臨めそうですね。
先週がタフなスケジュールでしたので、プレータイムが長い選手や怪我をしている選手が心配で、チームにはいつもより気持ち程度ですが少し長い練習の休みを与えました。
しかし、樋口と佐野がワークアウトをするのを見に体育館に行ったところ、結局ジュリアン、クレイグ、狩野、長谷川、菅原と会いました。
小林など他の選手達も違う時間帯に体育館に来ていたと聞きました。
勘違いせず、自信を持つ。先週の大阪からアルバルクでの勢いを保ちながら、より謙虚に、より丁寧に取り組みたいです。
それはとても難しいことですが、我々は今トライしなければなりませんし、彼らならチャレンジできると思っています。
――非常にエキサイティングな2日間だったと思います。
我々は強豪を相手にいくつかの幸運に恵まれて両日を接戦にでき2戦目を勝利することができました。
その中でも最も大きな幸運はこれがホームゲームであったことです。
映像を見直してもあまりにも大きな声援で、音声が割れるほどのブースターの皆さんの大声援が無ければ、勝利を手にすることは難しかったでしょう。
両日とも1ゴール差のゲームで、ビッグショットがあり、何が起こるか分からないバスケットボールの醍醐味が詰まったゲームだったと思います。
特に、初戦は竹内選手の3P、2戦目は並里の3Pとビッグショットがありました。
これらはどちらのチームにも落ち度があったかという問題ではないと思います(当然我々はこれらのゲームを反省し、今後に活かし、敗者は同じことを繰り返さないよう努力し成長を目指しますが)。
レイクスにも、私が就任する前年に、52試合のシーズンで唯一決めた1本の3Pが延長戦のブザービーターだった選手がいたはずです。
落ち度や失敗ということよりも、我々や皆さんの想像を超える出来事が起きるという、バスケットボール(スポーツ)の本質を射抜くことが2日続けて起きた、両日ともブースターの皆さんの心に響き、心から熱くなれた良いゲームだったと思います。

両日とも、4Q終盤に二桁の点差を追いかける苦しい展開でしたが、そこであきらめず、チーム全体が高い集中力でアルバルクの背中をとらえました。
――これらの展開と事実には2つの考えを持っています。
1つは、アルバルクはいくらNBAで優勝経験がある選手と言っても、加入して間もない選手が2人おり、それでも4Q終盤(5分)まで両日とも10点差があったということは、これまでの成績を含め実質的なチームとしての力はアルバルクの方が上だということ。
これは、いくら良いゲームをしたとは言え、我々は今こそより”謙虚”にならなければならないということだと思います。
2つ目は、それでも終盤追いつき、両日とも逆転し、2戦目は勝利したということ。
これは、我々は確実に成長しているということであり、”自信”を持つべきであると思います。
両日とも終盤は際立ってディフェンスを激しくすることができ、オフェンスでは良いアタックとボールムーブで良いショットを打つことができました。
我々はこれら2つの側面から、矛盾しているかもしれませんが、より謙虚に、尚かつ自信を持って、この2日間のゲームや特に終盤の勢いやクオリティを自分達の本当の力にできるようハードワークを積み重ねなければなりません。
初戦は終盤にスティールを連発した長谷川、2戦目は猛烈な追い上げの立役者となった並里と、日替わりでヒーローが生まれました。
――両日とも終盤も我々にとってとても嫌な大打撃となる失点がありました。
これまでのゲームであれば、終盤の大打撃のストレスに引っ張られる傾向が強かったですが、この2戦は良い集中力を保ち続けることができました。
長谷川はシューターのイメージが強いかもしれませんが、ディフェンスではシステム面での理解力はもちろん、ハートでファイトできることが彼の大きな魅力です。
特に、初戦4Q2:40のスティールは、ダブルチームの非常に難しい判断が必要な状況で抜群のポジショニングを取ったことは、彼のディフェンス・システムの理解力の高さですし、ラスト40秒でのディフェンスは気持ちのこもった本当に素晴らしいボールマン・ディフェンスでした。
並里は、以前同じチームに所属していた私の印象ではクラッチ・タイムに強い選手でしたので、ようやく彼らしい姿が見れた思いです。
2戦目は、4Qラスト5分の間で並里は10得点していますが、スコアだけではなく、その時間帯の中で狩野と長谷川の3Pの基点となるパスを出したことや、ジュリアンのダンクへのアシストをしたことなど、クレバーにパスを出しより良いチームショットを選択したことが素晴らしかったです。
試合後、横江は「大阪戦から、チームみんなが集中して試合に臨めている」と振り返りました。大阪戦では、その横江や終了間際に出場した樋口がルーズボールへの執着を見せるなど、チーム全体がメンタル面で一段上のレベルに乗った印象です。
――2戦目は、まず2Qに苦しい時間帯が続きましたが、横江・小林・ジュリアンを中心に我慢強くよくボールを動かし、それらが横江のプルアップ・ジャンパーや小林と長谷川の3Pを作りました。
苦しい時でも、横江の言う通りチームとしてプレーすることに集中し、チームとしてプレーしてこそ打開できると理解してきています。
試合中に、あまり私の思っている所にパスがいかないのでパスの出し方を指示しても、選手から「ダメです。ディフェンスがデカくて上手くてパス出せないです」という声があったほどの相手でしたので、その中で選手はよくボールを動かしてくれたと思います。
また、今回も2戦目の3Qに菅原がベンチ(客席)に突っ込むルーズボール・ダイブをしました。
そういうハッスルがチームの集中力を繋ぎ止め高めてくれていることに直結しています。
今週のバイウィークを経て、来週はアウェー千葉ジェッツ戦、再来週はホームで栃木ブレックス戦です。強豪との連戦ですが、先週の勢いで、いい形で臨めそうですね。
先週がタフなスケジュールでしたので、プレータイムが長い選手や怪我をしている選手が心配で、チームにはいつもより気持ち程度ですが少し長い練習の休みを与えました。
しかし、樋口と佐野がワークアウトをするのを見に体育館に行ったところ、結局ジュリアン、クレイグ、狩野、長谷川、菅原と会いました。
小林など他の選手達も違う時間帯に体育館に来ていたと聞きました。
勘違いせず、自信を持つ。先週の大阪からアルバルクでの勢いを保ちながら、より謙虚に、より丁寧に取り組みたいです。
それはとても難しいことですが、我々は今トライしなければなりませんし、彼らならチャレンジできると思っています。
Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2017年03月03日22:26