アウエイ浜松・東三河戦振り返り&ホーム琉球戦に向けて
西地区首位で14連勝中だった浜松・東三河とのアウエイで1勝1敗と星を分け合いました。
ー連勝するつもりで行きましたので、一つ負けてとても悔しいです。
まずは土曜日の敗戦(滋賀66vs浜松東三河75)について。前半は互角の展開から、レイ・ニクソン
選手の連続3Pなどで2Q残り3分で9点リードするも、その後追い込まれ、結局、1点差リードで前半終了。
3Qに逆転されて7点差をつけられてしまい(3Q終了時滋賀46vs浜松東三河53)、結局敗戦の直接原因と
なってしまいました。 2Q最後の3分と3Qが、かえすがえすも非常に残念でした。
ー2Qのラスト3分間に我々は3回のターンオーバーを犯し、3本のフリースローを外し、浜松に3本の3Pを
決められてしまいました。 また3Qはチャーロ選手とアシャオルー選手に走られてイージーレイアップを
許してしまい、結局3番大口選手に勝負を決定付ける3Pを3本決められ、『3』と相性の悪い日でした。。。
要因はまず、ジェフが前半の早い段階でファールトラブルに陥ってしまったことが上げられます。
ジェフが不在になってしまったことで”野獣”アシャオルー選手と真っ向から戦える選手がいなくなってしまい、
浜松の様な強いチーム相手では我々のあらゆる中核を担っているジェフの不在は大きく響いてしまいました。
次に、クリスとウッドでプッシュし過ぎました。
マッチアップ相手:太田敦也が相手で勝てるだろうとクリスのスポットと1on1が上手くいっていたウッドの
スポットに偏り過ぎ、彼らは良くプレーしましたが結果的にはオフェンスが重くなりタフショットが多くなって
しまい、走られてしまいました。我々はもっとボールを散らし、バランスよくボールをシェアした中で彼らを使い、
オープンショットを打つべきでした。
力負けという印象はなく、流れをもってこれなかったというか、小さなミスが多く何か噛み合わない
まま試合が終わってしまった印象でした。 土曜試合後や日曜試合前、遠山HCからチームへは厳しい
指示や叱咤がとんだときいています。どのような話をされましたか?
ー前節浜松戦と次節沖縄戦はシーズン中盤最初の大山場、試合前にテーマは『Live or Die』
(生きるか死ぬか)と伝えました。 土曜の試合後はそれがどういうことなのかもう一度強く話しました。
日曜午前中のミーティングとビデオセッションでは実質的な修正点の話です。
土曜日はディフェンスが悪かったというより悪いオフェンスの流れでディフェンスを困難にさせてしまって
いましたのでオフェンスの修正がメインでした。
さて、日曜第2戦。前半から何度もリードを許すものの粘り強く追いつきながら3Q終了で同点の展開。
(滋賀56vs浜松・東三河56)2Qに怪我で退場したジェフ・パーマー選手は心配でしたが、
チームは前日とは違う展開を期待させました。
ー土曜日とはオフェンスのテンポが全く違いました。ハーフタイム時にトレーナーから「ジェフの出場は難しい」
と報告を受けていましたので大変だなと思っていましたが、チーム(特にウッド、小林、加納)が我々のオフェンス
・コンセプトをよく理解し、ウッドがアンセルフィッシュ(チームバランス配慮しながら)プレーすることによって
逆に沢山の良いシュートを打ち多くのスコアをしてくれました。
全てのポゼッションで必ずスコアできるわけではありませんが、シュートを決めても落としても正しくプレーする
ことと、正しくプレーしていると認識することで慌てることが無くなりオフェンスでストレスを感じ大崩れするような
ことがありませんでした。
そして勝負の最終4Qに、、この日は出場が無理と思われたジェフ選手が復帰出場。ハーフタイムには
肉離れで数週間単位の怪我かもしれないと情報得ており復帰に驚くと共に期待しました。
ー私も驚きました(笑) トレーナーからも大きな肉離れには至っていないという話しがあり、ジェフに
「出るのか?」「出る」と言った時の集中しきっている顔つきで『我々のゲームになるかな』と思いました。
ジェフは本当に『男』です。
期待が的中します。出場直後にジェフ選手がタフショットの3Pをねじ込み、チームを勢いづけて、
その後はステイールからダンク、フリースローも4/4と最終Qチームトップの9得点。
”ファイテイングモード” 全開でアウエイ沖縄戦での勝利のようにチームを牽引してくれましたね。
ー最終Qは沢山のスコアをしてくれましたが、ジェフの大きな魅力はファイトすることと、ジェフがいることで
他の選手のプレーを向上させてくれるという特質な能力を持っていることです。
ジェフよりも速い選手も大きい選手も強い選手もシュートが上手い選手も沢山います。
しかし、次節対戦の沖縄マクヘンリー選手のように、『ジェフがいることで他の選手のプレーが良くなる』
選手は稀でありこのリーグにも数人しかいないでしょう。
リードを奪ったレイクス。残り1分16秒から浜松・東三河はファールゲームを選択。
ここから、#5オルー・アシャオル選手中心に短時間で殆どのオフェンスを成功させて一時は3点差に
まで追い込むなどして食い下がり脅威を感じました。 ファールゲーム開始からゲーム終了までなんと
22分間かかりました。 それにしてもアシャオル選手のオフェンス能力は凄まじかったですね。
浜松・東三河チーム全体の集中力も感じました。
ー”野獣”アシャオルー選手の能力は想像を絶する凄まじさでした。
彼を1人で止めることのできる選手はこのリーグにはいないでしょう。
4Q残り1:16でファールゲームが始まる時の浜松のスコアは67点、その週まで平均81.2点でウエスタン・
カンファレンスの得点アベレージ1位だった浜松に対しゲームをコントロールできていた試合でしたが、我々は
もっと賢くゲームを終わらせることができるようにならなければなりません。
ラスト1分は選手もフラストレーションを溜めており、私も彼らの気持ちを理解できましたが、フラストレーション
に負けてしまうと成長が無くなってしまいます。
数年前、『良い選手かどうかは、”素直”かどうか』 と教えて頂いたことがあります。
素直さや謙虚さが無くなった時点でその選手はそこまでの選手で終わってしまうとのことです。
これは物事の真理であり、色々なことに通ずると思いました(その上で”判断”することが大切ですが)。
我々も浜松戦の”ラスト1分の22分間”から学ぶことは多いと思いました。
しかしながらレイクスもファールゲーム後に得たフリースローを16/18と高確率で成功させて
逃げ切りました。 特筆すべきは、これまでフリースローが確率が40%未満と低迷していたルーキー
小林選手が6/6と全部決めきってくれたことです。
ーファールゲームが始まった時点で小林を交代させようか迷いましたが、この日は小林が非常に素晴らしい
プレーをしていましたので彼には良い流れと集中力があると思い、小林で続行しました。
フリースローやシュートが上手いヘタ関係なくプレッシャーがかかるシチュエーションでしたので
(事実シュートの上手いレイとウッドが1本ずつ落としています)、よく決めきってくれたと思います。
小林はこれまでのシュート確率以上にシュートは良くなってきていますので、さらに練習し自信を持って
シュートを打ってもらいたいと思っています。
西地区首位の浜松・東三河の連勝を15でストップする大きな勝利を得ることができました。
ジェフ選手や小林選手、この日、31得点のウッドベリー選手が目立ちましたが、加納選手がマッチアップ
場面多かったナイル・マーリー選手を4Q早々にファールアウトに導き、その後も2人を
ファールアウトに追い込めたのが大きな勝利要因でもありました。これはレイクスのオフェンスの圧力が
相手ファールを誘発したのでしょうか? いずれにしても、総力戦でもぎとった感のある勝利でしたね。
ー浜松は荒く、フロッピング(ファールされたかのように審判ジャッジを誘う行為)の多いチームでしたので、
我々は正しくプレーすることを心掛けました。 加納には「何かされて倒れて、ファールを吹いてもらえなければ
ディフェンスに穴が空くから倒れるな」と言いましたが、それでも何度も何度も倒されていたので相当
大変だっただろうと思います。 また横江と小林も正しく体を張り外国籍選手からファールをもらってくれました。
選手はダーティーなプレーやフロッピングに負けず非常に正しくプレーしてくれました。
その中でも、全てのプレーの中で1番のハイライトは4Q残り2:05に小林が大口選手にオフェンス
リバウンドを”取られなかった”シーンです。
浜松の選手が3Pを打ち、外れても大口選手がオフェンスリバウンドを拾い、一気にモメンタム(試合の流れ)を
掴み逆転勝利する浜松の必勝パターン、私も大口選手と一緒にいた5年間何百回も見てきたシーンです。
しかし、浜松岡田選手が3Pを打った瞬間に小林は他に目もくれず3Pラインの外側にいた大口選手に
ボックスアウトし、紙一重数センチの差でボールを弾きそのボールをジェフが掴み独走してそのままダンク
を決めました。小林の素晴らしい集中力とプレーが、浜松に流れる寸前だったモメンタムを逆に滋賀に
もってきました。感動しました。
さて、今週末はオールスター前の前半戦を締めくくるホーム野洲での琉球ゴールデンキングス戦です。
上位3チームに喰らいついていくためにも、再度、チャンピオンチームからの勝利が求められます。
ー引き続き、『Live or Die』(生きるか死ぬか)、負ければ死ぬと思い戦わなければなりません。
12月での対戦ではアウエイで1勝1敗でした。 琉球はその後、6連勝負けなしで首位と同勝率の2位と
なっており、じわじわとチャンピオンチームが本領発揮してきていますが、レイクスも成長しており、ガップリ四つ
で闘ってくれると期待しています。
ー沖縄のペースでゲームを展開されてしまうと沖縄に勝てるチームはありません。
沖縄のストロング・ポイントは分かっています。 我々のウィーク・ポイントも分かっています。
エクスキューションレベル(遂行度合)の高さが要求されるゲームです。
その為にはアンセルフィッシュネス(チームへの献身性)の精神が大きく必要になるでしょう。
ちなみに前回の対戦ではレイクスはクリス・ホルム選手が怪我で欠場。琉球もキブエ・トリム選手が
日曜欠場でしたが、今回はどのような展開を予想し狙っていきますか? 秘策がありますか?
教えられる範囲でいいので、教えてください。内容次第で動員や応援の熱が変わりますから、(笑)
ー秘策?(笑)
秘策は難しいですが、沖縄は穴が無く全選手がプレーできるチームですので我々は常に集中しなければなりません。
リーグ屈指のスーパーガード陣の並里選手、岸本選手、バーンズ選手やインサイドでトリム選手マクヘンリー選手
などにフォーカスし過ぎると金城選手、山内選手、小菅選手にやられたり大宮選手やケント選手にハッスル
されたり大変です。
また、彼らはリーグで最も正しくプレーできるチームでしょう。フロッピングなどはまずほとんどありません。
その沖縄相手に小手先で逃げればあっという間に潰されてしまいます。
沖縄伊佐HCもこのブログを読んでいたら困りますので多くは言えませんが、連勝を目指す資格を我々は
持っていると信じています。
野洲ではホームの大声援が期待できます。ブースターの皆さんに今週末、チャンピオンチームへの
挑戦に対する意気込みを聞かせてください。
ーチャンピオンチームに挑みファイトする姿、そして勝利する姿を必ず皆さんに届けたいと思っています。
是非会場で大きなご声援をよろしくお願い致します。
一緒に沖縄を倒しましょう!
=============================================
前半戦を締め括る大一番がやってきました。
相手はTKbjリーグを3度制覇しており、日本のバスケットボールシーンをリードする絶対王者: 琉球ゴールデンキングス。
今シーズン現在24勝4敗で西地区2位、対する我らが滋賀レイクスターズ18勝8敗西地区4位。
過去シーズン通算対戦成績は滋賀12勝18敗と歩が悪いが、滋賀ホームでは何度も激闘を繰り広げて
勝利をモノにしてきている。 連勝も2009-10シーズン、2012-13シーズンと記録。
今週末は王者相手に3度目のホーム連勝をもぎ取るチャレンジ。
『Live or Die』 (生きるか死ぬか) 遠山HCに鼓舞され王者に挑む滋賀レイクスターズ
『大声援はシュートの軌道を変える。』 とはあるバスケットボールコーチの言葉。
ホーム大声援で滋賀レイクスターズに力を! 今週末、野洲会場での応援をお願いします!
ー連勝するつもりで行きましたので、一つ負けてとても悔しいです。
まずは土曜日の敗戦(滋賀66vs浜松東三河75)について。前半は互角の展開から、レイ・ニクソン
選手の連続3Pなどで2Q残り3分で9点リードするも、その後追い込まれ、結局、1点差リードで前半終了。
3Qに逆転されて7点差をつけられてしまい(3Q終了時滋賀46vs浜松東三河53)、結局敗戦の直接原因と
なってしまいました。 2Q最後の3分と3Qが、かえすがえすも非常に残念でした。
ー2Qのラスト3分間に我々は3回のターンオーバーを犯し、3本のフリースローを外し、浜松に3本の3Pを
決められてしまいました。 また3Qはチャーロ選手とアシャオルー選手に走られてイージーレイアップを
許してしまい、結局3番大口選手に勝負を決定付ける3Pを3本決められ、『3』と相性の悪い日でした。。。
要因はまず、ジェフが前半の早い段階でファールトラブルに陥ってしまったことが上げられます。
ジェフが不在になってしまったことで”野獣”アシャオルー選手と真っ向から戦える選手がいなくなってしまい、
浜松の様な強いチーム相手では我々のあらゆる中核を担っているジェフの不在は大きく響いてしまいました。
次に、クリスとウッドでプッシュし過ぎました。
マッチアップ相手:太田敦也が相手で勝てるだろうとクリスのスポットと1on1が上手くいっていたウッドの
スポットに偏り過ぎ、彼らは良くプレーしましたが結果的にはオフェンスが重くなりタフショットが多くなって
しまい、走られてしまいました。我々はもっとボールを散らし、バランスよくボールをシェアした中で彼らを使い、
オープンショットを打つべきでした。
力負けという印象はなく、流れをもってこれなかったというか、小さなミスが多く何か噛み合わない
まま試合が終わってしまった印象でした。 土曜試合後や日曜試合前、遠山HCからチームへは厳しい
指示や叱咤がとんだときいています。どのような話をされましたか?
ー前節浜松戦と次節沖縄戦はシーズン中盤最初の大山場、試合前にテーマは『Live or Die』
(生きるか死ぬか)と伝えました。 土曜の試合後はそれがどういうことなのかもう一度強く話しました。
日曜午前中のミーティングとビデオセッションでは実質的な修正点の話です。
土曜日はディフェンスが悪かったというより悪いオフェンスの流れでディフェンスを困難にさせてしまって
いましたのでオフェンスの修正がメインでした。
さて、日曜第2戦。前半から何度もリードを許すものの粘り強く追いつきながら3Q終了で同点の展開。
(滋賀56vs浜松・東三河56)2Qに怪我で退場したジェフ・パーマー選手は心配でしたが、
チームは前日とは違う展開を期待させました。
ー土曜日とはオフェンスのテンポが全く違いました。ハーフタイム時にトレーナーから「ジェフの出場は難しい」
と報告を受けていましたので大変だなと思っていましたが、チーム(特にウッド、小林、加納)が我々のオフェンス
・コンセプトをよく理解し、ウッドがアンセルフィッシュ(チームバランス配慮しながら)プレーすることによって
逆に沢山の良いシュートを打ち多くのスコアをしてくれました。
全てのポゼッションで必ずスコアできるわけではありませんが、シュートを決めても落としても正しくプレーする
ことと、正しくプレーしていると認識することで慌てることが無くなりオフェンスでストレスを感じ大崩れするような
ことがありませんでした。
そして勝負の最終4Qに、、この日は出場が無理と思われたジェフ選手が復帰出場。ハーフタイムには
肉離れで数週間単位の怪我かもしれないと情報得ており復帰に驚くと共に期待しました。
ー私も驚きました(笑) トレーナーからも大きな肉離れには至っていないという話しがあり、ジェフに
「出るのか?」「出る」と言った時の集中しきっている顔つきで『我々のゲームになるかな』と思いました。
ジェフは本当に『男』です。
期待が的中します。出場直後にジェフ選手がタフショットの3Pをねじ込み、チームを勢いづけて、
その後はステイールからダンク、フリースローも4/4と最終Qチームトップの9得点。
”ファイテイングモード” 全開でアウエイ沖縄戦での勝利のようにチームを牽引してくれましたね。
ー最終Qは沢山のスコアをしてくれましたが、ジェフの大きな魅力はファイトすることと、ジェフがいることで
他の選手のプレーを向上させてくれるという特質な能力を持っていることです。
ジェフよりも速い選手も大きい選手も強い選手もシュートが上手い選手も沢山います。
しかし、次節対戦の沖縄マクヘンリー選手のように、『ジェフがいることで他の選手のプレーが良くなる』
選手は稀でありこのリーグにも数人しかいないでしょう。
リードを奪ったレイクス。残り1分16秒から浜松・東三河はファールゲームを選択。
ここから、#5オルー・アシャオル選手中心に短時間で殆どのオフェンスを成功させて一時は3点差に
まで追い込むなどして食い下がり脅威を感じました。 ファールゲーム開始からゲーム終了までなんと
22分間かかりました。 それにしてもアシャオル選手のオフェンス能力は凄まじかったですね。
浜松・東三河チーム全体の集中力も感じました。
ー”野獣”アシャオルー選手の能力は想像を絶する凄まじさでした。
彼を1人で止めることのできる選手はこのリーグにはいないでしょう。
4Q残り1:16でファールゲームが始まる時の浜松のスコアは67点、その週まで平均81.2点でウエスタン・
カンファレンスの得点アベレージ1位だった浜松に対しゲームをコントロールできていた試合でしたが、我々は
もっと賢くゲームを終わらせることができるようにならなければなりません。
ラスト1分は選手もフラストレーションを溜めており、私も彼らの気持ちを理解できましたが、フラストレーション
に負けてしまうと成長が無くなってしまいます。
数年前、『良い選手かどうかは、”素直”かどうか』 と教えて頂いたことがあります。
素直さや謙虚さが無くなった時点でその選手はそこまでの選手で終わってしまうとのことです。
これは物事の真理であり、色々なことに通ずると思いました(その上で”判断”することが大切ですが)。
我々も浜松戦の”ラスト1分の22分間”から学ぶことは多いと思いました。
しかしながらレイクスもファールゲーム後に得たフリースローを16/18と高確率で成功させて
逃げ切りました。 特筆すべきは、これまでフリースローが確率が40%未満と低迷していたルーキー
小林選手が6/6と全部決めきってくれたことです。
ーファールゲームが始まった時点で小林を交代させようか迷いましたが、この日は小林が非常に素晴らしい
プレーをしていましたので彼には良い流れと集中力があると思い、小林で続行しました。
フリースローやシュートが上手いヘタ関係なくプレッシャーがかかるシチュエーションでしたので
(事実シュートの上手いレイとウッドが1本ずつ落としています)、よく決めきってくれたと思います。
小林はこれまでのシュート確率以上にシュートは良くなってきていますので、さらに練習し自信を持って
シュートを打ってもらいたいと思っています。
西地区首位の浜松・東三河の連勝を15でストップする大きな勝利を得ることができました。
ジェフ選手や小林選手、この日、31得点のウッドベリー選手が目立ちましたが、加納選手がマッチアップ
場面多かったナイル・マーリー選手を4Q早々にファールアウトに導き、その後も2人を
ファールアウトに追い込めたのが大きな勝利要因でもありました。これはレイクスのオフェンスの圧力が
相手ファールを誘発したのでしょうか? いずれにしても、総力戦でもぎとった感のある勝利でしたね。
ー浜松は荒く、フロッピング(ファールされたかのように審判ジャッジを誘う行為)の多いチームでしたので、
我々は正しくプレーすることを心掛けました。 加納には「何かされて倒れて、ファールを吹いてもらえなければ
ディフェンスに穴が空くから倒れるな」と言いましたが、それでも何度も何度も倒されていたので相当
大変だっただろうと思います。 また横江と小林も正しく体を張り外国籍選手からファールをもらってくれました。
選手はダーティーなプレーやフロッピングに負けず非常に正しくプレーしてくれました。
その中でも、全てのプレーの中で1番のハイライトは4Q残り2:05に小林が大口選手にオフェンス
リバウンドを”取られなかった”シーンです。
浜松の選手が3Pを打ち、外れても大口選手がオフェンスリバウンドを拾い、一気にモメンタム(試合の流れ)を
掴み逆転勝利する浜松の必勝パターン、私も大口選手と一緒にいた5年間何百回も見てきたシーンです。
しかし、浜松岡田選手が3Pを打った瞬間に小林は他に目もくれず3Pラインの外側にいた大口選手に
ボックスアウトし、紙一重数センチの差でボールを弾きそのボールをジェフが掴み独走してそのままダンク
を決めました。小林の素晴らしい集中力とプレーが、浜松に流れる寸前だったモメンタムを逆に滋賀に
もってきました。感動しました。
さて、今週末はオールスター前の前半戦を締めくくるホーム野洲での琉球ゴールデンキングス戦です。
上位3チームに喰らいついていくためにも、再度、チャンピオンチームからの勝利が求められます。
ー引き続き、『Live or Die』(生きるか死ぬか)、負ければ死ぬと思い戦わなければなりません。
12月での対戦ではアウエイで1勝1敗でした。 琉球はその後、6連勝負けなしで首位と同勝率の2位と
なっており、じわじわとチャンピオンチームが本領発揮してきていますが、レイクスも成長しており、ガップリ四つ
で闘ってくれると期待しています。
ー沖縄のペースでゲームを展開されてしまうと沖縄に勝てるチームはありません。
沖縄のストロング・ポイントは分かっています。 我々のウィーク・ポイントも分かっています。
エクスキューションレベル(遂行度合)の高さが要求されるゲームです。
その為にはアンセルフィッシュネス(チームへの献身性)の精神が大きく必要になるでしょう。
ちなみに前回の対戦ではレイクスはクリス・ホルム選手が怪我で欠場。琉球もキブエ・トリム選手が
日曜欠場でしたが、今回はどのような展開を予想し狙っていきますか? 秘策がありますか?
教えられる範囲でいいので、教えてください。内容次第で動員や応援の熱が変わりますから、(笑)
ー秘策?(笑)
秘策は難しいですが、沖縄は穴が無く全選手がプレーできるチームですので我々は常に集中しなければなりません。
リーグ屈指のスーパーガード陣の並里選手、岸本選手、バーンズ選手やインサイドでトリム選手マクヘンリー選手
などにフォーカスし過ぎると金城選手、山内選手、小菅選手にやられたり大宮選手やケント選手にハッスル
されたり大変です。
また、彼らはリーグで最も正しくプレーできるチームでしょう。フロッピングなどはまずほとんどありません。
その沖縄相手に小手先で逃げればあっという間に潰されてしまいます。
沖縄伊佐HCもこのブログを読んでいたら困りますので多くは言えませんが、連勝を目指す資格を我々は
持っていると信じています。
野洲ではホームの大声援が期待できます。ブースターの皆さんに今週末、チャンピオンチームへの
挑戦に対する意気込みを聞かせてください。
ーチャンピオンチームに挑みファイトする姿、そして勝利する姿を必ず皆さんに届けたいと思っています。
是非会場で大きなご声援をよろしくお願い致します。
一緒に沖縄を倒しましょう!
=============================================
前半戦を締め括る大一番がやってきました。
相手はTKbjリーグを3度制覇しており、日本のバスケットボールシーンをリードする絶対王者: 琉球ゴールデンキングス。
今シーズン現在24勝4敗で西地区2位、対する我らが滋賀レイクスターズ18勝8敗西地区4位。
過去シーズン通算対戦成績は滋賀12勝18敗と歩が悪いが、滋賀ホームでは何度も激闘を繰り広げて
勝利をモノにしてきている。 連勝も2009-10シーズン、2012-13シーズンと記録。
今週末は王者相手に3度目のホーム連勝をもぎ取るチャレンジ。
『Live or Die』 (生きるか死ぬか) 遠山HCに鼓舞され王者に挑む滋賀レイクスターズ
『大声援はシュートの軌道を変える。』 とはあるバスケットボールコーチの言葉。
ホーム大声援で滋賀レイクスターズに力を! 今週末、野洲会場での応援をお願いします!