遠山の地声

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Posted by 滋賀咲くブログ.at



アウエイ高松戦振り返り&ホーム青森戦に向けて

アウエイ高松戦を見事に連勝して5連勝。おめでとうございます。

ーありがとうございます。各チームから「やりづらい」と評判の高松ホーム、両日とも簡単なゲームではありませんでしたが連勝して滋賀に帰ってくる事ができ嬉しいです。ブースターの皆様のご声援と選手の頑張りのお陰です。

土曜日初戦は1Qよりリードするも、点差を離すチャンスで何度も何度も高松に追いつかれ苦しい展開が続きました。

ーこれにはポジティブな部分とネガティブな部分があります。
まずポジティブな部分は、我々が点差を離して追いつかれた時は基本的にゲームプラン内で”打たれても構わないシュート”を決められたことが多かったので、点差こそ縮まりましたが動揺は無くメンタル面で優位性を持ってゲームを進められたと思います。
ネガティブな部分では、それでもターンオーバーなどプラン外のミスからの失点で苦しい展開になった場面もありましたし、掴みかけた流れを自分達で手綱を緩めて相手にチャンスを与えたことです。

ハーフタイムでは遠山HCから激を飛ばされたということですが、内容は?
ー激を飛ばした覚えはありませんが(笑)

レイクスに来てからはベテランや経験の豊富な選手が多いので大人しくしているつもりですが・・・(笑)
内容は、自分達でソフトになってしまっていること、自分達のミスで相手にチャンスを与えていること、スカウティングをし準備したことの実行力の低さ、時間と状況を判断できていないこと、などです。

最終4Q残り7分40秒には、遂に逆転を許してしまいます。常に高い集中力と、ここぞ、という場面で必ず決めてくる高松の粘り強さにも驚きましたが、レイクスとしてリードの展開の中で追いつかれてしまう原因はどこにあったのでしょうか?

ー相手があっての試合ですし、どんな試合でも100%勝てる保証は無く、高松は凄まじい粘りで、原因は1つでは無いと思います。 ただ、3Q残り1:31で60対49とリードしながら、4Q残り9:09までの1分半弱で高松に0-10のRUNを許し、それは我慢しなければならない2つのファールでのフリースロー・ポイントがきっかけでした。 バスケットボールは些細なファールやフリースローでガラリと流れが変わるスポーツですので、競技性の認識が甘かったと思います。
また、高松は我々が常に警戒すべき、ここぞというタイミングでの3Pやファストブレークという2つの要素を兼ね備えているチームであり、その2つがどれほど恐ろしいかも認識不足で危機感が足りなかったと思います。

しかしながら、オフィシャルタイムアウト後はすぐに追いつき逆転。デイフェンスが機能して高松を残りの約5分間6点に押さえレイクスは16得点にて8点差(滋賀82vs高松74)で勝利しました。最後5分の集中力は底力を感じたものの、翌日に不安を残す内容だったとも思います。

ーあらゆるミスはあったものの、基本的には多くの時間で我々の意図するゲームを進めることができていましたので点差以上に我々には焦りはありませんでした。
ラスト5分をよりアグレッシブにディフェンスし、翌日にかけて”やるべき事をやればゲームに勝てる”手応えのある終わり方だったかと思います。

翌日第2戦、試合前にチームにはどのような課題を話されましたか?

ー40分間手綱を緩めないこと、もし(例えば10点の)リードを奪った時に気を緩めず、より集中しその先(15点、20点へと)にチャレンジすること、メンタル・ゲームの日曜のゲームに前日よりも強い気持ちで臨み、前日よりもファイトすること、などです。

前半は前日同様の展開でしたが、3Qで9点差までリードを拡げてその後は危なげなく最終滋賀90対高松77の13点差完勝できました

ー前日の勝利で気を緩めることなく、選手達がファイトした結果だと思います。
前半も数字上のリードこそ多く奪えませんでしたが、内容的には土曜よりも良いプレーが多く見られたと思います。
また、今回は土曜が19時試合開始、日曜が13時開始のタフなスケジュールでしたので、前日にプレータイムが長かった横江とクリスと加納を前半に多く休ませることができたことも我々には余力がありました。
加納は半分ファール・トラブルでしたが、、(苦笑)

チームスタッツはシュート率、リバウンドで大きく高松を上回りましたが、この日、目立ったのは1on1の個人能力での得点よりも、フリーの選手を作り出したチームでの得点。アシストが今シーズンベストの26アシストであり、オフェンス面は今シーズン最高の内容だったように思います。

ー高松は今節レイクスに対し特別なディフェンスをデザインし、土曜日は難しいシチュエーションがありましたが、我々は総合的なチーム力でそれを打破することができました。
レイクスには責任感が強い選手が多いので「自分がどうにかしなければ」となってしまう傾向がありましたが、日曜のゲームで多くパスを回しボールをシェアすることでより簡単なシュートが打てることを再認識できたと思います。
しかし、高松の特別なディフェンスに対しての対応に少し時間が掛かってしまいましたので、これからはそのゲームで何が起こっているかの”察知力”と”共通認識”、その対応の”実行力”を迅速にしていかなければなりません。


このゲームの中でジェフリー・パーマー選手が31得点5アシスト8リバウンドと素晴らしい活躍ぶりでした。

ーとても素晴らしい活躍でした。
ジェフは本当にアンセルフィッシュな選手で、チームの為に動き続けた結果の31得点でしたの凄いことです。
また、チームが少しずつジェフの使い方を理解してきていることも大きいです。
ジェフは常に注意深くディフェンスやコート全体を観察し、オープンになる嗅覚に優れている選手ですので、チームがジェフの特別な能力を理解し、ジェフを見ながらプレーできるようになってきたことが大きな収穫でした。


パーマー選手はこれまでの試合では後半、特に4Qにグッと集中してチームに貢献する、”第4Qの男”という印象でしたが前日はゲーム通して振るわずプレイタイムも15分のみ。
それが第2戦ではゲーム序盤から一見してわかるぐらいグッと非常に気持ちが入っているように見えましたね。


ープレーも素晴らしいですが、ジェフの大きな魅力の1つはやはり闘争心です。
ジェフのあの”ファイト・モード”のスイッチが入った時は惚れ惚れしますね。
土曜のゲームでは15分とプレータイムが少なかったですが、これはジェフのパフォーマンスが悪かったと言うより、ウッドとレイとクリスが良かったんです。また3Qに少しファール・トラブルもあり、その為彼らのプレータイムが長くなり、リズムを掴みづらかっただろうと思います。

これまで不振だったレイ・ニクソン選手は得意の3Pはまだ不振ですが、2Pを2日間で10/15と高確率で決めて貢献。ゲームコントロールに腐心している印象だった横江選手はフリー場面で積極的にシュートを打ちながら、両日共アシスト4を記録。 溝口選手も2日間で26分出場。一定以上の貢献をしていたように思います。今後、層が厚くなるようで楽しみです。


ーレイは中々3Pが入らずここ数試合は焦っていた感じがしましたが、今節の高松ゲームではその状況その状況で自分のできることを丁寧に頑張り続けてくれました。
その結果としてオープンの2Pをしっかりと決めきり、ディフェンスとリバウンドにファイトしてくれたと思います。
横江は周りにシュートが上手い選手が多くPGとしては難しいシーズンインだったかと思いますが、積極的に自分の得意なシュートを打ちにいくことによってより良い判断が出来ています。
溝口も大きなミスをせず常に自分の持ち味を発揮するチャンスを探し歩くことによって起用しやすい選手になってきました。今後も献身的に丁寧に頑張ることによってもっと良い選手になる可能性がまだまだあると思います。


一方、小林選手は2日間、奮いませんでした。ルーキーが壁にぶつかっている印象ですが、キャプテン小川選手の復帰が年末になりそうな中で、ポイントガードの層を厚くする為にも小林選手のステップアップを期待したいです。


ー小林はバスケットの感性が良く、洛南高校ー青山学院大というバスケットエリートとしてのキャリアもありますのでもっと良いパフォーマンスができるはずです。
もちろん技術的に足りないものはありますが、それは小林だけではなく全選手に共通していることです。
小林の場合は必要なことにはチャレンジしながら、自分の感性に従ってプレーすることも大切だと思います。
現状では同じポジションは横江しかいませんので、危機感とリーダーシップを持ってステップアップしてもらいたいと思っています。


アウエイ高松戦はチームとしてのステップアップと共に課題も残った2日間でした。


ーそうですね。良いことだと思います。
なんとなく迎えてなんとなく頑張る週末ではなく、チームがハードワークしチャレンジしているからこそ見える成長と課題ですので、どちらにしても得るものがあり嬉しいです。
完成されたチームは得るものが少なく修正だけの繰り返しになりがちですし、必要な変化に対しても臆病になってしまいがちですので、我々は幸せだと思います。
自分達次第で良くも悪くもなる場所にいると思いますので、ポジティブな方向に進めるようにしていきたいです。


土曜日約50人、日曜日100人弱?と高松に多くのレイクス・ブースターが応援に駆けつけてくださってきましたね。 2日目の最終Qの前にはホームでのジングルを皆がチャントしてチームを鼓舞してくれたいたのが印象的でした。

ー日曜の4Q開始前にブースターの皆さんが歌いだしてくれた時は、日本もついにここまできたかとかなり衝撃!?を受けました。
まるでヨーロッパの試合のような雰囲気で、まさか自分があのような素晴らしい雰囲気を味わえるなんて夢にも思っていませんでした。
レイクス・ブースターが日本の新しいスタイルを創り上げていく瞬間に立ちあえて光栄とも感じました。
3年前のオールスターゲームにACとして参加させて頂いた時に埼玉スーパーアリーナに1万4千人の来場がありましたが、その時以上の衝撃と嬉しさでした。


さて、今週末はホーム野洲にて青森ワッツ戦です。現在、9勝7敗で東地区12チーム中5位。昨年、新設された新しいチームですが、今年、補強でかなりレベルアップしていますね。

ー2年目とは思えないラインナップで、非常に手強い相手です。

高松から移籍のポール・ウイリアムス選手、既にbjリーグで4シーズンの実績があるジーノ・ポマーレ選手の両インサイドが強力かつ安定しており、日本人シューターの高橋選手、北向選手も実力者です。
棟方HCは元日本代表の名選手でNBLの強豪トヨダ自動車でアシスタントコーチ、ヘッドコーチあわせて4年間の経験もありますね。


ーまずインサイドが強烈です。
ウイリアムス選手とポマーレ選手を筆頭とする青森のインサイドはリーグ屈指の強さがあり、リバウンドの強さもトップレベルです。彼らのインサイドを封じれるか、また我々の特徴が彼らのインサイドを上回りイニシアチブを取れるかがポイントだと思います。
それと同時に北向選手や高橋選手といった危険な選手も抑えなければなりません。
棟方HCも選手としてもコーチとしても経験豊富な指揮官です。
(私がOSGのマネージャー時代、トヨタとのゲームの勝負所で当時プレーヤーだった棟方HCに決定的なジャンプシュートを2本決められたことは今でもハッキリ覚えています。)
また、レイクス発足時のメンバーである小島佑太選手も私のチームに2年間いてくれたこともありますし、コアなレイクス・ファンには小島選手の凱旋は嬉しいことだと思います。


西地区は上位チームが順調に勝ち星を積み重ねています。12月のアウエイ強豪秋田戦、沖縄戦を前に今回の青森戦でも連勝を狙いたいところです。


ーここ数試合は連勝ができていますので、是非ここで勝ち癖をつけて秋田、沖縄にチャレンジしたいと思っています。

レイクス・ブースターにメッセージをお願いします。
この青森戦から数試合が前半戦の一つのターニングポイントになる可能性があります。
今週末も大きなご声援よろしくお願い致します。会場でお会いしましょう!

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開幕時と同じく再び5連勝を達成したレイクス。 チームは徐々に成長しており、今後が楽しみな状態になってきている。 今週末は東地区の注目チーム:青森ワッツ。 12月のアウエイ秋田、沖縄戦を前にして遠山HCの言どうり、是非、 ”勝ち癖” をつけておきたいところ。

今週末、11月29日(土)、30日(日)野洲市総合体育館。 是非、ブースターの大声援にて連勝の後押しを!
多くの来場をお待ちしています。







Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2014年11月27日09:52