遠山の地声

アウェイ石川戦振り返り&ホーム浜松戦に向けて

 アウェイ石川戦、おつかれさまでした。1勝1敗という結果でしたが、いずれも60点台に抑えられるなど、二日間を通じてレイクスのバスケが展開できなかったように見られました。

――2日間を通じて非常に価値のあるゲームでした。

 土曜日は、まずオフェンス面でレイクスに対してこれまでに無かったディフェンスを徹底され、苦しいゲーム展開になってしまいました。その中で我々は方向性をシフトしインサイドとアタックを中心に35本と非常に多くのフリースローを獲得できましたが、結果論で言えばこれが良くなかったです。

 多くフリースローラインに立てたことは素晴らしいですが、我々は本来”スコアをすることが目的”のハズが、いつのまにか”ファールをもらうことが目的”に変わってしまっていました。フリースローは相手がファール・トラブルに苦しむという利点はありますが、あくまでもスコアの一環であり、”方法”であるハズが、これが”目的”に変わってしまい偏り過ぎてしまいました。

 ディフェンス面では、選手達はかなりハードにプレッシャーをかけようとしてくれていましたが、それが裏目に出て全くチームディフェンスができていませんでした。個人個人の力でねじ伏せようよしていた感があり、そう言った意味では全く謙虚でありませんでした。1週間「全員がハードにプレッシャーをかけよう」と取り組んできたハズが、いつのまにか「それぞれがディフェンスでねじ伏せろ」と変わってしまっていたのだと反省しています。

 あとは、土曜日は石川のオフェンス・リバウンドからのセカンドショットで13得点も許していました。しかし、我々はなぜ多くオフェンス・リバウンドを獲得されセカンドショットを許したかのテクニカル面での理屈も理解することができました。

 それらを踏まえ、日曜日は、まず前日はオフェンスのフラストレーションがディフェンスに影響が出過ぎてしまったことから、ディフェンスからゲームに入ることを徹底し、ディフェンシブなゲームを目指しました。オフェンスはヨコ・マサ・リョータを中心に展開し良いオープンショットを打つこと、ディフェンスは日々取り組んでいるチームディフェンスをすることを目指し、結果的にはディフェンスで我慢して我慢して我慢して勝ち取った価値のある勝利だったと思います。

 このロースコアの展開は、HCが今季のチームの特徴として挙げている機動力が十分に発揮できなかったということかとも思います。前回、HCがチームの中心として期待を寄せたジュリアン、KJなど、バイウィーク後の練習を経た選手たちの動きはいかがでしたか。

――上記のことから、ロースコアになってことは全く気にしていません。

 日曜日は機動力もありましたし、実際は数字的にもポゼッションも多く、ゲームのペースも数字上速く、逆によくこのペースとポゼッションで61失点だったと感心しています。素晴らしいディフェンスでした。昨シーズンの前半戦もそうでしたが、シュートが入れば勝つ、入らなければ負ける、というゲームではなく、シュートが入らなくても勝ちきる、というディフェンスができたことが大きな価値でした。しかもこのハイペースとポゼッションでです。

アウェイ石川戦振り返り&ホーム浜松戦に向けて


 KJとジュリアンはパフォーマンスはベストではありませんでした。しかし、KJは土曜日は月野選手のプレッシャーやダブルチーム気味のハード・ショウディフェンスに苦しみましたが、岡田やジュリアンからのアドバイスもあり土曜日の反省を踏まえ、プレーをする場所や角度を変え日曜は良い動きが見れました。

 ジュリアンはとても賢い選手でスキルもありますので、あまり心配していません。両日とも沢山のディフェンスに囲まれ大変だったと思いますが、土曜日の夜にジュリアンと2時間ほど話し合い、スコア以外でもよくチームに貢献してくれたと思います。

 その他、日曜日のゲームは何と言ってもマサとリョータでしょう。この2人のディフェンスには久しぶりに感動しましたし、2人がディフェンスからゲームのテンポを作り、オフェンスでも積極的にプレーしチャンスをクリエイトしてくれました。

 また、今季ここまで毎試合二桁得点を挙げていた岡田が、この二日間は計12得点と、シュートがなかなか決まりませんでした。HCも、また本人も非常に苦しかったと思いますが、二戦目のラスト、3Pを3本連続で決めて勝利を手繰り寄せてくれましたね。

――苦しかったですね。私はかなり苦しかったので、本人はもっと苦しかったのではないでしょうか。ただ、前節の高松戦の日曜日もシュートが入っていませんでしたので(怪我の影響もあり)、どこかで調子を取り戻してもらいたいと思い、使い続けていました。

 日曜日4Q終盤にようやく1本目の3Pが入った時、私が安堵の表情をしていると、岡田がディフェンスをしながら私の方に「ゴメン!」というジェスチャーをしてきて(笑)、「これでこのゲームは大丈夫だな」と思いました。
(4Q 3:36に岡田選手のそのシーンとそれを見てHCが頷くシーンが映っています。笑)


 さて、いよいよ今週末は1か月ぶりのホームゲーム、相手は昨季有明ファイナルズで苦杯をなめた浜松です。昨日の友は今日の敵、とばかりにウッドベリーがエースとして得点を量産し、京都から移籍のレジー・ウォーレン、またモー・チャーロも復帰と、実績十分の外国籍選手3人が居並びます。日本代表の太田など、日本人選手も実力派揃いですが、負けられない戦いですね。

――昨シーズンは昨シーズンで、今シーズンは選手も変わっていますから、今シーズンのウッドベリー選手、モー・チャーロ選手、レジー・ウォーレン選手、そして日本代表の太田選手などとんでもないレインナップを揃えている強敵にチャレンジできる素晴らしいゲームになると思っています。勝負は勝負ですが、皆さんにはぜひウッドを大きく温かい声援で迎えて欲しいと思います。

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 我慢に我慢を重ねて手にした一勝。初戦を落として迎えた二戦目で、しっかりと自分たちのやるべきことを取り戻した選手たちに、HCも手ごたえを感じているようだ。
 今週末は久々のホームゲーム。選手の間からも「ホームのブースターの前で久々にプレーできるので、楽しみです」という声が聞かれるが、何よりもブースターの皆さんが一番待ちわびた週末だろう。昨季有明でのリベンジマッチとなる浜松戦。アウェイ連戦を経て、また一つたくましくなった選手たちに熱いブーストを!

☆「はずむ心のお買い物。平和堂presents」ホーム浜松・東三河フェニックス戦
11/14(土)18:00 TIPOFF、15(日)14:00 TIPOFF
彦根市民体育センター
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2131



Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2015年11月12日18:03
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