ホーム群馬戦レビュー&ホーム島根戦プレビュー
新年初戦となった先週末のホーム群馬戦、1勝1敗で終えました。HC自身が2戦目の試合後に「まるで別のチームのようだった」と評したように、2戦目の素晴らしいプレーを2日間通じて見たいところでしたね。
――チームには厳しさが必要だと危機感を感じています。その背景には、私がチームを少し甘やかし過ぎていたと反省しています。
私があまりにも大人しいので「体調悪いのか?」とよく聞かれましたが、これからはもっと強烈なリーダーシップでチームに厳しさを要求し、正しい方向へ向かわなければなりません。
初日の敗戦でレイクスを愛する多くの人に辛い思いをさせてしまったかと思います。しかし、レイクスはファイトする集団に必ず生まれ変わります。

サリバン選手を欠いた群馬でしたが、初戦はケネディ選手をなかなか止められず、37得点を許してしまいました。群馬の得点源であり、当然対策を練って臨んだかと思います が、プラン通りにいかなかったでしょうか。
――プランの実行力が低かったです。その為にケネディ選手に縦横無尽に様々なスポットからスコアされ、群馬にリズムを作らせてしまい、あらゆる場面でディフェンスが後手になってしまいました。
『プランを実行する』ことが、『簡単な方法を取る』と履き違えてしまったようなゲームでした。
どちらかと言えば、実行力を高めることはとても大変なことです。結果が関係無ければノー・プランで仕事をする方がずっと楽でしょう。
一言で『プランを実行する』と言っても、その為には、強い意志と洗練されたファンダメンタルで徹底的に遂行するメンタル・タフネスが必要になり、体も神経もすり減らさなければならない作業です。それを勘違いしてしまうと頭でっかちな口先だけの弱い集団になってしまいます。
どんな手段を用いても1試合を通じて群馬の得点を0点にすることは不可能です。『何が正解か』を考えることも大切ですが、『何をするか』がもっと重要であり、答えだけを先に知っていて後は楽な方法を取るというのは都合の良い話だと、チームは学べたゲームだったと思います。
また、この日は12月の新潟戦と同様に群馬のゾーンディフェンスに手を焼いたように見えましたが、現在のチームのスタイルとして、ゾーンは苦手になっているのでしょうか。
――新潟戦も群馬戦の初日も敗戦となってしまいましたので、結果的には得意とは言えないかもしれません。
しかし、新潟戦では2Pが62%で88得点、群馬初戦も2Pが57%で81得点とゾーンに対してインサイドをこじ開けることにほぼ成功しており、対戦相手がゾーンの場合での平均得点も他のゲームでの平均得点より高いので、全てが苦手というわけではないでしょう。
同時に問題はそれらのゲームで新潟に100得点、群馬に87得点許していることです。大局観で見れば、この2ゲームで平均93.5得点されていることの方が問題かもしれません。
ゾーンに対してあれこれ気を取られる前に、ディフェンスをすることが重要であり、群馬戦2日目も彼らはゾーンでしたが、良いディフェンスからハイスコアを取ることができましたので、苦手意識を持たないことも大切だと思っています。
ゾーンでも、マンツーマンでも攻めあぐむことだってあるのですから、事実としてオフェンスで良い数字が多ければ尚更です。対戦相手は我々にゾーンをする場合、2Pを高確率で80点以上取られるリスクと、ペリメーターに岡田やウェインがいる恐怖と戦わなければならない、というような状況になれればと思います。
もう一つ、初戦の課題だったのは39-55と後れを取ったリバウンドでしたが、2戦目は2Qで16-5と大きく上回り、リードを広げる要因となりました。試合後のHCは、この2Qの波多野の奮闘を勝因に挙げていましたね。
――波多野のハッスルがチームを救ってくれました。
特に2Qは、ウェインがケネディ選手にファイトし、ジュリアンがセントジョン選手を抑えたことで、アンダーサイズの日本人とインサイドで戦えば絶対に波多野が勝ちますので、波多野がいることでのユーティリティ性を出せたシチュエーションでした。
小林と加納がディフェンスでゲームを作り、波多野がインサイドとリバウンドでハッスルし、岡田が持ち前のセンスを発揮し、横江が素晴らしい躍動を見せたゲームだったと思います。
さて、今週末は2週連続のホームゲーム、野洲市総合体育館で島根スサノオマジックと対戦します。4位島根と5位レイクスの直接対決、2ゲーム差をつけられているレイクスとしては何としても連勝で上位に食らいついていきたいところです。
島根は、昨季ベスト5のランダル選手が得点ランキングリーグ3位の1試合平均23.4点、そしてデービス選手がリーグトップの1試合15.4本のリバウンドと、外国人選手が絶好調。安部、横尾、山本ら日本人選手も二桁得点を続けています。このオフェンスにどう対抗するかがキーになるでしょうか。
――島根はオフェンスも強烈ですが、ディフェンスもとても良いチームです。我々も、とにかくディフェンスにフォーカスしてゲームに臨まなければなりません。我々はファイトし、エキサイティングな試合になるでしょう。
========================================
新年初戦、厳しさの重要性を改めて実感した指揮官。群馬戦の2戦目のようなファイトを見せれば、難敵島根も恐るるに足らず。前半戦のラストゲーム、後半戦への希望に満ちたゲームとなることを期待しよう!
☆前半戦ラストゲーム 野洲開催特別協賛IN THE PAINT ホーム島根スサノオマジック戦
1/16(日)18:00 TIPOFF、17(日)14:00 TIPOFF
野洲市総合体育館
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2180
☆1/17(日)試合前には小川コーチのスキルアップクリニックを開催!当日のレイクスホームゲームTIP OFFセレモニー参加権も当たる!
http://basketballschool.shiga-saku.net/e1230721.html
☆選手たちと新年のひと時を!1/22(金)新年激励会開催!
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2177
――チームには厳しさが必要だと危機感を感じています。その背景には、私がチームを少し甘やかし過ぎていたと反省しています。
私があまりにも大人しいので「体調悪いのか?」とよく聞かれましたが、これからはもっと強烈なリーダーシップでチームに厳しさを要求し、正しい方向へ向かわなければなりません。
初日の敗戦でレイクスを愛する多くの人に辛い思いをさせてしまったかと思います。しかし、レイクスはファイトする集団に必ず生まれ変わります。
サリバン選手を欠いた群馬でしたが、初戦はケネディ選手をなかなか止められず、37得点を許してしまいました。群馬の得点源であり、当然対策を練って臨んだかと思います が、プラン通りにいかなかったでしょうか。
――プランの実行力が低かったです。その為にケネディ選手に縦横無尽に様々なスポットからスコアされ、群馬にリズムを作らせてしまい、あらゆる場面でディフェンスが後手になってしまいました。
『プランを実行する』ことが、『簡単な方法を取る』と履き違えてしまったようなゲームでした。
どちらかと言えば、実行力を高めることはとても大変なことです。結果が関係無ければノー・プランで仕事をする方がずっと楽でしょう。
一言で『プランを実行する』と言っても、その為には、強い意志と洗練されたファンダメンタルで徹底的に遂行するメンタル・タフネスが必要になり、体も神経もすり減らさなければならない作業です。それを勘違いしてしまうと頭でっかちな口先だけの弱い集団になってしまいます。
どんな手段を用いても1試合を通じて群馬の得点を0点にすることは不可能です。『何が正解か』を考えることも大切ですが、『何をするか』がもっと重要であり、答えだけを先に知っていて後は楽な方法を取るというのは都合の良い話だと、チームは学べたゲームだったと思います。
また、この日は12月の新潟戦と同様に群馬のゾーンディフェンスに手を焼いたように見えましたが、現在のチームのスタイルとして、ゾーンは苦手になっているのでしょうか。
――新潟戦も群馬戦の初日も敗戦となってしまいましたので、結果的には得意とは言えないかもしれません。
しかし、新潟戦では2Pが62%で88得点、群馬初戦も2Pが57%で81得点とゾーンに対してインサイドをこじ開けることにほぼ成功しており、対戦相手がゾーンの場合での平均得点も他のゲームでの平均得点より高いので、全てが苦手というわけではないでしょう。
同時に問題はそれらのゲームで新潟に100得点、群馬に87得点許していることです。大局観で見れば、この2ゲームで平均93.5得点されていることの方が問題かもしれません。
ゾーンに対してあれこれ気を取られる前に、ディフェンスをすることが重要であり、群馬戦2日目も彼らはゾーンでしたが、良いディフェンスからハイスコアを取ることができましたので、苦手意識を持たないことも大切だと思っています。
ゾーンでも、マンツーマンでも攻めあぐむことだってあるのですから、事実としてオフェンスで良い数字が多ければ尚更です。対戦相手は我々にゾーンをする場合、2Pを高確率で80点以上取られるリスクと、ペリメーターに岡田やウェインがいる恐怖と戦わなければならない、というような状況になれればと思います。
もう一つ、初戦の課題だったのは39-55と後れを取ったリバウンドでしたが、2戦目は2Qで16-5と大きく上回り、リードを広げる要因となりました。試合後のHCは、この2Qの波多野の奮闘を勝因に挙げていましたね。
――波多野のハッスルがチームを救ってくれました。
特に2Qは、ウェインがケネディ選手にファイトし、ジュリアンがセントジョン選手を抑えたことで、アンダーサイズの日本人とインサイドで戦えば絶対に波多野が勝ちますので、波多野がいることでのユーティリティ性を出せたシチュエーションでした。
小林と加納がディフェンスでゲームを作り、波多野がインサイドとリバウンドでハッスルし、岡田が持ち前のセンスを発揮し、横江が素晴らしい躍動を見せたゲームだったと思います。
さて、今週末は2週連続のホームゲーム、野洲市総合体育館で島根スサノオマジックと対戦します。4位島根と5位レイクスの直接対決、2ゲーム差をつけられているレイクスとしては何としても連勝で上位に食らいついていきたいところです。
島根は、昨季ベスト5のランダル選手が得点ランキングリーグ3位の1試合平均23.4点、そしてデービス選手がリーグトップの1試合15.4本のリバウンドと、外国人選手が絶好調。安部、横尾、山本ら日本人選手も二桁得点を続けています。このオフェンスにどう対抗するかがキーになるでしょうか。
――島根はオフェンスも強烈ですが、ディフェンスもとても良いチームです。我々も、とにかくディフェンスにフォーカスしてゲームに臨まなければなりません。我々はファイトし、エキサイティングな試合になるでしょう。
========================================
新年初戦、厳しさの重要性を改めて実感した指揮官。群馬戦の2戦目のようなファイトを見せれば、難敵島根も恐るるに足らず。前半戦のラストゲーム、後半戦への希望に満ちたゲームとなることを期待しよう!
☆前半戦ラストゲーム 野洲開催特別協賛IN THE PAINT ホーム島根スサノオマジック戦
1/16(日)18:00 TIPOFF、17(日)14:00 TIPOFF
野洲市総合体育館
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2180
☆1/17(日)試合前には小川コーチのスキルアップクリニックを開催!当日のレイクスホームゲームTIP OFFセレモニー参加権も当たる!
http://basketballschool.shiga-saku.net/e1230721.html
☆選手たちと新年のひと時を!1/22(金)新年激励会開催!
http://www.lakestars.net/news/detail/id/2177