遠山の地声

ホーム琉球戦レビュー&アウェー三河戦プレビュー

 先週末、琉球ゴールデンキングスとの対戦で待望の今季2勝目を手にしました。名古屋D、そして大阪と連敗して迎えた琉球戦でしたが、初戦を落とし、試合後には普段より長いミーティングを行って、翌日の2試合目に臨みました。どのようなことを確認したのでしょうか。

――今シーズンは特別な事情が無い限りはあまり声を荒げることはなく、特に多くのゲームに負けていますので、負けが混んでいる中ネガティブになってもらいたくなく、前を向いて取り組んで欲しいと思っていますので、負けて声を荒げることもありません。

 敗戦後に色々な人から「相当怒った?」とよく聞かれていましたが、それはありません。なぜなら、今シーズンのレイクスはダラしないことが原因で負けることがありませんし、選手達は常にどうにかして勝とうと努力し、日々ファイトしています。

 叱る理由がないのです。

 そう言った意味では私は本当に選手に恵まれていると思っていますし、彼らに感謝しています。

 初戦の試合後は少し声を荒げました。

 それは、前半は攻守共に本当に素晴らしいバスケットを展開したのにも関わらず、後半はコンセプトからズレてしまい、前半のバスケットと自分達自身を信じきれず、違う方法を選択してしまいバラバラになってしまったからです。

ホーム琉球戦レビュー&アウェー三河戦プレビュー

 前半の自分達の姿にプライドを持ってもらいたかったですし、我々は沢山の試合に負けてもなおプライドを持つべきだと思いました。

 なぜなら彼らにはプライドを持つに価する日々の取組みと姿勢、そして前半の素晴らしいバスケットがあるからです。負けが混むことで自分達自身を信じることができなくなったり、プライドを失うわけにはいきません。

 2戦目の午前中のミーティングでは特に普段よりも長いことはなく、初戦の前半と後半では具体的にどのような違いがあったか編集した映像で確認し、2戦目のプランを説明しました。

 初戦は1Qで琉球のオフェンスを抑えてリードを奪いましたが、ファールのかさんだ後半に流れを失ってしまいました。ターンオーバーが19本と、流れを作れないゲームとなってしまいましたね。

――ファールトラブルが関係していたかしていなかったかを考えれば、関係していました。

 ただ、ファールトラブルは前半から起こっており、前半はうまくいきましたが後半は難しい状況でした。

 これは、前半はファールトラブルが起こっても『なんとか凌げば』と思えますが、後半にさらにファールがかさむと時間の経過と共に冷静さを失ってしまうことで、状況が常に変わっているからです。

 チームは初戦のようなファールトラブルは今シーズン初めての経験でしたので、今回のケースに対するタフネスさが不足していたと思います。

 今回のゲームでファールトラブルにおける戦い方がメンタル面も含め学ぶことができました。しかし、今シーズンの他の試合を考えても、後半の失速の本質はファールトラブルだけではないでしょう。

 迎えた2戦目は、今季の課題となっていた後半の入り、3Qで琉球を7点に抑えたのが勝因となりました。ゾーンプレスも敷きましたが、どのような意図だったのでしょうか。

――我々は今シーズンのゲームにおいて、多くの時間帯に、時には30分間相手よりも良いバスケットができるものの、後半やどこかのクォーターで失速するゲームが目立っていました。

 こういうことに対しては特効薬は難しいので、開幕後の数ゲームはそれでもチームの成長を我慢強く丁寧に待つべきだと考えていましたが、それには多くのゲームに負けてしまい、チーム内でも周囲でもあらゆるストレスが大きくなってしまいました。

 初戦の前半のように、上手くいっている素晴らしいバスケットを捨てるわけにはいきませんので、そこで、コンセプトに沿った中で違いを作らなければならないと思い、スコアが伸びない現状からバスケットのペースを上げてポゼッションを多くすることでイージーショットとシュート本数を増やすことと、失速することが多い後半を強制的にアクティブにすることでアグレッシブさを継続させる為に、フルコートプレスを多様すること、また、ゲームに変化をつける為に違ったディフェンスの方法も用意しました。

 ポゼッションとペースは、これまでの10試合でウエスタン・カンファレンスで最もポゼッションが多くペースが速かった琉球に対し、この2試合では、レイクスが琉球のこれまでの平均値をポゼッションもペースも数字上で上回れましたので、琉球に走り勝つことができたと思います。

 また、ディフェンスでもプレスを織り交ぜながら後半もアグレッシブさを出しモメンタムに乗って実行力と徹底力を持続することができました。

 しかし、ただでさえレイクスの選手達は元からとても頑張るのに、2戦目のゲームでは彼らは相当疲れたと思います。この疲労は今後の問題となる可能性もあり、今回の2戦目は上手くいきましたが、やはり、これらと並行して我慢強く丁寧にチームの成長を目指すことも必要だと改めて思いました。

 また、サンバが14点7リバウンド、ウィーバーが11点10リバウンドと、センター陣のゴール下での頑張りも効きました。

――我々はデイビッドとサンバを上手く活用できておらず、最近は彼らを効率よく活用する練習をしていましたので、琉球戦で少し結果が出て良かったです。

 特に、サンバは今節もアドバンテージがありましたので、チームのエッセンスに従ってサンバのアドバンテージを活用できたと思います。

 彼らは、我々のボールムーブの新しい要素として、チームの次のステップアップ要素として取り組んでおり、初戦の後半はそれが間違った方向へいってしまいいくつかの失敗をしてしまいましたが、2日間の多くの時間でそれが形となって表現することができたと思います。

 これまではオフェンスの、特にスコアの面で、ジュリアンと狩野の活躍が目立っていましたが、今節ではデイビッドとサンバ、また田中の活躍が光ったと思います。

 現状ではたった1,2試合の結果かもしれません。

 しかし、デイビッド、サンバ、田中は今節においてステップアップしてくれました。彼ら自身の手で自らの可能性を示してくれた嬉しい瞬間でした。

 ジュリアンや狩野はこれまで通り活躍を期待していますし、デイビッドやサンバ、田中やチーム全員のステップアップを私は我慢強く丁寧に期待しています。

 アウェーゲームが続く11月、まずは今週末は開幕戦でもぶつかったシーホース三河との再戦です。開幕戦連敗のリベンジマッチですが、リーグトップの3P成功率52.9%の長谷川選手をはじめ、比江島選手、金丸選手ら得点力の高い日本人選手がそろい、2P成功率、3P成功率ともにリーグトップレベルです。開幕戦ではバッツ選手らインサイドでも手を焼きました。敵地での戦いに向け、先日の勝利の勢いで臨みたいですね。

――更には、三河はオフェンス・ディフェンス共にリバウンドのパーセンテージもリーグトップですが、大切なことは、我々が何をするかだと思います。

 前節琉球戦のように高い実行力と徹底力を持ち、ハードに戦い、勝利してきたいと思います。

 ブースターの皆さんの大きなご声援によって勝利できた琉球戦での皆さんの熱い想いを持って、アウェーの地で戦ってきます。

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 負けが込む中、それでもプライドを失わずに前を向き、勝利をつかんだレイクス。この経験を生かし、敵地での戦いが続く11月も乗り切りたいところです。今週末は三河戦、開幕での対戦時から相手も調子を上げてきているところ、それ以上の成長ぶりで勝利をつかみましょう!

☆アウェーシーホース三河戦☆
11/5(土)14:00 TIPOFF、6(日)14:00 TIPOFF
ウィングアリーナ刈谷
https://go-seahorses.jp/news/homegame161105-06.html

☆アウェーゲームも全試合中継のスポナビライブ!初回1ヶ月無料!
http://www.softbank.jp/mobile/special/sportsnavi-live/?rc=LAKEST0000000030

☆11月は10(木)に開催!クラブレイクス会員限定公開練習!
https://www.lakestars.net/news/14954.html

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https://www.lakestars.net/news/14668.html
DANCE BATTLE詳細はこちら
https://www.lakestars.net/news/14591.html

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☆手元のスマホがチケットに!ラクラク入場、オリジナル壁紙もプレゼント!スマホアプリ「Bスマチケ」
https://www.lakestars.net/news/14276.html

Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2016年11月03日07:56
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