福岡戦振り返り&奈良戦に向けて
新年初戦の福岡戦の連勝、おめでとうございます。
ーありがとうございます。新年初戦にブースターの皆様に勝利ゲームを届けることができ嬉しいです。
正月休みのところ、沢山の方々に会場に足を運んで頂き、我々は幸せです。
また、福岡から移籍してきた加納の為にもアグレッシブに戦い勝利できて良かったです。
(加納自身も土曜日はシーズンハイの15得点)
初日は36点差(滋賀91vs福岡55)、2日目は39点差(滋賀101vs福岡62)と今期初めて、予想外ともいえる
大勝でした。主な要因はどこにあったのでしょうか?
ーディフェンスでゲームをコントロールできたことが最も大きな要因だと思います。
その根底には秋田・沖縄・福島に負け、さらにクリスが出場できないことで危機感があり、気合いが入っていました。
練習から試合中も選手に様々なことを厳しく要求しました。今はダメなものは律し、我々の弱さを
克服しなければなりません。頑張りどころという雰囲気が出てきたのだと思います。
初日に福岡から誘発したターンオーバーは32とbjリーグ新記録でした。
2日目も23ターンオーバーを奪いました。 この2日間、積極的なオールコートデイフェンスの時間が多く、
見事に成功した印象ですが、レイクスのデイフェンススタイルが 次なる段階に入ったということでしょうか?
それとも、今回のオールコート多用は特別に福岡相手の戦略という側面が大きいのでしょうか?
ーいつもよりも高い位置からよりハードにディフェンスするよう強調はしましたが、実際にはこれまでと多く
変えたことはありません。そのゲームにおいてプランは違っていても取り組んでいることを変えたわけではなく、
選手の意識と実行力が高かったです。
相手が多くのターンオーバーを犯してくれたので点数は離れましたが、その為に終盤やや雑に
なってしまったのも事実です。 もしボールが取れなくても、相手が多くのターンオーバーを犯さなくても、
重要なことは我々がアグレッシブなディフェンスによって主導権を握ることで、常に我慢強く丁寧に
守り続けなければなりません。
オールコートデイフェンスは、高負荷の運動量でのスタミナや連携面での集中力の維持など
リスクもあって、多くのチームでは限定的な時間帯での使用になっていますが、レイクスの
武器として今回福岡戦のように多くの時間帯で高いクオリテイーで使用できるようになるといいですね。
ー選手は大変だと思いますが、特別な理由がない限りレイクスには40分出場する選手はいませんし、
外国籍選手も含めタフな選手が多いので大丈夫だと思っています。
今回は加納・横江・小林に、岡田とウッドが一緒になって付き合って頑張ったのが大きかったです。
特にウッドは木曜日に怪我をしてしまったにも関わらず、ボールを持っている時間がとても長い
ペッパーズ選手にフルコートでファイトし続けてくれたのは(怪我をしていなくても)凄いことです。
今節、アシストが2日で51アシストと前節福島戦2日50アシストに続き高いスタッツでした。
ボールシェア意識がスコアラーの岡田、ウッドベリー選手はじめチーム全体に浸透してきたと
考えてよいでしょうか?
ー我々は直近4試合でトータル101アシストを記録しています。
これは素晴らしいことで、全員がよく動き、全員がボールに触り、ボールをシェアした中でオープン
ショットを打っていることを意味しています。
またスコアしている場所も特定の場所に隔たりが無く、3P、ペリメーター、ペイントエリアとあらゆる
場所からスコアできており、選手それぞれの能力を高く活用できていると思います。
岡田・ウッドもボールシェアすることにより、さらにオープンショットを打てていますし、
秋田戦の連敗以降チームが取り組んできていることが少しずつ形になってきています。
小川キャプテンが遂に復帰しました。2日で計11分プレーと限定時間でしたが、今後、
順調な場合にどのような働きを期待しますか?
ー小川が復帰してくれたことはとても嬉しいです。
まだまだ100%の状態ではありませんが、チーム全員の頑張りが小川出場のチャンスを作ってくれました。
クタクタになりながら嬉しそうな顔をしていたのが印象的で、見事なアシスト、ユーロステップから
レイアップ、ポストアップを決めてくれました。
今後、小川には優勝する為にプレーしてもらいたいです。
彼はその為にはどういうことが必要か理解しているプレーヤーだと思います。
また、現状での横江・小林に足りないものを小川は持っていますし(当然、小川に無いものを
横江・小林は持っているという側面もありますが)、今シーズンこれまでポイントガードして
頑張ってきた横江・小林は小川の出る幕を無くすよう頑張るべきです。
さて、今週末は年末年始3週連続ホームシリーズ最後のバンビシャス奈良戦です。
(1月10,11日 於:彦根市民体育センター) 奈良は昨年新規参入時に遠山HCが1年間、指揮をとられた
チームです。思い入れも強いのではないでしょうか?
個人的な思い入れは当然強いです。しかし、いくら前節連勝できたからといって私にはまだまだもの
凄く危機感がありますし、我々のあらゆるウィークポイントが全て解決されたかというと全くそんな
ことはありません。ちょっと油断するとすぐに沢山のミスをしてしまいますし、「今どういう状態なのか」
危険察知力や反応もまだまだです。
昨日と今日は別の日であり、練習中も1時間前と今では環境は変わっています。
我々は『今日』がどのような日なのか『今』がどのような状況なのかよく観察しよく考え、もっとチーム
メイトやチームに興味を持たなければなりません。
そうすることで常に最善の準備ができ、思いやる気持ちが育まれ、注意深く丁寧にチームやチーム
メイトの為に戦うことができます。
バンビシャス奈良は今シーズン、初対戦ですが、若くアグレッシブでまとまりが
あり度々、上位チームから勝ち星を奪ってくる要注意チームという印象は今シーズンも変わりません。
遠山HCから見たバンビシャス奈良というチームの特徴、要注目選手を教えてください。
ー注目すべきはポイントガードの鈴木選手でしょう。奈良は鈴木選手を中心に非常にアグレッシブな
チームで、鈴木選手が多くのスコアをクリエイトします。 彼らは速いバスケットと多くの3Pシュートで
ハイスコアなゲームを展開することができます。
非常にスピーディーなプレーヤーですが、何よりも『頑張ることの美しさ』を表現できる特殊な能力を
持った危険な選手です。 笠原選手はサイズのある器用な選手で色々なプレーができ献身的で
ディフェンスも素晴らしいです。
稲垣選手はとても良いシュートを持ったシューターでありハッスルプレーヤーです。
最近は怪我でプレーできていないようですがレイクスに2年間在籍していた本多選手にも要注目でしょう。
彼のファイトに昨シーズン何度も救われたことを覚えています。
また伊藤選手は私の浜松と宮崎での3年間同じチームだった選手でメインプレーヤーでしたし、
外国籍選手もそれぞれ非常に優れた選手です。
年末年始3週連続シリーズはこれまで3勝1敗。大きく勝ち越す為にも、今週末、奈良戦
での連勝が期待されます。
我々は危機感を持って試合に臨みます。大変なゲームになると思いますが、我々はチャレンジします。
彦根でのホームゲームは年1節のみの開催となっています。今週末を楽しみにしておられる
彦根や米原、長浜地域のブースターにメッセージを
彦根や湖北地域のブースターやスポンサー様のお陰で彦根でゲームができることに心から感謝しています。
チームは年に1度の彦根開催を楽しみにしていますし、皆様の為にファイトし面白い試合ができるよう
に頑張ります。是非会場でレイクスを楽しんでください。
そしてレイクスに大きなご声援をよろしくお願い致します。
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年末年始ホーム3節6連戦は2節4試合を消化して3勝1敗。大きく勝ち越しステップアップする
為にも今週末の最終節での連勝に期待したい。
彦根市民体育センターに集結の上、アウエイ奈良チームを圧倒するホーム大声援をレイクスに
お願いします!
Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2015年01月08日12:49