大分戦振り返り
大分戦の振り返りです。 前節(10月18,19日県立体育館)対大阪戦2日目の敗退で連勝がストップ。
1週空いた上での対大分戦土曜日第1戦は前節をひきずるような連敗となってしまいました。
ー前節からの連敗となってしまい非常に残念でした。しかし、オフェンスの面では岡田・ウッドベリーの
シュートが入らずに負けた前節とは違い、ペイントエリアでの得点は大分を上回っていましたし、2Pの
アテンプト数も多く、フリースローも20本打ち、リバウンド数も上回っていました。
大分はこれまでの対戦相手の中で最も岡田・ウッドベリー対策を立ててきていたチームでしたので、3Pの
パーセンテージが前節よりも低かったにも関わらずその中で78点獲ったことは前節とは大きく違う
バスケットと成長だったと思います。
失点87は今シーズン最大失点、第3Qは特に29失点の大量失点でリードを大きく広げられてしまいました。
デイフェンス面で何かチームに問題が生じていたのでしょうか?
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ー土曜日はディフェンスの悪いゲームでした。 問題が生じたというより、チームディフェンス・ルールの徹底や
大分のプレーに大してのディフェンスのエクスキューション・レベル(実行力)が低かったです。
我々はスカウティングの時点で大分のオフェンスを知り、その守り方の練習をしてきましたが徹底することが
できず、予想外のやられ方が多かった為チームに混乱が生じてしまいました。
大分はやりたいバスケットができていたことによってモメンタム(勢い、流れ)を掴んでいましたのでビッグショット
もあり、我々もスコアはしていましたが流れは変わりませんでしたのでディフェンスでモメンタムを掴みにいく
必要がありました。 土曜のゲームはスカウティングによってディフェンスが強固になるのとは逆に、
スカウティングによって楽をしようとしてしまった結果だと思います。
日曜第2戦、今シーズン初のスターター変更。 レイ・ニクソンの起用は予想していましたが、
武田倫太郎のスターター起用は驚きました? どのような意図だったのでしょうか?
ースターターに関してはそもそも同じメンバーを定着させるつもりはありません。
ただ、日々の練習、選手の役割、バランスなどトータル的に判断し今まで同じスターターになっていました。
スターターは今後も変わるかもしれませんし、変わらないかもしれません。 選手の日々の取り組みと
対戦相手あってのことだと思います。 日曜日のゲームに関して、まず土曜日のゲームはスキルや戦術
うんぬんよりも恥ずかしながらただ単純に大分の方がひたむきにリバウンドを頑張り、ディナイを頑張り、
我々よりも一生懸命走っていました。
そこで、日曜日は我々が大分よりもハッスルする為に、チームのハッスル・プレーヤーである武田に
起爆剤として勢いと元気を与えてもらいたいと思いました。
結果的には武田は短い時間でハッスルし、相手のガードから2つのファールをもらい素晴らしい結果を
残してくれました。
レイ・ニクソンは今シーズン最高の17得点、11リバウンドのダブルダブルの活躍で攻守ともに
貢献してくれましね。
ーニクソンに関しては、彼は非常に素晴らしい選手ですが、ここ数試合良いパフォーマンスができてい
なかった為、彼に自信を取り戻してもらいたく、またチームが彼を必要とし信じているというメッセージも
含めスターターでプレーしてもらいました。
結果的にはニクソンらしいスコアもしましたし、11リバウンド(内6オフェンスリバウンド)も素晴らしかったです。
アンセルフィッシュなニクソンが日曜日のようにダイナミックに献身的なプレーをしてくれるとレイクスは強く
なっていくと思っています。
怪我明けの井上裕介選手を前半、後半ともに起用したのは?
ー大分には波多野選手がいますので、井上と面白い対決が見られると思い土曜日も本当は井上を起用した
かったのですが、怪我あけでしたので無理をさせれないと判断しました。
しかし日曜は怪我の面で不安はありましたが、井上の必要性が大きくあると思い助けてもらいました。
その井上選手が3Qに活躍してくれて一気に点差をつけました。
ー前半は怪我あけということもあり少し固かったかと思いましたが、後半は井上がインサイドの起点となり
素晴らしい働きをしてくれました。 スティールまで飛び出しレイアップにいきましたが、ダンクにいか
なかった事に文句があります(笑)
今後は積極的にダンクも狙ってもらいたいです。 井上がインサイドでファイトし起点となれれば我々は
バリエーション豊富なラインナップを組む事ができるのでとても期待しています。
溝口選手も3Qに効果的な働きをしてくれたように思えました。
ー溝口は前節の大阪戦からの2週間、練習でのパフォーマンスが最も良い選手の1人でしたので期待して
いました。
大切な場面で難しいシュートをよく決めてくれたと思います。 溝口は日頃から「今日の練習のビデオ
が観たい」 とか「NBAの◯◯vs◯◯の試合が観たい。持ってませんか?」とか言ってUSBメモリーを
持って私の所に来て色々な映像を観て勉強している勤勉な選手です。
今後も成長してくれると信じています。
前半は30vs30とイーブンでしたが、後半突き放して完勝。1試合通してのチームデイフェンスや
両エースの岡田、ウッドベリーの点数が伸びない試合でも他の多くの選手が活躍しての完勝は5連勝時
とは違う形での勝利でした。
ーこれまでは両エースの岡田・ウッドベリーの力でねじ伏せてきた試合が多かったですが、日曜の試合は
今シーズン初めてディフェンスでゲームをコントロールし勝利したゲームでした。
岡田・ウッドベリーの調子が良い時はゴールデンステイト・ウォーリアーズの『スプラッシュ・ブラザーズ』のような
凄まじいことになりますが、それにプラス日曜のようなディフェンシブなゲームが常にできることが大切です。
日曜の勝因の1つには横江の積極的なプレーにもあると思います。
今シーズンはついついパスばかり探しがちな傾向でしたが、スピードがありシュートも上手な横江が積極的に
プレーすることが非常に重要です。
また、土曜のゲームはベンチから出場したメンバーの時間帯に点数を離されてしまいましたが、ベンチから
出場した選手が日曜のような働きをしてくれるとチームはより強くなります。
しかし、常に3人に囲まれる相当厳しいマークにあっていた岡田とウッドベリーでしたが、それでも彼らには
もっと良いパフォーマンスを求めたいと思っています。
それを蹴散らしてのエースだと思いますので、岡田・ウッドベリーもさらにステップアップしてくれると
信じています。
ただ、武田がスターターで出場した時に武田の負担を減らそうとプレーの中の影で献身的に頑張って
支えようとしていた岡田の姿勢は素晴らしかったですし、また、本当はもっと簡単にシュートを打てるのに
チームの役割としてハードアタックやポストアップをしファールを沢山もらいフリースローを多く貰おうと
自分にしかできない仕事をしてくれたウッドベリーの姿勢も素晴らしかったです。
今週末は再度ゲーム無しのバイ・ウイーク週です。 つい2週前もバイ・ウイークでしたが、
今週のスケジュールや取り組みは前回とは違ったものになりますか?
ースケジュールに関しては前回のバイ・ウィークとほぼ同じになります。
取り組みについては、前回のバイ・ウィークでペイントエリアでのスコアに取り組み、大分戦で一定の結果
を出すことができましたので、オフェンスは引き続き長所を延ばしながらもバリエーションやペイントエリア
でのスコアに拘って練習していきます。 また土曜日に浮き彫りになったディフェンスの課題も日曜には
少し解消されましたがまだまだ自分達の物になっていません。常に日曜のようにディフェンスでゲームを
コントロールできるチームにならなくてはなりません。
このバイ・ウィークはチームディフェンスに重点を置いて練習していきたいと思っています。
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開幕からの連勝が前節でストップの上、大分戦土曜日第1戦で連敗を喫して周囲を心配させたものの、
翌日には遠山HC曰く、”今シーズン初めてデイフェンスから流れを掴み” ベンチプレーヤーの活躍や、
レイ・ニクソン、横江の覚醒、得点伸びなくとも両エース岡田、ウッドベリーの献身的な貢献もあり快勝した
レイクスは今週、再度の試合の無いバイ・ウイーク週。
次回のインタビューで次節:11月15日(土)、16日(日)の対新潟戦への抱負を訊く。
Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2014年11月04日11:00