アウェー三河戦レビュー&並里加入について
開幕戦のリベンジマッチとなったシーホース三河戦でしたが、惜しくも連敗となりました。ここまで2勝と苦しむ中、新戦力として並里成選手の加入が発表されました。スラムダンク奨学生の一期生として、常に海外挑戦を目指すなど、向上心のある実力派ポイントガードです。HCは2012-13シーズンの沖縄HC時代に指導していますが、彼のどのような部分に一番期待していますか。
――今シーズンのロスター編成において、いくつかの選択肢の中で、フロントとチームスタッフは最終的に並里の獲得を目指すことで一致しました。
8月初旬に菅原とサンバの獲得を発表してから数ヶ月、10人しかロスターがいないことで多くのブースターや関係者の皆様にご心配をおかけしてしまいましたが、我々には並里獲得という明確な目標があり、その間に他にも何人もの候補選手が出てきた中、協議を重ねながら耐え忍ぶことを選択しました。
当然、我々も並里のNBAの夢とD-Leagueのチャレンジは応援していましたので、並里がD-Leagueにドラフトされた場合のプランも準備していましたが、並里の渡米前から帰国前後にかけて折衝を続けてくれたフロントと、アメリカからすぐに切り替えてレイクスを選択してくれた並里には心から感謝しています。
並里の1番の魅力は何と言っても『ナリトがボールを持つと何かが起こるかも』という期待感だと思います。
この『ボールを持つとワクワクする』という特殊な才能を持っている選手はB.LEAGUEにも数人しかいないでしょう。
私や親しくしているコーチや友人はこれを『並里遊園地』と呼んでいますが、私は並里遊園地を彼が多く表現できる手助けができればと思っています。
また、彼がボールを持つとワクワクするというのは彼の生まれ持った才能ではなく、並里はバスケットに対してとてもプロフェッショナルな人間であり、努力の積み重ねで今のスキルを手に入れた本物の『努力の人』でもあります。
並里には若いチームのバスケットに対しての取り組み方の良い見本になることにも期待していますし、彼の加入によってチーム内競争の激化にも期待しています。
今週末は試合のないバイウィークとなります。合流したばかりの並里がチームになじむ時期としては、恵みの休みとも言えそうです。
――並里の次節出場に対しては時間の無い中で1日でも多くチーム練習に参加しシステムの理解に取り組んで欲しいので、彼にとってはこのバイウィークは良かったと思います。
しかし、並里によって他の選手達がお客さんになるのではなく、レイクスの中に並里が入ってくるのです。
仮に次節まで並里がチームにフィットしなくても、選手達はプライドを持って戦い、レイクスのバスケットで次節を勝利しなければなりません。
並里の加入は素晴らしい朗報で、負けの続いているチームと皆さんにとって明るい話題です。
それと同時に、私は変わらず同じことを言いますが、今のレイクスに自信もプライドも持っています。

三河戦では初戦に田中が負傷と、コンディションの維持も難しいところで、このバイウィークを大事に過ごしたいですね。
――三河戦後、選手達にはまだベストを尽くせていないと話しをしましたが、ここではまずは言い訳に聞こえることは承知で先週末に我々に何があったかを話さなければなりません。
初戦で田中が脳しんとうを起こしてしまい2戦目も出場できなくなってしまいましたが、その前に先週は樋口が風邪を引いて試合当日の合流となっており、その他に初戦でジュリアンが相手選手との接触で膝を捻って負傷してしまい、デイビッドも接触から膝と足首と腰を負傷してしまい、横江も同様に腰を負傷しました。
特にジュリアンとデイビッドは大変で、ジュリアンは翌日も膝が腫れたままで2戦目の午前中はまだ足を真っすぐ伸ばせない状態で、デイビッドも膝と足首の腫れと腰の緊張が強く、彼ら2人に関しては2戦目の午前中は普通に歩くことも出来ず、トレーナーから試合直前まで出場できるかどうかの判断が難しいと言われていました。
また、2戦目の試合中に小林が負傷して出場することができなくなってしまい、チームは文字通り満身創痍で実際は試合に集中するには困難な状況に陥ってしまいました。
ここまでアクシデントが多ければ肉体的にも当然ですが、精神的にかなり大変だったはずです。
1日で大きく状況が変わってしまい準備期間が全く無かった中、実際はチームは本当によく頑張ったと思っています。
ただ、チームにはそれでも勝てる方法があることを知って学んでもらいたかったです。
土曜日も負けてしまいましたし、「じゃあチームがフレッシュであれば100%三河に勝てるのか」といえばそれも別の話ですが、彼らはこれまでよりも困難に立ち向かう方法を知り、成長できたことは間違いありません。
この2連戦は敗れはしましたが、両日ともボールの巡りはよかったように見えました。実際、3P成功率は両日とも40%以上と、20%台にとどまった三河を大きく上回り、オープンショットの多さがうかがえます。アシストも両日とも20近くに上りました。
――チームコンディションの悪い中、選手達は勝利できる方法を見出そうとしてくれました。
三河戦の前節沖縄戦からの4試合とそれまでのゲームとではポゼッションとペースが数値で見てあきらかに向上し、オフェンス・ディフェンスともにエフェシエンシー(オフェンス効率・ディフェンス効率)も向上しました。
オープンを作る理論は変えずに、アップテンポにしスピードを上げることで、よりオープンを作りやすくなりアシスト数と3Pの確率が伸びたのだと思います。
また、三河の3Pを警戒していましたので、3Pに関しては良いディフェンスのエクスキューションができたと思います。
一方で、リバウンドでは38-46、26-45と劣勢に立たされました。ハレルソンに苦戦した大阪戦のように、ゴール下での主導権争いは課題のひとつと言えそうですね。
――リバウンドに関しても警戒して、我々の意図したスポットでシュートを打たせることでリバウンドをコントロールしようとしたり、何人かの強力なリバウンダーがオフェンス・リバウンドに入りづらい仕組みを作ってゲームに臨もうとしましたが、3Pラインのディフェンスと違いリバウンドに関しての実行力は低くなってしまいました。
リバウンドに関しては大きな課題として厳しく取り組まなければならないと思っています。
========================================
勝利にはつながらなかったものの、今後への光明も見えたアウェー三河戦。そして、並里という心強い新戦力を加え、ここからレイクスの逆襲が始まります!今週のバイウィークを経て、来週はアウェー大阪戦、並里のBリーグ初陣はいきなりの古巣との対戦です!
☆アウェー大阪エヴェッサ戦☆
11/18(金)19:00 TIPOFF、19(土)14:00 TIPOFF
サンエイワーク住吉スポーツセンター
https://go-seahorses.jp/news/homegame161105-06.html
☆アウェーゲームも全試合中継のスポナビライブ!
http://www.softbank.jp/mobile/special/sportsnavi-live/?rc=LAKEST0000000030
☆11月唯一のホームゲーム!23(水・祝)名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦!LAKES DANCE BATTLE ~SEASON2~参加申込も受付中!
https://www.lakestars.net/news/14668.html
DANCE BATTLE詳細はこちら
https://www.lakestars.net/news/14591.html
☆会場でレイクスを応援しよう!小中高生無料観戦パス「ウカルちゃんパス」のご案内
https://www.lakestars.net/news/12755.html
☆手元のスマホがチケットに!ラクラク入場、オリジナル壁紙もプレゼント!スマホアプリ「Bスマチケ」
https://www.lakestars.net/news/14276.html
――今シーズンのロスター編成において、いくつかの選択肢の中で、フロントとチームスタッフは最終的に並里の獲得を目指すことで一致しました。
8月初旬に菅原とサンバの獲得を発表してから数ヶ月、10人しかロスターがいないことで多くのブースターや関係者の皆様にご心配をおかけしてしまいましたが、我々には並里獲得という明確な目標があり、その間に他にも何人もの候補選手が出てきた中、協議を重ねながら耐え忍ぶことを選択しました。
当然、我々も並里のNBAの夢とD-Leagueのチャレンジは応援していましたので、並里がD-Leagueにドラフトされた場合のプランも準備していましたが、並里の渡米前から帰国前後にかけて折衝を続けてくれたフロントと、アメリカからすぐに切り替えてレイクスを選択してくれた並里には心から感謝しています。
並里の1番の魅力は何と言っても『ナリトがボールを持つと何かが起こるかも』という期待感だと思います。
この『ボールを持つとワクワクする』という特殊な才能を持っている選手はB.LEAGUEにも数人しかいないでしょう。
私や親しくしているコーチや友人はこれを『並里遊園地』と呼んでいますが、私は並里遊園地を彼が多く表現できる手助けができればと思っています。
また、彼がボールを持つとワクワクするというのは彼の生まれ持った才能ではなく、並里はバスケットに対してとてもプロフェッショナルな人間であり、努力の積み重ねで今のスキルを手に入れた本物の『努力の人』でもあります。
並里には若いチームのバスケットに対しての取り組み方の良い見本になることにも期待していますし、彼の加入によってチーム内競争の激化にも期待しています。
今週末は試合のないバイウィークとなります。合流したばかりの並里がチームになじむ時期としては、恵みの休みとも言えそうです。
――並里の次節出場に対しては時間の無い中で1日でも多くチーム練習に参加しシステムの理解に取り組んで欲しいので、彼にとってはこのバイウィークは良かったと思います。
しかし、並里によって他の選手達がお客さんになるのではなく、レイクスの中に並里が入ってくるのです。
仮に次節まで並里がチームにフィットしなくても、選手達はプライドを持って戦い、レイクスのバスケットで次節を勝利しなければなりません。
並里の加入は素晴らしい朗報で、負けの続いているチームと皆さんにとって明るい話題です。
それと同時に、私は変わらず同じことを言いますが、今のレイクスに自信もプライドも持っています。

三河戦では初戦に田中が負傷と、コンディションの維持も難しいところで、このバイウィークを大事に過ごしたいですね。
――三河戦後、選手達にはまだベストを尽くせていないと話しをしましたが、ここではまずは言い訳に聞こえることは承知で先週末に我々に何があったかを話さなければなりません。
初戦で田中が脳しんとうを起こしてしまい2戦目も出場できなくなってしまいましたが、その前に先週は樋口が風邪を引いて試合当日の合流となっており、その他に初戦でジュリアンが相手選手との接触で膝を捻って負傷してしまい、デイビッドも接触から膝と足首と腰を負傷してしまい、横江も同様に腰を負傷しました。
特にジュリアンとデイビッドは大変で、ジュリアンは翌日も膝が腫れたままで2戦目の午前中はまだ足を真っすぐ伸ばせない状態で、デイビッドも膝と足首の腫れと腰の緊張が強く、彼ら2人に関しては2戦目の午前中は普通に歩くことも出来ず、トレーナーから試合直前まで出場できるかどうかの判断が難しいと言われていました。
また、2戦目の試合中に小林が負傷して出場することができなくなってしまい、チームは文字通り満身創痍で実際は試合に集中するには困難な状況に陥ってしまいました。
ここまでアクシデントが多ければ肉体的にも当然ですが、精神的にかなり大変だったはずです。
1日で大きく状況が変わってしまい準備期間が全く無かった中、実際はチームは本当によく頑張ったと思っています。
ただ、チームにはそれでも勝てる方法があることを知って学んでもらいたかったです。
土曜日も負けてしまいましたし、「じゃあチームがフレッシュであれば100%三河に勝てるのか」といえばそれも別の話ですが、彼らはこれまでよりも困難に立ち向かう方法を知り、成長できたことは間違いありません。
この2連戦は敗れはしましたが、両日ともボールの巡りはよかったように見えました。実際、3P成功率は両日とも40%以上と、20%台にとどまった三河を大きく上回り、オープンショットの多さがうかがえます。アシストも両日とも20近くに上りました。
――チームコンディションの悪い中、選手達は勝利できる方法を見出そうとしてくれました。
三河戦の前節沖縄戦からの4試合とそれまでのゲームとではポゼッションとペースが数値で見てあきらかに向上し、オフェンス・ディフェンスともにエフェシエンシー(オフェンス効率・ディフェンス効率)も向上しました。
オープンを作る理論は変えずに、アップテンポにしスピードを上げることで、よりオープンを作りやすくなりアシスト数と3Pの確率が伸びたのだと思います。
また、三河の3Pを警戒していましたので、3Pに関しては良いディフェンスのエクスキューションができたと思います。
一方で、リバウンドでは38-46、26-45と劣勢に立たされました。ハレルソンに苦戦した大阪戦のように、ゴール下での主導権争いは課題のひとつと言えそうですね。
――リバウンドに関しても警戒して、我々の意図したスポットでシュートを打たせることでリバウンドをコントロールしようとしたり、何人かの強力なリバウンダーがオフェンス・リバウンドに入りづらい仕組みを作ってゲームに臨もうとしましたが、3Pラインのディフェンスと違いリバウンドに関しての実行力は低くなってしまいました。
リバウンドに関しては大きな課題として厳しく取り組まなければならないと思っています。
========================================
勝利にはつながらなかったものの、今後への光明も見えたアウェー三河戦。そして、並里という心強い新戦力を加え、ここからレイクスの逆襲が始まります!今週のバイウィークを経て、来週はアウェー大阪戦、並里のBリーグ初陣はいきなりの古巣との対戦です!
☆アウェー大阪エヴェッサ戦☆
11/18(金)19:00 TIPOFF、19(土)14:00 TIPOFF
サンエイワーク住吉スポーツセンター
https://go-seahorses.jp/news/homegame161105-06.html
☆アウェーゲームも全試合中継のスポナビライブ!
http://www.softbank.jp/mobile/special/sportsnavi-live/?rc=LAKEST0000000030
☆11月唯一のホームゲーム!23(水・祝)名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦!LAKES DANCE BATTLE ~SEASON2~参加申込も受付中!
https://www.lakestars.net/news/14668.html
DANCE BATTLE詳細はこちら
https://www.lakestars.net/news/14591.html
☆会場でレイクスを応援しよう!小中高生無料観戦パス「ウカルちゃんパス」のご案内
https://www.lakestars.net/news/12755.html
☆手元のスマホがチケットに!ラクラク入場、オリジナル壁紙もプレゼント!スマホアプリ「Bスマチケ」
https://www.lakestars.net/news/14276.html