遠山の地声

ホーム福岡戦レビュー&ホーム奈良戦プレビュー

 ホーム福岡戦、苦しみながらも2戦ともものにし、連勝を6に伸ばしました。シーズン前、HCはこの3月を「プレーの精度、練習の量や時間、チー ムの雰囲気など、プレイオフに最も良い状態で入れる環境を整え始める」時期と語っていましたが、まさに状態が上がってきたといえるのではないで しょうか。

――石川戦で丁寧にチームプレーにこだわり、浜松戦で非常に良いバスケットができ、これまでは自分達でゲームを壊してしまっていたチームが、最後の最後まで集中して力強くゲームを終える我慢強さを見た時は『これは伸びるかな』という期待と手応えはありました。

 前節福岡戦では、当然ですが、良い面と悪い面の両方があり、前者は福岡が新HC体制となって全てが分からず、実際に心身共に相当タフなゲームでも大崩れせずに勝ちきれた事、後者はせっかく丁寧に進めてきたチームプレーが少し影を潜めてしまい、我慢が足りなかった事です。

 チーム力としての状態は上がっているか下がっているかと言えば上がっています。しかし、目的地に到達する為にはまだ足りません。

 同じメンバーでシーズンを戦い抜いた昨シーズンとは違い、今シーズンは最後のピースのジャメルが加入してまだ8試合ということも、少なからず影響しているかもしれませんが、我々はまだ貪欲にステップアップを目指さなければなりません。

 2戦とも試合展開は一筋縄ではいかないものでした。初戦、ホセ新HCに率いられた福岡の厳しいマークに、一時は13点差を付けられる出だしでした。小林、 横江のガード陣が流れを引き寄せ、ひっくり返すことができました。

――オフェンス・ディフェンス共に、福岡が何をするのか全く分からないゲームで、予想した中でも福岡は最も強烈なゲームを仕掛けてきました。

 初戦は1Q中盤で8-20のビハインドからスタートしましたが、これは我々が油断したわけでもソフトにゲームに入ってしまったわけではなく、福岡が素晴らしかったです。

 もし、我々が悪くて大きなビハインドを背負ってしまったのなら危険だと思いましたが、福岡が凄かっただけで我々はそこまで悪くなく、平常心でしっかりとハードにプレーしていましたので、『3Qぐらいには追いつく』と思っていました。

 実際は、選手がよく頑張ってくれて、もっと早く2Qで逆転し、リードして前半を終えてくれました。

 福岡とは前回の対戦で1勝1敗でしたし、彼らは我々とのゲームの前に、島根や沖縄とも接戦を繰り広げてきており、さらに新HCの強烈なバスケットで相当強く大変でした。シーズンも終盤に入り、楽なゲームなどもう存在せず、順位以上に各チームの力の差は無いのだと、改めて危機感を感じたゲームでした。

ホーム福岡戦レビュー&ホーム奈良戦プレビュー
 2戦目も前半は福岡ペースで進みました。思ったようなジャッジでなかった際に選手が平常心を保てない場面も見られ、シーズン佳境に向けて改善したい部分ですね。

――絶対に改善しなければなりません。

 そもそも、なぜそこまでフラストレーションで充満した試合になったのかが問題で、その理由が分からなければ解決もできません。選手達だってそんな試合をしたいわけではなく、我慢しなければならないことぐらい分かっているのですから。

 対戦相手が悪いのか、違います。

 レフリーが悪いのか、違います。

 現に我々は今シーズン最も多い37本のフリースローを打っています。レフリーは敵でも味方でもなく、良いゲームを作る同志です。

 根本的な原因は、大抵我々自身にあり、それは『性格的に我慢強くない』等だけではなく、方法の問題です。我々は『なぜフラストレーションで充満したゲームになったか』のテクニカルな原因を理解し、『今後どうしなければならないのか』を学べたと信じています。

 そのシーズン佳境、 来週からは沖縄、京都、大阪、島根と上位チームとの8連戦が待ち受け、シーズン最大の山場です。厳しい戦いの連続と予想されますが、勝敗を分ける部分はどこにあると考えていますか。

――とても難しい質問です。もしその正解が分かれば我々はそれらのゲームに全て勝利することができるでしょう。しかし、楽な方法を選択しようとすればそれらのゲームで勝つ事は難しい思います。

 我々は正しいことを継続し、ディテールにこだわることが重要だと考えています。結果をコントロールすることは極めて困難ですし、不確定要素に頼ることも出来る限り少ない方が良いです。

 ただ、プロセスはコントロールできます。

 日々正しいプロセスを丁寧に継続すること、胸に手を当て『今日の我々はチャンピオンシップに相応しいチームだったか?』と問いかけ『イエス』と言えることが大切だと思います。

 その為には沖縄、京都、大阪、島根の前に、奈良と全力で戦い良いゲームをすることが最も大切です。

 その前に、今週末は ホーム守山で奈良を迎え撃ちます。1月のアウェイでの対戦では77-64、88-75で連勝しました。アシストランキングリーグトップの鈴 木、3Pシューターのヒンクル、そして本多、寺下の元レイクス勢と手ごわい顔ぶれですが、連勝をキープして来週以降に臨みたいですね。

――奈良との試合はいつだってタフです。今回もタフなゲームが予想されます。今後に繋がる良いゲームをしたいとは思いますが、連勝や来週以降のことよりも、目の前のゲームにファイトし丁寧に戦いたいと思っています。
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 連勝という結果ではなく、プロセスを重視する指揮官。その先に、昨季を超える場所が見えてくるはずだ。いよいよbjラストシーズンも残り1か月。選手たちと共に、全力で戦おう!

☆ホームバンビシャス奈良戦
滋賀ダイハツpresents
3/19(土)18:00 TIPOFF、20(日)14:00 TIPOFF
守山市民体育館
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Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2016年03月17日23:41
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