遠山の地声

11月1日(土)2日(日)大分ヒートデビルズ戦にむけて

開幕後、初めて試合の無いバイ・ウイーク週を終えて11月1日(土)、2日(日)大分ヒートデビルズと対戦する
レイクス遠山HCにチーム状態と大分戦に向けての抱負を訊いた。


先週末は試合の無いバイ・ウイーク週でした、チームの状態はどうですか?


ー前節での敗戦を教科書にチームのステップアップを計った1週間でした。
選手によっては毎日うまくなっていく感じがあり、継続してハードワークに取り組んでいってもらいたいと
思っています。 しかし、前節の敗戦では我々の悪い部分が沢山出てしまったゲームでしたが、選手
それぞれの長所や今シーズンのレイクスの良さは無くさないようにしなければなりません。 負けには
批判がつきものですので、本来の「良さ」を逆に「悪さ」にすり替えられたり、「無い物ねだり」の傾向が
強くなってしまい、ついつい「良さ」を過度に押さえつけてしまいがちになってしまいますが、選手の能力と
長所短所を最も理解しているのは私です。
現段階で我々に足りないものには継続的に取り組み、そのせいで選手やチームの良さが消えてしま
わないように気をつけていきたいと思っています。

怪我を抱えた選手には良い調整期間となりましたか?


ー選手は大小怪我を抱えていますので、それぞれのできる範囲での1週間でした。
チームスタッフ・トレーナー陣やパートナーのむげん整骨院様や八田スポーツカイロプラクティック様などの
お陰で本当に助かっています。ただ、『調整期間』というより『成長期間』という認識でしたので、練習はしました。
我々はまだ「調整」とか「修正」とか言ってられるレベルのチームではありません。
貪欲に「成長」を求めなければなりません。 しかもまだシーズン序盤です。
身体的にコンディションにはもちろん気をつけなければなりませんが、シーズン最後まで戦いぬく
メンタル・タフネスを養っていかなければ軟弱な集団になっていってしまいます。
私は選手1人1人にも、チームとしても、もっと”困難に立ち向かう力”を身につけてもらいたいと思っています。

キャプテン小川伸也選手の再手術が発表されました。全治6-8週間で、復帰が12月になりそうです。
開幕後6試合で平均8分の出場とこれまで順調な復帰ペースでしたが修正が必要になりそうです。チームへの影響は?


^チームへの影響は当然あります。
小川はプレー面ではまだ本来のパフォーマンスが100%戻ってきていませんでしたが、コートに立っているだけ
で大きな存在感、リーダーシップ、バスケットIQなどあらゆる面でチームの大きな支えです。
私を含めチーム全員からの信頼も抜群に厚いです。
彼はそういうバスケットが上手いとか以外でも特別な才能を持っている選手だと思います。
その小川の不在を補うことは容易ではありません。
しかし、チームが小川の不在を補うことにチャレンジしなければならないということは、逆に他の選手が大きく
成長する可能性もあります。
これも私を含めこれから1ヶ月間は「小川伸也」という大きな男にチャレンジできるチャンスと捉えるようにして
いきたいと思っています。 また、小川の怪我自体も実際はこれまでずっと詳しい原因が分からない痛みと
付き合っていたところがあり、今回の事でその原因も分かり、尚かつ大きな施術は必要なく膝をクリーニング
できましたので早い段階で色々と分かり本当に良かったと思っています。
全てが順調に進めば本当にこれまでよりも良い状態で戻ってきてくれるはずです。
小川にはあくまでも焦らないでもらいたいです。
先週まではまだまだリハビリの一環での出場という意味合いもありましたので、彼が慌てる必要は全くありません。
私は小川が今シーズンの終盤にベストの状態でコートに立って活躍してくれたら十分な貢献だし
そういう状態になると信じています。

西地区は各チーム6-8試合を消化して、レイクスは現在、5勝1敗の3位です。まだまだ序盤ですが、現在の
勝率、順位状況などは見込みどうりでしょうか?


ー見込み通りだったかどうかは難しいです。
当然試合には勝ちたいですが、今シーズンのレイクスは新しいHC、岡田・Holmは京都から、加納は福岡から、
Woodburyは昨シーズンはアメリカ、Parmerは信州から、Nixonは以前レイクスに在籍していたとはいえ浜松から、
ルーキーが3人、とそれぞれ経験はあってもまるで新規チームのようなラインナップです。
それまでレイクスに在籍していた選手の方が少ないのですから。
彼らに優れた能力があるので5勝1敗でいますが、1つ間違えればもっと負けていてもおかしくはありませんでした。

先日、クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームスがプレシーズンゲームでシカゴ・ブルズと試合をする前に
「ブルズは僕ら(キャブズ)よりずっと良いチーム。キャブズには(戦力は揃っていても)まだケミストリーが無いが、
ブルズは同じコーチと同じ主力選手が長く一緒にプレーしている」と語っていました。

**参照:NBA Japan 
http://www.nba.co.jp/nba/lジェイムズブルズは僕たちよりもずっと良いチーム/143sl52xbfa2l1qubbymvvqpxk)


我々も沖縄や京都、浜松のような状態ではなく、キャバリアーズと同じく発展途上であり、
我々はケミストリーや強く厳しく正しいチーム・カルチャーを構築している最中ですので、雑にならず1つ1つ丁寧に
取り組んでいくプロセスが重要だと思っています。

今週末の対戦相手の大分ヒートデビルズは現在2勝6敗の西地区9位ですが、どのようなチームと見ていますか?


ー大分も昨シーズンから外国籍選手が全員入れ替わりましたので、我々と近い状況にあると思います。
しかし清水選手、波多野選手などbjリーグを代表する素晴らしい日本人選手がいますし、外国籍選手も良い選手です。
これからどんどん良くなっていく象徴的なチームだと思っています。
現段階での西地区9位というのは全く当てになりませんし、考えない方が良いです。
我々はバイウィークで1週空きましたので、どうしてもゲーム感が鈍っている可能性があります。
ゲームの入りを相当注意しなければなりません。

これまで6試合にプラスアルファの要素を積み重ねた試合を期待しています。


ー際立って新しい戦術というよりも、現状のシステムの理解度と共通認識を高めクオリティーを上げることと、
スターティングメンバーだけではなく全選手の働きに期待しています。
『プラスアルファ』は簡単に手に入るほど甘いものではないと思いますので、選手全員が1%ずつ向上すればチームとして
13%向上したことになり、その積み重ねが結果として出てくるようになってもらいたいです。

東近江では2年ぶりの開催ですが、毎試合観戦に来場くださる熱心なブースターが多いです。 また、
今回、初めて観戦する地元市民も多い筈です。試合前のメッセージをお願いします。


ー両チームの現状を考えればこれまでにないエキサイティングな試合になることが予想されます。
是非試合会場でレイクスをお楽しみください。1週間空いたことで我々は早くゲームがしたくて爆発寸前です!
大きなご声援をよろしくお願い致します。

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今は『調整期間』ではなく『成長期間』。
ゲームの無い先週も貪欲に激しい練習をこなしてきたレイクス。

今週末対戦する大分ヒートデビルズはここ数年、西地区のダークホース。 レイクスは
2年連続、シーズン前半に手痛い連敗を喫して出鼻をくじかれている。
(2012-13シーズン近江八幡ホーム連敗、昨2013-14シーズン大分アウエイ連敗)

飛躍を誓う今シーズンの新生レイクスには、『成長期間』であっても前半戦から一つでも多くの
勝ち星が欲しいところ。 熱心なブースターが多い東近江での2年ぶりの開催で勝利を!
その勝利がチームの成長を促すことを期待して多くの皆様の来場応援を宜しくお願いします。




Posted by 滋賀レイクスターズ.at 2014年10月28日12:00
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