ホーム栃木戦レビュー&アウェー名古屋D戦プレビュー

滋賀レイクスターズ

2017年03月24日 20:07

 ホームでの栃木戦、両日ともにレイクス史上最多の来場者数となりました。「シュートが決まった後の歓声がすごくて気持ちよかったです。これだけのお客さんに来ていただいたので、なおさら勝ちたかったです」と試合後に狩野が感謝したように、強豪栃木に挑んだ選手たちの背中を力強く押してくれましたね。

――いつものホームアリーナ、ホームゲームの筈が、今回のホームは私たち自身も良い意味で圧倒された週末でした。

 超満員のホームでゲームできたことは心から幸せでしたし、それと同時に狩野と同じくとても悔しい連敗となってしまいました。

 負けはしましたが、特に2日目はエンターテイメント感、会場の雰囲気や一体感など、超満員のアリーナスポーツの醍醐味が詰まったゲームだったと思います。

 また、4000名を超えるご来場者とあの盛り上がりは、滋賀という土地のポテンシャルを大きく感じた週末だったとも思います。

 この週末を継続していくことには大きな可能性が満ちており、その先には滋賀や日本の全く新しいバスケットボールの文化と発展が待っており、それを皆さんと創り上げていく大きなチャンスが存在しています。

 チームはもっと価値のあるゲームを提供できるよう尽力し、チームと皆さんが1つになりこれからも今回の超満員のホームゲームを継続していかなければなりません。

 ご来場頂いた皆様、そしてご協力頂いた皆様と、奔走してくれたレイクス・フロントスタッフには心から感謝申し上げます。


 初戦は出だしから栃木のペースになってしまいました。「栃木相手に、わずかなチャンスを逃さないようにと気を張って、余裕がなかったかなと思います」と並里が振り返ったように、22本のターンオーバーで流れをつかめませんでした。

――リーグで最もフィジカルなチームの1つである栃木に対し、単純に我々はソフトだったと思います。

 多くのターンオーバーをしてしまいましたが、我々は何故ターンオーバーが出てしまったのか、また、どうしたらターンオーバーを減らし快適にオフェンスが行えるかも理解しています(もちろん、それで全てのターンオーバーが無くなるわけではありませんが、最低でも我々自身の考え方とは異なるミスは防げる可能性が高くなります)。

 また、栃木のフィジカルがずば抜けて強いこと、どういったシチュエーションで彼らのフィジカルが際立つのかも理解して、ゲームに臨みました。

 しかし、改めて『分かっている』ことと『実行できる』ことは別なのだと思い知らされたゲームでした。

 それが栃木ほどハイレベルのチームだと尚更です。

 タフな前半から、3Qは攻守共に良いプレーが多くなり、選手達は精神的にキツいゲームの中でよくファイトしてくれました。

 私としては、選手達が行動に移し、実行する手助けができず、とても反省すべきゲームでした。

 一方、二日目は前日の大敗を払拭する戦いぶりでした。序盤に先行し、追いつかれて迎えた3Qも一時は21点差まで突き放す力強さを見せました。50点差近い完敗から選手たちがよく立ち直ってくれました。

――これは本当に凄いことです。

 前日に圧倒的な差を見せられながら、2戦目の選手達のカムバックとファイトに対し、私は彼らを誇りに思わずにはいられません。

 2戦目は、ゲームの入りから我々もフィジカルにプレーしハッスルすることができましたし、栃木のディフェンスを理解して行動に移し、非常に良いチームショットを打つことができました。

 選手達は自分達自身の手で、栃木相手でも我々のディフェンスを機能させられること、自分達のコンセプト通りにディフェンスを動かしチームショットを打てること、自分達のバスケットで対等に戦えることを示してくれました。

 ただ、その大量リードを守りきれずに、80-82で非常に悔しい連敗となりました。フルコートプレスなど、栃木の圧力に押され、4Qに一気に34点を挙げられました。今季を振り返ると、5点差以内の接戦で1勝10敗と、競り負ける展開が続いています。シーズン終盤で一戦一戦の重要性が増す中で、競り合いをものにするメンタルタフネスが必要になりますね。

――3Qは狩野を中心に我々は良かったですが、良過ぎたことと、栃木が悪かったです。

 前日に50点差で大敗した相手に、10数分残して大きなリードを保っていられるなど甘い考えだと思っていました。

 その為、栃木の実力を考えると追い上げられることを頭に入れ、混乱が生じないよう準備が必要でした。

 4Qの最初の5分間は、安易なプレーを控えてボールを動かしてショットを打とうとしたことや、ラスト5分は栃木のシュートの確率の悪い場所でフリースローやシュートを打たせたことなど、チームは必要なプレーを目指してくれたと思います。

 しかし、栃木の圧力に耐えきることは非常に困難でした。

 過去の接戦は、それぞれ状況は異なりますので、答えは1つではありませんし、『こうしたら接戦は絶対に勝つ』というものがあれば誰もがゲームに勝つことができます。

 システム面やテクニカルな部分、優先順位などの考え方の改善も必要になりますが、メンタル面で言えば、我々は終盤はいっぱいいっぱいで、余裕が無い状況が多いかもしれません。

 いかに終盤に最も大きな集中力を発揮するか、気持ちよくプレーできるか、自信に満ち溢れた状態でクラッチタイムに入れるかなどが必要になってきます。

 交流戦も終わり、今週からは西地区との対戦、アウェーでの名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦です。チーム得点王のジャスティン・バーレル選手を欠く中、名古屋は2、3月はわずか計2勝と、チャンピオンシップ出場権のある西地区2位確保に向けて、必死です。今季当初、共に戦ったデイビッド・ウィーバー選手もおり、負けられない戦いです。

――我々は3月に入ってからは連敗してしまっていますので、何が何でも勝って帰って来なければならないアウェイゲームです。

 前回1月のゲームは敗戦となってしまいましたが、2月からステップアップしてきた我々の良いバスケットを継続して表現することが大切です。

 デイビッドは以前は苦楽を共にした仲間でしたが、現在は倒すべき対戦相手です。

 我々はデイビッドを最大限にリスペクトすべきであり、その上で彼に対し全力でチャレンジし戦います。

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☆アウェー名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦☆
3/25(土)14:00 TIPOFF、16(日)14:00 TIPOFF
愛知県体育館
https://www.lakestars.net/news/game_20170325_20170326.html

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