高松戦振り返り&アウェイ大阪戦に向けて

滋賀レイクスターズ

2015年02月19日 09:13

ホーム高松戦2連勝。おめでとうございます。 年始の1月10日、11日彦根での対奈良戦以来の連勝でした。

――ありがとうございます。チームは勝利を必要としていましたし、何よりホームゲームで皆様に連勝を届けることができホッとしています。 また、長い間高松でプレーした岡田も高松戦で活躍したことは素晴らしいです。

初戦の前半は24点のみ、15ターンオーバーという散々な内容で6点のビハインド。後半はこの日、32点とMVPの岡田選手の活躍もあり、3Qで逆転して何とか振り切りました。

――イージーなターンオーバーからゲームに入ってしまい悪い雰囲気を作り出してしまったことは大きな問題があり、気をつけていかなければなりません。また、前半で15ターンオーバーは我々のシュート本数が15回少なくなり、相手のオフェンスが15回増えることになったので我々はもっと真剣に考えるべきです。

しかし、『散々』というほどネガティブで悲観的な内容ばかりではありませんでした。15ターンオーバーを犯しても失点を30点に抑えていたということは、我々がディフェンスで我慢できていたということであり、ポジティブな要素でした。

1試合の3Pシュートの平均アテンプト数が15本とウエスタン・カンファレンスで最も少なく、2Pシュートの平均アテンプト数がウエスタン・カンファレンスで最も多い高松に、前半ですでに12本の悪い3Pシュートを打たせ(シューターには1本も打たせること無く)、良くない内容の中でも我慢できていた我々は、高松に全ての主導権を渡すこと無く、後半に向け修正点などクリアな内容のある前半だったと思います。

フラストレーションに負け『散々』とネガティブに終わらせるのか、『15TOでも30点に抑えている。では後半はどうするれば良くなるか』とどちらが勝利に必要か、です。結果的にもこのゲームを『73失点以内』というチームの目標通りの失点で終わらせることができました。

このゲームでは岡田が沢山のスコアをしてくれチームを助けてくれましたが、シュートの打ち方が良かったです。丁度この週にアトランタ・ホークス対ゴールデンステイト・ウォーリアーズの試合を観ましたが、カイル・コーバーやステファン・カリーの様な打ち方でした。久々に岡田のあの様な姿が見れてとても嬉しかったです。

翌日も前半終了時点では、40-39と接戦、前半は主導権を握れませんでした。前日と同じく3Qで突き放す展開に持ち込むことに成功しましたが、ハーフタイムには選手たちにどんな指示を出したのですか?

――主導権を握れませんでしたが、”大きく握られなかったこと” がもっと重要でした。待っていても主導権は握れません。主導権は我々の手で掴み取りに行かなければなりません。しかし、全てのゲームで主導権を握れていれば全勝しています。特に、今回の高松のような京都に勝って勢いに乗っているチームに対し、主導権を全て渡さなかったことが重要でしたし選手は素晴らしくよく頑張り、我慢してくれました。

そして我々は次節こそ、両日とも主導権を握る為に闘志を燃やさなければなりません。ハーフタイムには、主に菊池選手に対してのディフェンスの甘さと彼に仕事をさせないことを指示しました。前日の内容から我々は菊池選手を警戒してゲームに入ったはずでしたが、2Qに彼に高確率で8得点を許してしまいました。我々は高松のオフェンスのバランスを崩す必要がありました。

二戦目の試合後の会見では「小川のプレーが大きかった」と強調していましたが、この日7分だけの出場だった小川キャプテンのどういった部分がチームを助けましたか?

――プレーの面でレイクスに不足していたプレーを注入してくれ、賢くプレーしてくれました。チームのプレーをより円滑にし、コート上でリーダーシップを発揮してくれました。”賢く強いハートでプレーする” というシンプルで強力なことを表現してくれました。また、復帰したばかりの小川の現状でのウィークポイントを横江・加納・小林が影で献身的に消して歩いてくれたことも素晴らしかったです。

小川キャプテンは右膝を負傷して退場しましたが、手術を行ってきた古傷ではなく、今回は打撲ということで、今週は練習に通常参加しているのですね?

――打撲ですから普通に痛いとは思いますが、大丈夫ですし練習にも参加しています。ご心配をおかけしましたが、小川は元気に練習に取り組んでいます。

次節はアウェイで5位大阪との直接対決、1ゲーム差で追いかけてくるライバルとの負けられない戦いです。

――大切なことは受け身にならず、我々の方がチャレンジし、我々の方がハッスルすることです。この重要なゲームにチャレンジャーとしてファイトしなければなりません。

上位3チームが先週末にプレイオフ進出を決めるなど、徐々にプレイオフを視野に入れた戦いとなってきます。今後のチームに求めていきたい部分は?

――今回の高松戦前の1週間では、井上が厳しく危機感のある雰囲気をチームに作り出してくれていました。常に気合いの入った良い顔をしていました。結果的には井上はプレータイムはありませんでしたが、井上が作り出してくれた雰囲気が、間違いなく高松戦で大崩れすることがなく粘り強く連勝できた大きな要因でした。井上もプレーしたかったと思いますが、1分もプレータイムが無かったのに勝利に大きく貢献することは中々できることではありません。 本当に凄いことです。

また、先週の練習中には鈴木がムキになってファイトする姿が見られました。私はレイクスの選手は練習中ももっとムキになってファイトするべきだと思っていましたので、鈴木の姿は良い傾向だと思いました。 鈴木は試合当日土曜日の朝練でも、一番早くからとても集中して練習を始めていました。

井上も鈴木も自分を厳しく律し、チームに良い雰囲気と影響を与えてくれました。チームには様々なルール・規律があります。プレーの面でも同様で、オフェンスでもディフェンスでも沢山の約束事や時には制約もあります。我々はそれらを厳しく徹底し、追求していかなければなりません。井上や鈴木のように、全員があらゆる分野でチームに貢献し、徹底してエクスキューションできる厳しい雰囲気を求めていきたいです。

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高松戦は2戦ともタフな接戦の中で、勝利を2つ掴み取ったレイクス。岡田選手の32得点、小川キャプテンの久々の貢献など、目立った見どころ以外にも、ステップアップにつながる収穫があったようだ。

今週末は西地区4位レイクスと1ゲーム差で5位の大阪エヴェッサ。 前回、シーズン序盤のホーム対戦(10月18日、19日@県立)では1勝1敗と星を分けており、今回も激戦必至!前回対戦で滋賀のマイナス2点となっている得失点差にも注目だ。

大阪守口市民体育館、21日(土)PM6:00 、22日(日)14:00 TIP OFF! 大阪守口に滋賀から熱いエールを!